外出の機会が制限されて、おしゃれをして出かける楽しさや胸の高まりに、改めて思いを馳せた日々…。
でも、そうして家で過ごす時間は、自分のために心地よいおしゃれをすることをとことん考え抜く時間でもありました。そして気付いたのが、自宅での時間を充実させるためのとびきりのラウンジウエアと、スニーカーで出勤する日のアクティブでチャーミングなオンスタイル、さらに自分自身が心から楽しめるドレスアップでした。
そこで雑誌『Precious』4月号では「新しい時代は12の「スタメン名品」ワードローブで軽やかに!」を展開中。理想を胸に、ワードローブのひとつひとつを丁寧に見直して、新しい時代にふさわしい今をときめく「スタメン名品」を探し求めました! 本記事では「サルヴァトーレ フェラガモ」のプリントブラウスをご紹介します。
幾何学柄に知的な華やぎを託して|プリントブラウス
モード最先端であっても、トレンドと関係なく、お店に行けばクラシックで美しい「シルクのブラウス」が見つかるブランドは、私たちの期待を裏切りません。人に信頼と安堵感を与えるべき女性リーダーにとっても「シルクのブラウス」とは、ブランド力を占う試金石のようなもの。それほど価値あるアイコニックな存在なのです。
なぜならジャケットの鎧がなくても、ドレスの迫力がなくても、きれいなシルクブラウスがあれば、女性は主役になれるから。
トレンドはシルエットや色、柄に求めます。この春は風をはらんで揺れるようなふんわりとしたシルエットと、癒しのグリーン、知的な幾何学プリントが、目に触れるたびに自信を授けてくれます。
しなやかなシルク素材に「ガンチーニ」モチーフが花模様のようにジオメトリックにプリントされたブラウス。しっとりとしたグリーンに黒柄がシックなコントラストを描いて。プリントスカーフもあり、シンプルなハイネックに合わせると。ボウブラウスのような女らしさが!
一見シンプルなのに、ディテールのこだわりが秀逸!
女らしいブラウスに定評のある「サルヴァトーレ フェラガモ」。十八番(おはこ)のようなシルクのブラウスは、ごくシンプルに見えるのに、随所に細やかなデザインが施されていて、まとった時、佇まいの美しさに確実に差が出ます!
両肩のフィット感を高めるヨークは少し広め。背中に集めた細かなギャザーに被せるように、深い位置でステッチがかかっているので、ギャザーの起点が膨らみすぎず、きれいなドレープが生まれます。ヘムもボトムインしやすく、緩やかにラウンドカットされて。
上質さを印象付けるのは、ディテールの端正なつくり。特に肩周りは大切です。前ヨークのフラップがかわいいあしらいで、ギャザーの出方もきれい! 切り替えが多いことで、モチーフの柄もさらにリズミカルに。ガンチーニを組み合わせたモチーフのボタンもゴールドに黒のラッカーが施され、悪目立ちせず、控えめで趣きがあります。
以上、雑誌『Precious』4月号「新しい時代は12の『スタメン名品』ワードローブで軽やかに!」の特集から、「サルヴァトーレ フェラガモ」のプリントブラウスをご紹介しました。
※掲載した商品は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious4月号』小学館、2021年
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・新垣隆太(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 三好 彩
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、喜多容子・古里典子(Precious)