新しい時代へと価値観が変化しつつある今、創刊以来ラグジュアリーを追求しつづけてきた『Precious』が、3人のスタイリストとともに、「贅沢」の意味を改めて考えました。最新『Precious』12月号の大特集で、その答えを展開中です。
その特集内、スタイリスト・犬走比佐乃さんは、「エレガントを極めるには、ていねいなおしゃれが必要。「贅沢」の美学こそ、細部に宿ります!」と語って下さいました。
かのココ・シャネルは、「ラグジュアリーなものは、裏も表も同様に美しい」という格言を残しています。目に見えない部分、ディテールのひとつひとつにこだわることこそが真のエレガンスであることは、今も昔も変わらないおしゃれの真理なのです。
マダム犬走が考える、ていねいに服を身につけること、細部にまで気を配ることでしか到達しないエレガンスの極意とは!? この記事では、マダム犬走の提言をご紹介します。
提唱:大人の美脚は「ストッキング抜き」では語れない
年齢とともに、ボディの輪郭が曖昧になっていく40代以上の世代。「貫禄」という印象に傾かず、スカートスタイルをシャープに見せるためには、足元の緊張感が必要不可欠。
そのため、私自身は「タイトスカートにはストッキング」を鉄則にしています。特にツイードなどの表情のあるスカートに美しいヒールパンプスを合わせたときは、なおさらです。
透明感のあるストッキングをはくことで、肌のくすみや毛穴が目立たなくなり、陰影が生まれ、素足よりもずっと脚は美しく見えるのです。
今回はシナモン色のネットタイプで、晩秋の気分を表現。美しいヴェールをまとった足元で、ゴージャスな佇いが完成します。
○ストッキングは(上記の画像)…表情豊かなスカートと赤みを帯びた茶系パンプスの間をつなぐストッキングは、シナモンカラーのネットタイプをチョイス。ヌードストッキングよりも寒々しくなく、タイツよりもエレガント。冬に向かってタイツを選ぶ場合も、シアー感を大切に。「パンプス+スカート」の足元には、「20デニールまで」を目安に。
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- PHOTO :
- 石倉和夫
- STYLIST :
- 犬走比佐乃
- HAIR MAKE :
- hiro TSUKUI(Perle)、三澤公幸(3rd)
- MODEL :
- 細谷理紗
- COOPERATION :
- BACKGROUNDS FACTORY
- WRITING :
- 河西真紀
- EDIT&WRITING :
- 竹市莉子(HATSU)、喜多容子(Precious)