「かっこいい女らしさ」を際立たせ、エレガンス度をアップさせるためには、はっと目を引くアイテムを投入することが重要。手強く思える大胆アイテムでも、さらりと取り入れる余裕が冬の着こなしを輝かせます。そんな、脱・コンサバな品格スタイルを実現するために「キャメル&ファー」をプラス! 理想の洗練エレガンスへと導く、6つの着こなしをご紹介します。
「キャメル&ファー」の端正さと大胆さのバランスで更新する品格スタイル
シンプルスタイルを今らしく見せてくれる、キーカラーのキャメルと、リッチな野性味をプラスするファーの組み合わせ。圧倒的なエレガンス力があるものの、ともするとクラシックになりすぎてしまうという不安もあります。そこで取り入れたいのが、脱・コンサバを意識して新鮮さをプラスするミックステイスト。端正だけれど躍動感のある流麗シルエットに、印象的な小物をちりばめて遊び心をプラスしましょう。「キャメル&ファー」の着こなしで、好感度もおしゃれの熟達度も同時に手に入れることができるのです。
■1:キャメルの濃淡で魅せるエレガンスが、こなれたリッチ感の決め手!
インパクトとは、単に「目立つ」だけではないことを教えてくれるこちら。主役となるのは、キャメルからオフベージュが美しい、濃淡ミンクファー×カシミヤによるラグジュアリーなコート。優しい色を重ねつつも、キャメルのバッグで全体の色味を引き締めましょう。目立つ装飾やデザインに頼らなくても、上質さが心に深く響く装いです。
■2:コート&ファーストールで、気品と迫力が映える旬のロングシルエットへ
軽くなめらかなキャメルのコートは、マックスマーラを代表する名品のひとつ。そこに、フォックスファー×カシミヤの大判ストールをさらりとはおって、スリムな縦長シルエットを完成させましょう。たたずんでも歩いても、香り立つダイナミックな優雅さに羨望の視線が集まります。
■3:「ファーストラップ」という意外性で、キャメルジャケットをモードに着こなす
ゴールドボタンが着映えを後押しするジャケットは、それだけで絵になる一着。しかし、そこに大げさなファーを加えてしまっては、古く見えてしまいそう…。そこで、取り入れたいのは、トレンド意識の高さを感じさせ、知的な印象となるファーストラップのバッグ。その意外性が、キャメルジャケットをモードに仕上げてくれるのです。
■4:「黒」のファー使いで、軽やかなコートスタイルにリッチなコクと華やぎを
ワードローブの基本カラーである「黒」に、キャメル×ファーのアイテムを投入。カシミヤ一重仕立てのガウンコートのしなやかさ、顔周りのムートンのこなれ感、ミンクバッグの遊び心が、リッチなコクと華やぎを実現! 一見すると端正なスタイルに、奥行きと動きを授けます。
■5:ファージレが主役のスタイルには、キャメルカラーで大人の風格を添えて
ファージレ×パンツで、縦長シルエットのロング&リーンを意識したスタイル。流行のジレをファーで取り入れるというのが、ラグジュアリーを愛する大人の流儀です。分量のあるアイテムもオフホワイトなら重く見えず、優美な印象に。キャメルパンツ×チャンキーヒールで、穏やかに縦ラインを強調しましょう。
■6:女優テイストの小物で、装いがドラマティックに華やぐ
キャメルのウールにダークブラウンのミンクをあしらったコートには、あえてネイビーのガウチョパンツを合わせて。ボルドーのチェーンショルダー、ボルドー×ネイビーのヒールパンプスが繊細な彩りを添え、ノーブルな印象を与えてくれます。差し色により女度もアップし、旬のバランスへと仕上がるのです。
旬のキャメルとファーをバランスよく、小物でミックスするなどして取り入れるだけで、こんなにも華やぎのある新鮮な印象に! この冬は、女性らしくエレガントな着こなしに挑戦してみてはいかがでしょうか。
- PHOTO :
- 熊澤 透(人物)、唐澤光也・宗髙聡子(パイルドライバー/静物)
- STYLIST :
- 望月律子(kind)
- HAIR MAKE :
- 川原文洋(UM)
- MODEL :
- 生方ななえ
- EDIT&WRITING :
- 岡本治子、遠藤智子・安村 徹(本誌)
- RECONSTRUCT :
- 難波寛彦