20世紀初頭に思いを馳せる“歴史的飛行船”がモチーフ
クオリティ第一主義を掲げる「ツェッペリン」は、1987年にドイツ・ミュンヘンで創業した独立系時計メーカー、ポインテック社がスタートアップしたウォッチブランドだ。1900年、ドイツが誇る“ツェッペリン飛行船”開発を担ったフェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵が築き上げた大いなる航空史と飛行船をモチーフに、“MADE IN GERMANY”を受け継ぐ、現代技術を取り入れたエレガントでクラッシックな腕時計をつくり続けている。
ツェッペリンの代表作が、飛行船の機体をイメージして設計され、ケース、ドームガラス、ボンベダイヤルなど、柔らかなアーチを描く丸みを帯びたフォルムが特徴の、飛行船ツェッペリン号100周年記念シリーズ「クロノメーター シュテルンヴァルテグラスヒュッテ 7620-1」である。ドイツのグラスヒュッテ天文台の厳格な精度テストをクリアした「クロノメーター」で、世界的なフラッグシップモデルとして、時計愛好家に長く愛され続けているロングセラーとなった傑作として知られている。
この「100周年記念シリーズ 日本限定クロノグラフ」を日本向けにアレンジしたのが、ノスタルジックな「クロノグラフアラーム」をベースにリデザインし、2020年の3月に発表された「100周年記念シリーズ」だ。「ラグジュアリーと肩を並べるドイツ時計」としてハイクォリティと、コストパフォーマンスが話題となり、瞬く間にベストセラーウォッチとなった。
100周年記念モデルをリデザインした日本限定バージョン「100周年記念シリーズ 日本限定クロノグラフ グリーン7686-4」
今回発売された「100周年記念シリーズ日本限定クロノグラフ グリーン」は、その最新作であり、タキメーター、テレメーターのスケールやフォルムなど、ベースのデザインはそのままに、深みのあるグリーンダイヤルを採用し、グレーのサブダイヤルが腕時計のデザインを引き締めるアップデイトデザイン。
シンプルでありながら艶感のあるダークブラウンのスムースカーフレザーベルトが、腕に気品とドレッシーな色気をもたらせてくれる。アンダー5万円の、時代にマッチしたプライスも魅力になっている。ジャケパンスタイルやオフィスカジュアル、休日のキレイめなコーディネートにも合わせやすく、1本あれば多彩なシーンで活躍する。
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- 安藤政弘 ライター