100年にわたってパリで愛され続ける老舗ビストロのエスプリを受け継ぎ、2005年表参道にオープンした、フランス料理界の巨匠アラン・デュカス氏のレストラン「ブノワ」。

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まるで宮殿のようなエレガントな空間が広がる「ブノワ」

ロマンチックな雰囲気のなか、おいしい料理がいただけるとあって、クリスマスディナーの予約は毎年すぐ埋まってしまいますが、今年はなんと「テイクアウト クリスマスディナー」が12月23日(水)から26日(土)の期間限定で登場。

お料理は真空パックになっているため、持ち帰ったら温めて盛りつけるだけでOK! 手間いらず・失敗知らずで、準備完了できるのもうれしいところです。

今回特別に、「テイクアウト クリスマスディナー」を店内で試食させていただきましたので、シェフ ソムリエの永田良憲さんのお話と実食レポートでメニュー全品をご紹介いたします。

クリスマス限定!ブノワ初の「テイクアウト クリスマスディナー」

■1:【前菜】フォアグラのコンフィ 柑橘のコンディマン

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フォアグラのコンフィ 柑橘のコンディマン 

前菜は、アラン・デュカス氏のスペシャリテともいえる「フォアグラのコンフィ 柑橘のコンディマン」。鴨のフォアグラを80℃の鴨の油の中でじっくりと火入れをして、油の中に入れたまま3週間冷蔵庫で熟成させたという、手間暇かかった逸品です。

いただいてみると、そのなめらかな食感に驚きます。

「あまりのなめらかさから、よくお客様に『裏ごししているのですか?』と尋ねられますが、していないんですよ。フォアグラにのっているのは、塩コショウ。ミルで挽いたものをほんの少しのせてあげると、味がしまります。添えた金柑と一緒にお召し上がりください」(永田さん)

「柑橘のコンディマン」に使われているのは金柑。柑橘類の爽やかさもありつつ甘い金柑と、フォアグラの塩味が相性抜群です。カリカリに焼かれたパンにフォアグラと金柑をのせていただくと、ずっと食べ続けられそうなほど病みつきのおいしさ!

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パン・ド・カンパーニュ

 外硬め、中もっちりのパンは、そのままでもおいしいのですが、フォアグラと金柑をのせていただくときは、トースターで少し焼くのがおすすめです。

■2:【魚料理】オマールエビ カブ 甲殻類ソース

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オマールエビ カブ 甲殻類ソース

魚料理は「オマールエビ カブ 甲殻類ソース」。お湯ではなく出汁で茹でたオマールエビと、カブ・ラディッシュ・いんげん3種の野菜を、エビの頭や殻から丁寧に煮出した香ばしいアメリケーヌソースをかけていただきます。

オマールエビをまずはそのままひと口いただくと、プリプリとした歯ごたえを感じながらも、とてもしっとり。素材の旨みが口いっぱいに広がります。

甲殻類ソースはとても濃厚! オマールエビはもちろんのこと、カブなどのお野菜ともよく合います。

「デュカスさんは『ソースが足りないということはあってはならない』という考えをお持ちの方。今回のセットにもソースはたっぷり入っていますので、個人的には、茹でたショートパスタやマカロニなどを添えていただくのもいいと思います」(永田さん)

可愛らしい形のパスタを添えたら、一層華やかなひと皿になりそうですね。自宅でアレンジも可能という、テイクアウトならではの楽しみ方です。

■3:【肉料理】牛ホホ肉の赤ワイン煮込み「ドーブ」クリーミーなポレンタ

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牛ホホ肉の赤ワイン煮込み「ドーブ」クリーミーなポレンタ

肉料理は「牛ホホ肉の赤ワイン煮込み『ドーブ』クリーミーなポレンタ」。ドーブとは南仏地方の煮込み料理のこと。トマトや赤ワインでホロホロとほどけるくらい柔らかくなった牛ホホ肉は、濃いめの赤ワインを飲みながらいただきたいお料理。

「温めるだけでおいしくご自宅で食べられて、かつクリスマスにふさわしいメニューは何かと考え、このドーブに決定しました。甘みのある赤ワインのソースがお肉にしっかり染み込んでいると思います」(永田さん)

ソースは、トウモロコシの粉にミルクとチーズを合わせたポレンタとの相性も抜群! マッシュポテトとは違う、フワフワもちもちした食感がクセになりそうです。写真のポレンタはひとり分より少し多めで、この量を食べるとお腹いっぱいになりすぎてしまうので、気を付けてくださいね(笑)。

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牛ホホ肉とポレンタは別皿に盛っても素敵

牛ホホ肉とポレンタは、ひと皿盛りでも、別盛りでもOK。お皿の雰囲気やお好みで、チョイスしてみてください。

■4:【デザート】ビュッシュ・ド・ノエル・ブノワ風

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ビュッシュ・ド・ノエル・ブノワ風

 最後はデザート「ビュッシュ・ド・ノエル・ブノワ風」。ル・ショコラ・アラン・デュカス東京工房から直送されるショコラを使ったビュッシュ・ド・ノエルです。

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3分の1程度でこの大きさ

ル・ショコラ・アラン・デュカスのカカオ75%のチョコレートを使ったスポンジ生地に、柚子のソースとチョコレートクリームが入っています。

「香り高くジューシーな岐阜県・上之保の柚子を使っています。甘みのあるチョコレートクリームと柚子の酸味のバランスをお楽しみください。お持ち帰りいただく際のズレ防止も兼ねてケーキの両端に置いてある板チョコは、もちろん食べられますのでケーキとご一緒に」。(永田さん)

口に入れると、ほろ苦い生地と少し甘めのクリーム、そして柚子のソースが絶妙にマッチ。柚子の皮ごと撹拌しているというソースは、酸味だけじゃなく皮の苦みや食感も楽しめます。

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日本では東京と京都にある「ブノワ」でしか飲めないという希少価値の高いスパークリングワイン

ディナーに合うワインを相談することも可能です。

「ここでしか飲めないようなおいしいスパークリングワインなども揃っています。お好みと予算を教えていただければご案内できますので、ぜひご相談ください」(永田さん)

この日、お肉料理に合わせた永田さんおすすめの赤ワインをいただきましたが、渋みがありつつとても飲みやすく、素晴らしいマリアージュでした。

おいしいお料理とおいしいお酒、これで最高のクリスマスディナーになること間違いなしです。


レストランに食べに行くのではなく、レストランの味を持って帰るのが、今年らしい楽しみ方かもしれません。クリスマスは、名店の味をご自宅でゆっくり味わってみてはいかがでしょうか?

問い合わせ先

  • ブノワ 
  • 営業時間/ランチ 11:30~15:30(14:00 L.O.)  ディナー 17:30~23:00(21:00 L.O.)
    定休日/なし(年末年始を除く)
  • TEL:03-6419-4181
  • 住所/東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10F
  • 「テイクアウト クリスマスディナー」
    期間/2020年12月23日(水)~ 26日(土)
    価格/2名様セット ¥24,000(税別) ※3名分も可能
    予約方法/電話 or メール(benoir-tokyo@benoit.co.jp)
    最終受付/2020年12月15日(火)

この記事の執筆者
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WRITING :
篠原亜由美
EDIT :
小林麻美