史上最大級!37.30カラットのピンクダイヤモンドがオークションに出品
予想不可能かつ驚きにあふれた結果で世界中を沸かせてくれるのが、オークションという祭典の楽しみのひとつでもあります。サザビーズでは、10月に行われた香港でのオークションの熱気が冷めぬまま、11月15日にスイスのジュネーブでオークションが開催されます。
香港のオークションでは落札予想価格をはるかに超える「約1億3千万円」で落札された、翡翠のネックレスが話題にのぼりましたが、ジュネーブのオークションで注目されているのは、史上最大級の37.30カラットを誇る「ファンシー・インテンス・ピンク・ダイヤモンド」です。では、このピンクダイヤモンドがいかに希少なのか、早速注目してみましょう。
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世にも珍しいピンク色の原石が指輪になるまで
サンスクリット語で「キング」を意味する「THE RAJ PINK(ラジ・ピンク)」の原石は、2015年に南アフリカで発見されてから約1年間、カットの方法を研究したのちに実際にマスターカッターに手渡されたほど、珍しい石だったといわれています。希少な色とクラリティを持ち合わせたこの原石を生み出したのは自然の産物ですが、その魅力を最大限に引き出すのはカッターの技術によるもの。なるべく色味を失わないよう、同時にカラット数(重さ)を保つようカットするのは至難の業だといわれています。
GIAのモノグラフのレポートにも「ダイヤモンドは大きくなればなるほど色が薄くなるので、ラジ・ピンクのような大粒のダイヤモンドで濃いピンクが見られるのはとても希少」と記されているほどとか。
この、なかなかお目にかかれないピンクダイヤモンドがいくらで落札されるのか、11月15日に行われるサザビーズのジュネーブオークションに世界中から期待が寄せられます。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- ©Sotheby’s
- EDIT&WRITING :
- 石原あや乃