年齢を重ねると、顔のパーツのあちこちに変化が現れるもの。唇も例外ではありません。唇そのものが小さくなるうえに、赤身が消えてくすんでくる…。これが加齢唇の現実です。

唇が小さくなるのは、口輪筋、上唇挙筋といった唇周辺の筋肉が衰えるから。上唇が下がり、鼻の下が間延びして、唇そのものもしぼんだ印象になっていきます。

口元のハリがダウンし、鼻の下がまるで猿のように長くのびていく。すると粘膜である唇は口の中にずれ込み、上唇はやせて薄くなる

コスメで加齢唇問題を解決するなら、方法はふたつ。ひとつめは、血行を高めるリップで血色を取り戻すこと。もうひとつは、唇の地色に近いリップライナーでふっくら感を描き足すこと。最新リップコスメを味方につけて、やせた唇にふっくら感を取り戻しましょう。合わせて唇のマッサージ&メイクのテクニックもお伝えします。

■血行効果で注目!トウガラシ成分入りのリップコスメ3選

左から/[1]アルビオン エクシア AL リップトリートメント 3-D ¥5,000、[2]M・A・C プラッシュガラス フルフィルド ¥2,900、[3]パルファン・クリスチャン・ディオール ディオール アディクト リップ マキシマイザー ¥3,600

今、トウガラシ成分入りのリップコスメが注目を集めています。血行を促進させ、くすんで色が薄くぼんやりした唇の赤みをよみがえらせる効果があります。推奨はこちらの3点。

[1]アルビオン エクシア AL リップトリートメント 3-D

トウガラシ果実エキス以外にも、真皮に働きかけて口輪筋を活性化する成分も入っていて加齢唇の強い味方。赤みがアップし、立体的な唇を目指せます。ふっくら感が失われたことによる、輪郭のぼやけ解消にも効果アリ!

[2]M・A・C プラッシュガラス フルフィルド

紅潮したようなクリーミーピンクが目を引くリップグロス。粘度が高く、濃厚な質感で、トウガラシ+生姜のパワーで血行を促進。カプサイシン由来のピリピリとした使用感もやみつきに。使い続けることで、唇がふくよかに変わっていきます。

[3]パルファン・クリスチャン・ディオール ディオール アディクト リップ マキシマイザー

トウガラシ種成分以外にも、ヒアルロン酸と海洋性由来成分を含むコラーゲンを贅沢配合。シワ知らずでなめらかで潤いのある唇へと、日を追うごとに導いてくれるリップグロスです。ミントとバニラの香りでリフレッシュ効果も。


■ひと手間ですぐふっくら唇になるリップライナー2選

上/[4]SUQQU リップ ディファイニング ペンシル  02 レフィル ¥2,000・ホルダー¥1,500、下/[5]カネボウ化粧品 キッカ メスメリック リップラインスティック 01 ¥2,800

メークのテクニックでも、唇の厚みを演出することができます。地色に近いリップライナーを選び、上唇の口角から山にかけて、約1mmオーバーになぞっていくだけ。このひと手間で、唇がひと回り厚くなったように錯覚させることができます。『Precious』おすすめのリップライナー2点をご紹介します。

[4]SUQQU リップ ディファイニング ペンシル  02

太めのなめらかな死んで、シワ唇でもしっかりと描くことができます。縁どった印象にならず、自然にぼけるナチュラルマットな質感も魅力的。

[5]カネボウ化粧品 キッカ メスメリック リップラインスティック 01【下】

角のないスクエアな芯で、サッとなぞるだけでふっくらとしたラインをつくり出すことができます。太い線も細いラインも自由自在のかまぼこ型芯が、描きやすさの理由。


■3ステップでカンタン!唇マッサージテク

デリケートな口元には、唇の輪郭のゆるみや、唇の縦ジワ、口角の下がりなど、さまざまな老化サインが現れてきます。40代以上の女性に必要な口元のエイジングケアも合わせてご紹介します。

[STEP1]唇のシワをのばすように左右にマッサージする

唇の上側も、下側も

まず、美容液を唇とその周りの口元全体になじませましょう。そして唇のシワをのばすようにアプリケーターを左右に動かし、浸透させます。

[STEP2]口角を起点に、頬の肉を持ち上げるように動かす

キュッキュッと、たるみを意識して

口角の引き上げに関わる表情筋=大頬骨筋、小頬骨筋をほぐして柔軟にする動作をしましょう。引き上げ力が強まり、1回で口角の位置が上がります。

[STEP3]唇の輪郭に沿って時計回りに滑らせる

口角アップにも効果あり

唇と肌の境目にできる縦ジワ=梅干しジワをケアします。同時に美容液を浸透させ、唇をぐるりと囲むように存在する口輪筋のマッサージにもなります。


■若々しい雰囲気の唇をつくるメイクテクニック

さらに、メイクアップで唇のラインを少し変えるだけで、寂しい印象をなくすことができます。

[STEP1]唇の口角にコンシーラーを引く

やわらかいクリーム状のトーンアップコンシーラーを使います

コンシーラーを使って、口角を〝く〟の字に囲むようにラインを引きましょう。下唇の口角をやや長めに引いておくのがコツ。口角の存在感をくっきりと出しつつ、口角下の影をしっかり消し去るのが目的です。

[STEP2]コンシーラーを指でしっかりなじませる

リップライナーを塗る前に

1で引いたラインを指でリップラインに沿ってなじませていきます。口元はよく動く部分なので、しっかりなじませておくのがキレイに仕上げるポイントです。指だけで心配な人はスポンジでさらになじませてください。

[STEP3]上唇+下唇中央にリップラインを引く

上唇と下唇の中央のみ、ラインをとるのが秘訣

唇の色になじみやすい、ベージュピンクのリップライナーで上唇のラインをとりましょう。上唇にボリュームを出したい人はふっくらめに。下唇は中央のみぷっくりと引きます。口角下は引かず、口紅で全体に直塗りをしてください。

光感でほうれい線が消え去り、口角がUP

ちょっとしたコツで、口角がUPして見え、自信をもって笑えるようになります。

以上、最新のリップケアコスメとマッサージ&メイクのテクニックで、ふっくら若々しい唇を取り戻しましょう!

問い合わせ先

PHOTO :
戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー/静物)、鈴木宏(人物)
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
MODEL :
真樹麗子(Precious専属)
ILLUSTRATION :
浅倉めぐみ
COOPERATION :
自由が丘クリニック 理事長 古山登隆先生、表参道ヒルズトルナーレ歯科・矯正歯科龍醫院 理事長 龍 信之助先生、ポーラ 肌科学研究部 楊 一幸研究員
EDIT&WRITING :
柳田美由紀、荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)