日毎に秋も深まり、今年も紅葉シーズンがやってきます。秋の美しい景色を眺めながら、温泉でほっとひと息…絶景×温泉で四季を愛でる、そんな秋旅が楽しい季節でもあります。

そこで日本各地の温泉地での撮影に飛び回っている温泉フォトグラファー杉本 圭さんに、おすすめの絶景温泉BEST3を伺いました。ダイナミックかつ美しい杉本さんの写真とともに、秋の温泉をご紹介します。

■1:秋田県 乳頭温泉郷 鶴の湯【紅葉時期:10月下旬】

写真は女性専用露天風呂。こちらとは別に日本を代表する混浴露天風呂もある。にごり湯と女性専用の出入り口があり女性も入りやすい。

「日本を代表する秘湯、乳頭温泉郷 鶴の湯は、にごり湯と紅葉のコントラストが最高に美しい。宿全体の湯治場風情がタイムスリップしたような感覚に」(杉本さん)

鶴の湯温泉は、乳頭山の麓の乳頭温泉郷の8軒のうちの1軒で、同温泉郷のなかでも最も古くからある温泉宿。同じ敷地から、効能、泉質ともに異なる4つの源泉が湧いている、珍しい温泉場としても有名。白湯と呼ばれるお湯は「美人の湯」とも言われ、含硫黄ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉が、ツルすべ肌にしてくれます。

「源泉を囲うことで、そのまま露天風呂になっているため、足元からポコポコと湯が沸いてくるのにも注目。姉妹館の山の宿では鶴の湯名物の山の芋鍋を日帰りでもいただけます」(杉本さん)

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■2:福島県 二岐温泉 大丸あすなろ荘【紅葉時期:11月上旬】

写真は男性露天風呂。女性専用露天風呂は渓流を見下ろすロケーションで木々との距離が近く、森林浴している感覚も抜群に心地よい。

「こちらも日本を代表する山奥の秘湯。山全体の紅葉と目の前の渓流に向かい仁王立ちしたくなる露天風呂も最高です!」(杉本さん)

大丸あすなろ荘は6本の自然湧出の源泉があり、やわらかく肌触りのよい天然温泉100%の源泉掛け流し。湯舟の底の岩の割れ目から小さな気泡を出しながら、ぷくぷくと温泉が湧き出る自噴泉で、「生きた温泉」とも言われる名湯。ブナ林に囲まれ、手を伸ばせば二岐川に届くほど眺めのよい渓流露天風呂が、天然の川床をそのまま生かし、昔は川だったことを雄弁に物語っています。

「源泉が6本あり、そのうちひとつは源泉を囲った甌穴風呂になっています。ph値が子どもを授かりやすいとされている値らしく、子宝の湯とも呼ばれている温泉もあります」(杉本さん)

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■3:熊本県 奥満願寺温泉 藤もと【紅葉時期:11月上旬〜12月上旬】

思わず写真を撮りたくなる美しい露天風呂(一般の撮影は基本NG)。

「内湯、露天、川湯がある男女別の大浴場は時間で入れ替わり、貸切風呂も4つ。すべてが渓流沿いでひたすら温泉を楽しめます。川の水量次第で入れなくなる事もある川湯は、故に迫力がありますよ」(杉本さん)

名峰阿蘇山の北にひっそりと佇む奥満願寺温泉。大浴場、露天風呂のほかに、渓流沿いに岩場の形を生かしたダイナミックな湯船「川湯」も。温泉に浸かれば、川の水面が目線と同じ高さにあり、水しぶきを目の前に見ながらの湯浴みが堪能できます。みずみずしく生い茂る豊かな樹木に囲まれて、自然との一体感を味わえる。

「女性向けの食事少量の宿泊プランもおすすめです。翌朝の朝食はブッフェスタイルで、これ目当てのリピーターも多い」(杉本さん)

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秋の絶景温泉、いかがでしたか? ぜひ週末のお出かけの参考にしてみてください。

この記事の執筆者
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PHOTO :
杉本 圭
EDIT :
渋谷香菜子