夏号の特集「男だからこそ美しい 洗練ゴールドの名品時計」では、日常のシーンを鮮やかに彩る名品時計の着こなしスタイルを披露した。ここでは、掲載された7本のゴールド時計の詳細を徹底レポート。第1回は、パテック フィリップの『年次カレンダー Ref.5396』だ。

雑誌メンズプレシャス夏号で紹介した名品時計の詳細をレポート!

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ソリッドなグレースーツを纏った紳士の腕元で、控えめに主張するパテック フィリップのローズゴールド製ウォッチ『年次カレンダー Ref.5396』。その佇まいは、実に洗練されていて美しい。メンズプレシャス夏号P38-39より

永世名品『カラトラバ』の血統を継ぐ、気高くも使いやすいコンプリケーション

パテック フィリップ『年次カレンダー Ref.5396』●自動巻き ●ローズゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/38.5mm ¥5,810,000 ※税抜価格
パテック フィリップ『年次カレンダー Ref.5396』●自動巻き ●ローズゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/38.5mm ¥5,810,000 ※税抜価格

「名品」と謳われる時計のなかでも、絶対的存在であり続けるパテック フィリップの『カラトラバ』。1932年に初めて発表された『Ref.96』のDNAを継承するモデルは、そのリファレンス番号「96」が下2桁に授けられ、時計好きの敬愛と憧憬の的となる。

その血統を継ぎながら、年次カレンダーという複雑機構を搭載することによって、また新たな表情を宿すのがこの『年次カレンダー Ref.5396』だ。

月末の30日、31日は自動的に、1年に1度、3月1日に日付調整すればいい「年次カレンダー」は、パテック フィリップが約4年以上の歳月を費やし1996年に特許を取得した複雑機構。「永久カレンダー」より手に入れやすく、実用性の高い現代的なコンプリケーションの代表格だ。

『年次カレンダー Ref.5396』のファーストモデルの発表は2006年。2017年にリニュアールを果たし、現在のダイヤルデザインに至った。

その最大の魅力はやはり、『カラトラバ』の正統を受け継ぐ、そのシンプルな美しさだろう。

12時位置のロゴの下に曜日と月を表示する小窓、6時位置にはムーンフェイズを擁する24時間計と日付表示を配し、端正なシンメトリーを描く。

豪華なバゲットカット・ダイヤモンドのインデックスを、ブルー・ソレイユの文字盤に極めて美しくレイアウト

ケース側面に備わる調整ボタン。10時位置で曜日、2時位置で月、4時位置で日付、8時位置でムーンフェイズの調整が可能となっている。

艶やかなローズゴールドのケース、そしてインデックスにセッティングされたバゲットカット・ダイヤモンド(計0.26ct)。それらはおそらく、大多数の男性にとっては華美すぎてハードルが高い存在だろう。しかし、本来「派手」なそれらの要素を、極めてシンプルなデザインと洒脱なブルー・ソレイユ文字盤によって知的で上品なイメージへと昇華させている点は、名門パテック フィリップの面目躍如といえよう。

日付や時間を確認するために、そっと視線を手元に落とす、日常の何気ない瞬間。『年次カレンダー Ref.5396』は静かに主張しながら気持ちを高めてくれる、至高のパートナー・ウォッチとなるに違いない。

問い合わせ先

パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター

TEL:03-3255-8109


<出典>
MEN'S Precious2020年夏号「新しい時代に!男の人生を決める『名品ウォッチ』」
【内容紹介】男の人生を決める「名品ウォッチ」/真夏のラグジュアリー名品/ラグジュアリー・ボートへようこそ/名車と名品小物の美しき相関関係/大人の美容塾スタート!
2020年8月6日発売 ¥1,230(税込)

メンズプレシャス夏号8月6日発売!「新しい時代のスタイル」を身につけよう!

この記事の執筆者
東京都出身。本格時計のムックの編集、執筆を手掛けたことをきっかけに機械式時計の魅力に開眼。日本の女性誌において、機械式時計の魅力を啓蒙した第一人者として知られる一方で、男性誌や専門誌にも数多く寄稿。メンズウォッチを語れる稀有な女性ジャーナリストとして多方面で活躍中。スイスの時計フェアの取材歴は20年と、業界屈指のキャリアを誇る。
PHOTO :
水田 学(NOSTY)
STYLIST :
菊池陽之介
HAIR MAKE :
KUBOKI(Three PEACE)
MODEL :
Dylan VT