外出の機会が制限されて、おしゃれをして出かける楽しさや胸の高まりに、改めて思いを馳せた日々…。
でも、そうして家で過ごす時間は、自分のために心地よいおしゃれをすることをとことん考え抜く時間でもありました。そして気付いたのが、自宅での時間を充実させるためのとびきりのラウンジウエアと、スニーカーで出勤する日のアクティブでチャーミングなオンスタイル、さらに自分自身が心から楽しめるドレスアップでした。
そこで雑誌『Precious』4月号では「新しい時代は12の「スタメン名品」ワードローブで軽やかに!」を展開中。理想を胸に、ワードローブのひとつひとつを丁寧に見直して、新しい時代にふさわしい今をときめく「スタメン名品」を探し求めました! 本記事では「ブルネロクチネリ」のオペラカーディガンをご紹介します。
羽織るだけで華やぎが立ち昇る|オペラカーディガン
美しい自宅時間を彩るための優雅な羽織りものが欲しい。誰に見せるわけでもなく、自分自身のために。そんなささやかな喜びや丁寧な日々の装いは、今や後回しになりがちなエレガンスや品格のある佇まいに必ずや生かされます。
今話題の贅沢な「ラウンジウエア」という考え方は、もともと室内でも靴を履いたままの西洋で、部屋着と外出着の境目があいまいな暮らしの上に生まれたもの。私たちにとってはボーダレスなおしゃれを実感する今、あると素敵!と思える服です。
クチュール並みの装飾が施された「オペラカーディガン」とでも言うべきこの一着は、ドレスやゆったりとしたパンツの上にさらりと羽織るのがおすすめ。自宅パーティのホストとしてはもちろん、劇場でのドレスアップや、女友達との久しぶりの再会にも最適です。
最高レベルの進化素材と職人技が詰まった『オペラ』シリーズのカーディガン。一着を仕上げるのに手作業で40時間近くを要するもの。かぎ針で手編みしたトロピカルリーフの立体感がほかにはない存在感を放って。
立体感のある美しいディテールは、クチュールドレスのような華やぎを湛えて
独自のビーズ刺しゅう「モニーレ」をはじめ、着心地のいい極上素材に装飾を施した華やかなあしらいは「ブルネロ クチネリ」の魅力のひとつ。なかでも最高に贅沢な『オペラ』シリーズは、伝統的な職人の手仕事に、革新的な技術が交じり合い、新感覚のラグジュアリーウエアが楽しめるコレクションです。この「オペラカーディガン」も、まさにそうした進化系ジャケットとして、一瞬にして目を奪うほど凝ったディテールと華やかさに満ちています。
ラフィアの風合いをもつ進化系テクノ糸を使って、一枚一枚丁寧にクロシェ編みで作られた、エキゾティックな熱帯植物の大きな葉っぱのモチーフ。中央の光沢部分には、黒のスパンコールを編み込んだコットンダズリング糸でギュッと密度を高めて、煌きと立体感を出しています。
一枚の葉を作るのに約30分かかり、最終的にはジュートとテクノコットンの混紡糸ですべての葉を結合。進化素材なので、軽さと強度も備えているところも素敵です。
裏地には上品な光沢のある、滑りのいい黒のシルク生地がゆったりと張られて、着心地のよさを実感できます。また羽織るときは、あえて前合わせから無造作に裏地を見せるように着ると、ナチュラルなベージュに黒が鮮やかなコントラストを描いてモダンな印象に!
以上、雑誌『Precious』4月号「新しい時代は12の『スタメン名品』ワードローブで軽やかに!」の特集から、「ブルネロクチネリ」のオペラカーディガンをご紹介しました。
※掲載した商品は税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious4月号』小学館、2021年
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・新垣隆太(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 三好 彩
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、喜多容子・古里典子(Precious)