外出の機会が制限されて、おしゃれをして出かける楽しさや胸の高まりに、改めて思いを馳せた日々…。
でも、そうして家で過ごす時間は、自分のために心地よいおしゃれをすることをとことん考え抜く時間でもありました。そして気付いたのが、自宅での時間を充実させるためのとびきりのラウンジウエアと、スニーカーで出勤する日のアクティブでチャーミングなオンスタイル、さらに自分自身が心から楽しめるドレスアップでした。
そこで雑誌『Precious』4月号では「新しい時代は12の「スタメン名品」ワードローブで軽やかに!」を展開中。理想を胸に、ワードローブのひとつひとつを丁寧に見直して、新しい時代にふさわしい今をときめく「スタメン名品」を探し求めました! 本記事では「モンクレール」のスポーティケープをご紹介します。
シャカシャカ素材に風をはらんで|スポーティケープ
異常気象が続いて、天候に柔軟に対応できるテクニカル素材が進化を遂げています。スポーツやアウトドアに使われていたタフな素材が、ここでも境界を越えて、ファッションのメインストリームに躍り出ました。時代はいつも"軽やかさ"を求めて進化するのです。
たっぷりとした布使いが優雅なケープは、クラシックな服装から生まれたエレガンスの象徴的アイテム。スポーティなハイテク素材によって、さらに軽やかに風をはらんで、凛としてかっこいい立ち姿になるのです。フードの襟元の立ち上がりの美しさや、大きなポケットなど、極められた機能美がファッションとして見事に昇華されています。
都会にいても自然を感じていたい「ニューノーマル」時代の服は、アウトドア感覚を取り入れるセンスの有無にも、大人の知性が問われるのです。
艶やかな“ナイロンテクニック”素材の軽量なテクニカルケープ。いつもの装いに違和感なく映えるはず。後ろが身頃が風になびいて優雅な立ち姿に。
機能美あふれるアウトドア感覚をセンスよく日常に!
シルクのような光沢と、軽量さを備えた“ナイロンテクニック”と呼ばれる「モンクレール」を代表する進化系ナイロン素材を使用。テフロン加工が施されて撥水性に優れているので、雨の日の街歩きも心地よく、スタイリッシュに楽しめます。またメンズ服やスポーツウエアに共通するのが、機能的なディテールにこだわるカッコよさ。これからの大人の女性のカジュアルには、そうした機能美を軽やかに取り入れるセンスが求められています。
機能美を伴ったディテールのデザインは、強調することでカッコよさが際立ちます。このケープで言えば、襟の高さや、ポケットの大きさなどがそれ。襟の立ち上がりが高く、フードが首回りを綺麗に縁取ります。そしてポケットは収納力のある大きめで、フラップも深め。四角くフラットな前身頃のアクセントになっています。
ケープやポンチョといえば、大きな布をすっぽりと被るようなフラットなつくりが特徴です。だからこそ優雅なドレープが生まれるのですが、特に脇が開いているので、風をはらみやすく、たっぷりとした布さばきのカッコさが、女っぷりを上げてくれる理由ともいえます。
このケープは雨よけを意識して、袖部分だけ長めにカッティング。スナップボタンで開閉できる仕様で着心地も抜群。軽くフラットなだけに、コンパクトに折り畳みやすいので、天候が不安定な日はぜひバッグに忍ばせて!
以上、雑誌『Precious』4月号「新しい時代は12の『スタメン名品』ワードローブで軽やかに!」の特集から、「モンクレール」のスポーティケープをご紹介しました。
※掲載した商品は税抜です。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious4月号』小学館、2021年
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・新垣隆太(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 三好 彩
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美、喜多容子・古里典子(Precious)