2015年のアーティスティック・ディレクター交代後、急速に拡充されたジョンロブのスニーカーコレクション。まずシンプルなコートシューズ型の『レヴァー』がベストセラーとなり、同社の新たな金字塔となった。その後も多数の新作を発表し、好評を博してきたが、この『レーン』の登場はジョンロブのスニーカー作りが新たな境地に達したことを感じさせるものだった。

名門靴ブランド「ジョンロブ」による軽快なスタイルの到達点

名品データ ●モデル名:『レーン』 ●サイズ展開:5.5~9.5 ●木型:『1019』 ●素材:クロスグレインカーフ、テクニカルファブリック ●国:イギリス  ●備考:表面感の異なるレザー素材を組み合わせたボリューミーなスタイルが印象的。ハイキングブーツから着想を得たシューレースが、快適な履き心地と程よいアクセントを生む。取り外し可能なインソールが施されている。
名品データ ●モデル名:『レーン』 ●サイズ展開:5.5~9.5 ●木型:『1019』 ●素材:クロスグレインカーフ、テクニカルファブリック ●国:イギリス  ●備考:表面感の異なるレザー素材を組み合わせたボリューミーなスタイルが印象的。ハイキングブーツから着想を得たシューレースが、快適な履き心地と程よいアクセントを生む。取り外し可能なインソールが施されている。

以前は革靴に通底するドレス感を宿したスニーカーを発表していたが、こちらは一転、スポーティさをより強く打ち出した作風。

こちらの名作スニーカーにも注目を!

グレインカーフとスエード、テクニカルファブリックを巧みに使った『ファウンドリー』。新開発のソールを採用し、快適な履き心地が楽しめる。

ボリューム感のある外羽根タイプのスニーカーだが、その上品かつ絶妙に力の抜けた顔つきは、同社が属するエルメスにも通じる魅力を放っている。肩肘張らない自然な優雅さを纏った本作は、まさしくこれからの時代の牽引役となるに違いない。

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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2021年春号より
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戸田嘉昭・小池紀行(パイルドライバー/静物)
STYLIST :
石川英治(tablerockstudio)
EDIT&WRITING :
矢部克已(UFFIZI MEDIA)