年を重ねた男にとってジャケットという服がいかに便利な存在であるか、気づいていない人は意外と多い。もちろん、ビジネスやかしこまった場で着る服としてではなく、あくまで休日の服としての話。カジュアルでこそ重宝するのは、Tシャツや丸首ニットの上に着るだけで、年相応の品と知性を簡単に印象づけることができるからだ。ジャケットは紳士性をまとう最も端的な手段なのである。とはいえ、休日まで堅苦しいのは…という向きには、エトロの新作『24Hジャケット』を推薦しよう。

エトロの24Hジャケット

24/7、紳士であれ!

上/コットン&ウールをベースとしたジャージー素材。伝統のグレンチェックを紫のペーンで大胆にアレンジしている。花柄の裏地も遊び心たっぷりだ。¥210,000・中/エトロの十八番であるペイズリー柄と花柄をプリントしたコットンジャージー。¥190,000・下/幾何学柄のジャージー。ポリエステルの柄糸を用いることで、光を受けるとキラリと輝く。¥190,000(エトロ ジャパン)

HはもちろんHourの頭文字。伝統的なテーラリングとコンフォートな素材を融合した、あらゆるシーンにおいて着られるジャケットというわけだ。何より魅力的なのは、エトロ節全開!と言えるセンス抜群の色柄。これをジャージー素材で仕立てることで、ちまたのそれとは一線を画す存在感を発揮している。ジャケットにそでを通す高揚感を実感しながら、気負わず、気どらず紳士を楽しもうじゃないか。

※掲載した商品の価格は、すべて税抜きです。
<出典>
MEN'S Precious冬号「男が愛し抜く『名品』」
【内容紹介】福山雅治 30年の軌跡/男が愛し抜く「名品」/名品を手にすべき、真実の理由/「大人のミリタリー」は、優雅な気骨で着こなせ!/発表!「MEN'S Precious ウォッチアワード」2020
2020年12月3日発売 ¥1,230(税込)

メンズプレシャス冬号の詳細はこちら

この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
BY :
MEN'S Precious2021年冬号より
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
Faceboook へのリンク
Twitter へのリンク
PHOTO :
唐澤光也(RED POINT)
STYLIST :
菊池陽之介
WRITING :
小曽根広光