マスク着用が日常の顔になり、メイクはマスクで隠せない目元だけ。すっかり口元への意識が薄れ、手もちの口紅でオンライン会議に臨む日々…。
ところが使いなれた美しいベージュ系ほど画面越しだと血色感のない疲れ顔に映り、表情まで暗くします。これでは残念な仕事顔。画面映えを狙うなら「なじむ色より鮮度の高い強めの色」。数多くそろう新色から賢者が選び出しました。
今回は、ビューティ ディレクター・松澤章子さんがおすすめする、エルメスの「ルージュ エルメス ルージュ ア レーヴル サティネ 45」です。
口紅を塗る姿まで美しく。自信を与えるくすまない、エルメスの本命ピンクベージュリップ
人に会うときはマスクで口元を覆うという習慣が身につき、大切なことを忘れてしまいそうでした。口紅をつけるのはだれかのためにではなく、自分の心に化粧するために必要なのだ、ということを。
気持ちを鼓舞し、自信をもつために。好きな色をまとう高揚感、そして口紅をつける優雅なしぐさもまた、女性として美しくあることの喜びや幸福感を思い出させてくれるということを。
『ルージュ・エルメス』はそのために生まれ、存在する口紅。モダンアートのようなルックスに、上等なレザーを思わせるスムーズな塗り心地、どの色を選んでもあか抜けた印象に見せてくれるのがさすがです。
迷いつつも、今のための一本を選ぶなら、限定色のローズ・オンブレが推し。肌色になじみながらも、不思議なくらいに肌が澄んで晴れやかに見えるクールなピンクベージュ。
程よい艶がリモート画面でも浮かず、上品で知的な大人顔を映し出してくれる最高の演出家です。
濁らない透明感の高さ! 顔立ちまでセンスよく美映える。エルメス「ルージュ エルメス ルージュ ア レーヴル サティネ 45」
今期、3色のパッケージが登場し、3色の限定色がそろう。キャップを外したローズ・オンブレは最も注目したい色。一見なじみ色に見えますが唇に塗ると、ふっくらとした立体感が蘇り、想像以上に美しい仕上がり。
\エルメス「ルージュ エルメス ルージュ ア レーヴル サティネ 45」の使用感/
【色とテクスチャー】
唇の上を心地よく滑るクリーミィなテクスチャーがピタッと密着。明度が落ちることなく鮮明な色を持続。やわらかな艶でシワも抹消。
【カラー展開】
限定色。全3色
【賢者の発見】
ベージュ系は顔が暗く見える、という大人のジンクスを見事に払拭。赤みを絶妙に加えることで、エレガントな色彩を実現。
いかがでしたでしょうか? 次回は、ビューティ エディター・長田和歌子さんがおすすめする「SUQQU」のベリーリップをご紹介します。お楽しみに!
※掲載した商品は税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- 松澤章子さん ビューティディレクター
- BY :
- 『Precious11月号』小学館、2020年
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
- EDIT&WRITING :
- 五十嵐享子(Precious)