20世紀初頭に思いを馳せる“歴史的飛行船”がモチーフ

クオリティ第一主義を掲げる「ツェッペリン」は、1987年にドイツ・ミュンヘンで創業した独立系時計メーカー、ポインテック社がスタートアップしたウォッチブランドだ。1900年、ドイツが誇る“ツェッペリン飛行船”開発を担ったフェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵が築き上げた大いなる航空史と飛行船をモチーフに、“MADE IN GERMANY”を受け継ぐ、現代技術を取り入れたエレガントでクラッシックな腕時計をつくり続けている。

1900年に開発されたツェッペリン飛行船。初号機となる「LZ1」にはじまり、1929年にはグラーフ ツェッペリン号(LZ127)が世界一周の偉業を達成した。当時世界一ラグジュアリーな空の旅と称され“旅の芸術”として人々の心を魅了した。
1900年に開発されたツェッペリン飛行船。初号機となる「LZ1」にはじまり、1929年にはグラーフ ツェッペリン号(LZ127)が世界一周の偉業を達成した。当時世界一ラグジュアリーな空の旅と称され“旅の芸術”として人々の心を魅了した。

ツェッペリンの代表作が、飛行船の機体をイメージして設計され、ケース、ドームガラス、ボンベダイヤルなど、柔らかなアーチを描く丸みを帯びたフォルムが特徴の、飛行船ツェッペリン号100周年記念シリーズ「クロノメーター シュテルンヴァルテグラスヒュッテ 7620-1」である。ドイツのグラスヒュッテ天文台の厳格な精度テストをクリアした「クロノメーター」で、世界的なフラッグシップモデルとして、時計愛好家に長く愛され続けているロングセラーとなった傑作として知られている。

ツェッペリン号を開発したフェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵。航空史上最も有名な先駆者の一人として知られ、「ツェッペリン」ブランドの時計作りの礎ともなっている。
ツェッペリン号を開発したフェルディナンド・フォン・ツェッペリン伯爵。航空史上最も有名な先駆者の一人として知られ、「ツェッペリン」ブランドの時計作りの礎ともなっている。

この「100周年記念シリーズ 日本限定クロノグラフ」を日本向けにアレンジしたのが、ノスタルジックな「クロノグラフアラーム」をベースにリデザインし、2020年の3月に発表された「100周年記念シリーズ」だ。「ラグジュアリーと肩を並べるドイツ時計」としてハイクォリティと、コストパフォーマンスが話題となり、瞬く間にベストセラーウォッチとなった。

12時間計クロノグラフ(経過時間計測)、タキメーター(速度計測)、テレメーター(距離計測)を搭載したクラシカルな風貌。やわらかいカーフレザーストラップとのコンビネーションで、ラグジュアリーな雰囲気をただよわせる。

 100周年記念モデルをリデザインした日本限定バージョン「100周年記念シリーズ 日本限定クロノグラフ グリーン7686-4」

SPEC●ケース径:42㎜●ムーブメント:クオーツ●防水:5気圧●ケース素材:ステンレススチール。¥45,000
「100周年記念シリーズ日本限定クロノグラフ グリーン」SPEC●ケース径:42mm ●ムーブメント:クオーツ ●防水:5気圧●ケース素材:ステンレススチール ¥45,000(税抜)

今回発売された「100周年記念シリーズ日本限定クロノグラフ グリーン」は、その最新作であり、タキメーター、テレメーターのスケールやフォルムなど、ベースのデザインはそのままに、深みのあるグリーンダイヤルを採用し、グレーのサブダイヤルが腕時計のデザインを引き締めるアップデイトデザイン。

シンプルでありながら艶感のあるダークブラウンのスムースカーフレザーベルトが、腕に気品とドレッシーな色気をもたらせてくれる。アンダー5万円の、時代にマッチしたプライスも魅力になっている。ジャケパンスタイルやオフィスカジュアル、休日のキレイめなコーディネートにも合わせやすく、1本あれば多彩なシーンで活躍する。

問い合わせ先

ウエニ貿易

TEL:03-5815-3277

この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。
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