BMWの3、5、7の各シリーズは、ヒエラルキーとは無縁のクルマの選び方を教えてくれる。それはライフスタイルに合わせたボディサイズのバリエーションであり、それでいてスタイリングや乗り味に個性が感じられる。だから、一番しっくりくるシリーズを選べば、車格のコンプレックスなど感じることなく長く乗れる。アッパーミドルクラスの5シリーズは、欧州ではスタンダードといえるサイズ感。この秋から新しくなり、アグレシッブな印象が増した。スーツが似合い、走りも楽しめる、とても魅力的なモデルだ。

先進装備のオンパレード

ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載。
ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載。
M Sportはアダプティブ・サスペンションとインテグレーテッド・アクティブ・ステアリングを標準装備。
M Sportはアダプティブ・サスペンションとインテグレーテッド・アクティブ・ステアリングを標準装備。

セダンには紳士のスーツに通じる、オーセンティックなセンスのよさがある。独特のエレガントさとスポーティさのブレンドは、セダンでないとむずかしいともいえる。なかでも、アッパーミドルクラスのセダンとして屈指の存在感を誇るのが、BMWのベストセラー「5シリーズ」。さきごろモデルチェンジして、日本発売された。

2020年9月28日に発売された新型5シリーズは、ハイテクで武装している。高性能3眼カメラおよびレーダーを持つ最先端の運転支援システム、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能、iPhoneを使ってのドアロック解除と施錠、およびエンジン始動を可能としたシステムと、先進装備のオンパレードだ。

2975ミリと長いホイールベースの上に載った、全長4975ミリ、全幅1870ミリ、全高1480ミリのボディは、サイズばかりでなく、見た目の雰囲気も重厚感がある。それに独特の形状をしたヘッドランプと立体的な造型のキドニーグリルが組み合わされて、印象的にはアグレッシブである。

電気モーターだけで最大54km走るモデルも

ツーリング、セダンともに、ホイールベースは2975ミリもある。
ツーリング、セダンともに、ホイールベースは2975ミリもある。
最新のBMWのアーキテクチャーが採用されたダッシュボード。
最新のBMWのアーキテクチャーが採用されたダッシュボード。

同時にステーションワゴンであるツーリングも設定された(1500ミリの全高いがいはセダンと同等)。欧州ではBMWのラインナップでもっとも売れてきた5シリーズだけに、セダンとツーリングともに、機能と装備と動力性能、すべてにわたって、現代のBMWらしさが凝縮しているという。

パワープラントは、ガソリン、ディーゼル、プラグイン・ハイブリッドの3種類。日本ではベースモデルが、135kWの最高出力と290Nmの最大トルクをもつ2リッター4気筒の「523i」である(後輪駆動)。セダンのみの設定だ(678万円〜)。

セダンとツーリングに共通するのは、140kWと400Nmの2リッター4気筒ディーゼルの「523d」。xDrive(エックスドライブ)という全輪駆動との組合せである。セダンが711万円から、ツーリングが749万円からだ。

そのうえには185kWと350Nmの2リッターガソリンエンジンの「530i」(セダンのみの設定で844万円)と、250kWと450Nmの3リッター直列6気筒ガソリンの「540i」(同1104万円、ツーリングで907万円)が位置する。

さらに、セダンには、2リッターガソリンユニットに電気モーターで、システムトータル出力215kW、同最大トルク420Nmのプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた「530e」(815万円〜)が用意される。フル充電のばあい、電気モーターだけで54キロ走るモデルだ。

大きくなったとはいえ、走る姿はエレガントでスポーティなのが特徴だ。
大きくなったとはいえ、走る姿はエレガントでスポーティなのが特徴だ。

問い合わせ先

BMW

TEL:0120-269-437

この記事の執筆者
自動車誌やグルメ誌の編集長経験をもつフリーランス。守備範囲はほかにもホテル、旅、プロダクト全般、インタビューなど。ライフスタイル誌やウェブメディアなどで活躍中。
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