年齢を重ねるごとに増えていく肌の悩み。それをメイクでカバーしようとしても、やればやるほど厚化粧になってかえって老けて見えるし、かといって若いころと同じメイクを続けるのもなんかしっくりこない…。そんなジレンマに陥っていませんか?

年齢とともに肌も日々変化していきます。それが顕著に表れ始めるのが30代後半くらいからといわれていて、今までと同じメイクに違和感を覚えるのはそのため。若い人には若い人の、大人には大人に見合ったメイク法があり、年齢に応じてメイクの仕方も変えていく必要があるのです。

前回に引き続き、今回もメイクアップアーティストの岡野さんに、大人のアンチエイジングメイク術について教えていただきました。

目尻のライン&ナチュラル系アイシャドウで大人の疲れ目が元気に!

アイメイクでアンチエイジング
アイメイクでアンチエイジング

目元は年齢が特に出やすい部分。目の骨格は人によって違うためアイメイクの仕方もさまざまですが、そのなかでも大人メイクで抑えておきたいポイントは主にふたつあります。

■1:目尻の際にアイラインを入れて、目幅を広げる

ポイント1:目尻のアイライン
ポイント1:目尻のアイライン

まずは目の骨格に合わせてフレームをきちんとつくりましょう。歳をとると目尻が下がってくるので、アイラインを引くときは目尻の際に少し上昇気味に線を引き、目幅を少し広げます。それだけで目元が引き締まり、印象的な眼差しへ。顔全体の印象の若々しさもアップします。

■2:肌の色に近いベージュ系のアイシャドウで骨格と肌を整える

まぶたが重くなりがちな大人の目元に、濃い色やカラフルなアイシャドウを塗り重ねると、たちまち昔っぽいメイクになってしまいます。大人の女性が選ぶべきなのは、ピンクベージュやブラウンなど、できるだけ肌に近いナチュラルな色。まぶたの骨格を整えて、肌のくすみをカバーしてくれます。

「おすすめはクリームタイプのアイシャドウです。これひとつでも十分ですが、まずこれを薄く塗ってから、ほかの色味を重ねると、質感がグラデーションになって立体感が生まれるので、まぶたが痩せ細りがちな大人の目元を若々しく見せてくれる効果がありますよ」(岡野さん)

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大人のベースメイクTIPS、いかがでしたか? アイメイクは簡単・劇的に顔全体の印象を変えるチャンス。今のメイクに違和感のある人、目元が疲れて見える人は、今すぐ試してみましょう!

PROFILE
岡野瑞恵(おかの たまえ)さん
ヘア&メイクアップアーティスト。1969年生まれ。大手化粧品メーカーでのヘア&メイクを経て、2006年よりフリーとして活動。数多くの女優、タレントから指名を受け、雑誌・広告・TVなど多方面で活躍する。シンプル&ベーシックを基調とした大人の女性を輝かせるメイクテクニックが支持を集めている。

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この記事の執筆者
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WRITING :
廣瀬真理子
EDIT :
渋谷香菜子