ラグジュアリーマガジン『Precious(プレシャス)』6月号156ページ~で掲載したファッション企画「最旬『サファリ・スタイル』でかっこいい大人に!」 と連動した、Precious.jpオリジナル記事のまとめです。

シックな配色が特徴的なサファリスタイルは、秋のはじめにもぴったり。この記事では、大人に似合うサファリスタイルを厳選し、5つの着こなし実例をご紹介します。

大人に似合う洗練「サファリスタイル」5選

■1:カーキのとろみシャツ×黒パンツで、モダンな感性が光るハンサムな着こなしに

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カーキ×黒のハンサムなパンツスタイルに、美シルエットのサンダルでアクセントを。

シンプルな着こなしこそ、色使いにこだわっていきたいもの。 ハンサムテイスト好きな大人におすすめなのが、カーキのスキッパーシャツでつくる辛口なスタイルです。

旬のオーバーシルエット&落ち感のきれいなスキッパーシャツは、さらりとまとうだけで、こなれ感が楽しめる優れもの。トップスのゆったりとしたフォルムと対比させるように、ボトムは黒のストレートパンツで引き締めるのが正解です。

スキッパーシャツの襟元にはサングラスでアクセントを。胸元のVカットが強調されて、顔立ちをすっきりと見せてくれます。カーキ×黒のビターな配色の仕上げに、発色の美しいカラーブロックのサンダルでチャーミングな味付けを楽しみましょう。

【コーディネートの詳細記事はこちら】カーキのとろみシャツ×黒パンツでハンサムに!6つのアイテムで作れるシンプルな「サファリ」コーデ

■2:サファリジャケットと繊細なレーススカートで、理想の甘辛バランスが完成

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サファリジャケットとレーススカートを中心に、カーキ×ネイビー×グレーの厳選された3色で完成させて。

おしゃれな着こなしを目指す上で欠かせないのが、ハンサムなアイテムとフェミニンなアイテムをMIXさせるバランス感。ふたつのエッセンスを上手に織り交ぜることで、センスがぐっと磨かれます。

ハンサムなテイストとして選んだのが、カーキのサファリジャケット。ボタンを隠した比翼仕立てですっきり見えるのが特徴です。そして、フェミニンなテイストとして、ネイビーのレーススカートを合わせましょう。

辛口なカーキのサファリジャケットがレーススカートの甘さを中和させ、品のよい着こなしが楽しめます。すっきりと洗練された印象を貫くためには、小物合わせも重要です。バッグとヒール靴はシックなグレーで統一すれば、好感度の高い上品なスタイルができあがります。

【コーディネートの詳細記事はこちら】サファリジャケットにレーススカートを合わせると、理想的な「甘くて辛い」コーディネートに!

■3:こっくりしたカーキのシャツワンピースで、シックにまとめて

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上品なカーキのシャツワンピースに、スタッズ付きのバッグやジュート素材のミュールで旬のエッセンスを添えて。

好感度の高いシャツワンピースは一枚まとうだけで、きちんとした印象がかなう優秀なアイテムです。今季新調するならば、こっくりした深みのあるカーキを選んでみましょう。

大人になるにつれて、黒や白の着こなしはコントラストが強すぎてしっくりこなかったり、ネイビーだと真面目な印象になりすぎてしまうなど、似合う色が変わってくるもの。

そこで、トライすべきは、肌なじみよく、こなれた印象を授けてくれるカーキ。ブラウンがかった深みのある色を選べば、ほっそりとした印象もかないます。

ゴールドボタンがさりげなく輝く、カーキのシャツワンピースは、ベルトをキュッと締めて女性らしい雰囲気を楽しみましょう。小物使いは単調にならないように、ソリッドなシルバーのジュエリーやスタッズ使いのバッグでキレ味をプラスするのが正解です。

【コーディネートの詳細記事はこちら】ヴィクトリア・ベッカムも愛用!「カーキのシャツワンピース」1枚あればできる都会的な「サファリ」コーデ

■4:濃淡ベージュと旬アイテムでつくる「フェミニン・サファリ」

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濃淡ベージュでまとめたまろやかな色合いが、上品な印象へと導く。

濃淡ベージュを重ねて、女性らしい「サファリ・スタイル」を目指しましょう。優しげな印象を引き立てる、サテンのギャザーワンピースはこっくりとしたベージュを選べば、シーンを選ばず活用できます。

都会で楽しむときには、ベルトマークしてワンピーススタイルにメリハリをプラス。そして、トレンド感を授けるノースリーブジャケットを重ねて、キレ味のいいスタイリングを楽しみましょう。

ノースリーブジャケットは、テーラードのきちんと感とジレのモード感を両立させた今季イチ推しのアイテム。シンプルなワンピースと相性がよく、おしゃれ上級者の印象をもたらしてくれます。

ラフィアを用いたバッグやウッドのバングル、風合い豊かなサンダルなど、ナチュラルな小物を散りばめて、夏にふさわしい濃淡ベージュワードローブを完成させましょう。

【コーディネートの詳細記事はこちら】ギャザーワンピ×ノースリジャケットで女らしく!6つのアイテムで作れるフェミニンな「サファリ」コーデ

■5:「ワントーン・サファリ」でイタリアマダムのようなリッチ感のあるスタイルに

小物まで徹底してベージュの濃淡を重ねることで、上品なオーラが輝き出す。

繊細なベージュを重ねた着こなしは、上品で洗練された印象がかないます。今回は、ベーシックなワードローブを愛する女性におすすめの、爽やかなベージュでまとめた「上級サファリ」をレッスンしましょう。

トレンドのアイテムとして注目を集める、コットン素材のケープを主役に、リッチ感のある着こなしに。ベージュのケープはダブルボタンのあしらいがハンサムな印象へと導きます。ちらりとのぞく裏地のキャメルカラーは装いを引き締める役割も。

ベージュのパンツで全身をワントーンでまとめたら、インナーだけはクリーンな白をきかせて。顔周りに白を加えることで、くすみがちな印象をすっきりと見せ、肌が明るく映えます。

リネン素材を用いたバッグ&靴でそろえて、テクスチャーにコントラストをつけると、ベージュのワントーンに立体感が生まれます。

【コーディネートの詳細記事はこちら】ベージュのグラデーションが決め手!6つのアイテムでつくるリッチな「ワントーン・サファリ」


以上、大人女性にぴったりな洗練サファリスタイル5つをご紹介しました。

ベーシックなスタイルに変化をつけたい…、そんな気分を後押ししてくれる、「サファリ」のアイテムを活用するテクニックは、フェミニン派にも有効です。

この記事の執筆者
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PHOTO :
小林美菜子
STYLIST :
望月律子(KIND)
EDIT&WRITING :
川口夏希(NTK CREATIONS)