パンツを吊るすためのアイテムといえばサスペンダーであるが、近年では、ベルトレスパンツの人気などもありその活躍の場は失われつつある。スーツやタキシードなど限定されたシーンだけのアイテムかと思いきや、実はカジュアルにも使いこなせるデザインを多くラインナップしている。英国紳士御用達として有名なアルバート サーストンもそのひとつ。ここでは老舗ブランドが提案するサスペンダーの魅力を紹介する。

アルバート サーストンらしからぬ無骨な顔つきでイメージを一新!

カジュアルコーデに映える、アルバート サーストンのサスペンダー

サスペンダー各¥14,000(藤川貿易〈アルバート サーストン〉)
サスペンダー各¥14,000(藤川貿易〈アルバート サーストン〉)

定番の型であるY字のサスペンダー。オリーブ色やヘリンボーン柄に3.5cm幅のストラップが男らしい印象を与える。サスペンダーの先端にはレザータブがついたボタン式の6点留めタイプで、しっかりとパンツを吊るす機能性だけでなく、クラシカルな装いを楽しむことができる。ドレススタイルのハズしとして使うのも良いが、こんな顔つきならカジュアルなパンツと合わせてファッション性を楽しみたい。

パンツにサスペンダー用のボタンがなくても、これさえあれば解決!

ボタンセット各¥6,500(藤川貿易〈アルバート サーストン〉)
ボタンセット各¥6,500(藤川貿易〈アルバート サーストン〉)

ボタン式のサスペンダーは、そもそも穿くパンツに専用のボタンがついている必要があるが、都合よくいかないものである。そこで、出番なのがこちらのクリップ式ボタン。使い方は簡単で、パンツのウエストにこのボタンをクリップのように挟むだけ。あとはサスペンダーを装着すれば、どんなパンツでもサスペンダーコーディネートを楽しめる。

オリーブカラーのサスペンダーなら、チノパンとの合わせが好相性!

サスペンダー¥14,000(藤川貿易〈アルバート サーストン〉)、ニット¥35,000(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、パンツ¥33,000(にしのや〈ニート〉)、スニーカー¥28,000(ニューバランス ジャパンお客様相談室)
サスペンダー¥14,000(藤川貿易〈アルバート サーストン〉)、ニット¥35,000(リーミルズ エージェンシー〈ジョン スメドレー〉)、パンツ¥33,000(にしのや〈ニート〉)、スニーカー¥28,000(ニューバランス ジャパンお客様相談室)

サスペンダーボタンが付属しているパンツなら、そのままパンツ内側に留めてサスペンダースタイルを楽しめる。ミリタリーなオリーブカラーのサスペンダーは、やはりチノパンが好相性。男臭いスタイルは残しつつも、ハイゲージのニットをインして着用し、上品なイメージを加えることでキレイめな着こなしを。

ヘリンボーンのサスペンダーなら、ミリタリーパンツに合わせて男らしさを演出!

サスペンダー¥14,000・ボタン¥6,500(藤川貿易〈アルバート サーストン〉)、シャツ¥23,000(メイデン・カンパニー〈インディビジュアライズド シャツ〉)、パンツ¥33,000・キャップ¥11,000(エスディーアイ〈イーストハーバーサープラス〉)、スカーフ¥13,800(真下商事〈ヴィンセンツォ ミオッツァ〉)、靴¥98,000(ウィリー〈フラテッリ ジャコメッティ〉)

ミリタリーパンツに合わせるならヘリンボーン柄がおすすめ。白シャツでシンプルに着こなせば、サスペンダーのヘリンボーンの柄が引き立つだけでなく、英国紳士的なムードで軍パンの無骨さを程よく中和させてくれる。さりげなくサスペンダーとキャップで柄を合わせて、密かな自分だけの楽しみを味わいたい。

出番が少ないサスペンダーもカジュアルアイテムとしてなら日常でも取り入れやすい。こちらで紹介したコーディネートのように取り入れてもいいし、Tシャツにデニムといった組み合わせでももちろんありだ。スタイルを格上げするならサスペンダーは積極的に取り入れるべき!

※価格はすべて税抜きです。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
河又雅俊
EDIT&WRITING :
河又雅俊