クルマの選択肢が増えた現代でも、ビジネスシーンにおける正統はサルーンだ。キャビンと荷室を隔絶した機能的な部分、フォーマルでも通用するデザイン的優位性など、普遍的な特徴を備えているのが理由で、スーツスタイルとはとても相性がいい。

これが2020年代のビジネスパワースタイル

艶やかなピンクゴールドケース&ブレスレットでさらなるラグジュアリー感を醸し出す、38mmの『ロイヤル オーク』。モダン&シックなサルーンの、インテリアのアクセントとなっているピアノブラックの加飾が、押し出しの強いラグスポウォッチの華やぎをマイルドに中和し、ワンランク上の洒脱を演出するコーディネートへと導く。時計オーデマ ピゲ『ロイヤル オーク クロノグラフ』スーツ・シャツ・ネクタイ・シューズ/参考商品(ラルフ ローレン表参道〈ラルフ ローレン パープル レーベル〉)
艶やかなピンクゴールドケース&ブレスレットでさらなるラグジュアリー感を醸し出す、38mmの『ロイヤル オーク』。モダン&シックなサルーンの、インテリアのアクセントとなっているピアノブラックの加飾が、押し出しの強いラグスポウォッチの華やぎをマイルドに中和し、ワンランク上の洒脱を演出するコーディネートへと導く。時計オーデマ ピゲ『ロイヤル オーク クロノグラフ』スーツ・シャツ・ネクタイ・シューズ/参考商品(ラルフ ローレン表参道〈ラルフ ローレン パープル レーベル〉)

大型サルーン自体、2000年代以降は過剰な押しの強さを抑え、洗練を極めている。モードをけん引してきたのはアウディ。フラッグシップの『A8』(60TFSI クワトロ)は、5mを超えるサイズを感じさせないスマートなフォルムが魅力だ。走りの質も高く、ふわふわしすぎないエアサスペンションと安定度抜群の4WDシステム、静かに回るV8エンジンが乗り手を日々の雑念から解放してくれる。

箱型サルーンとは一線を画す、クーペのような美しいルーフライン。ミッドナイトブルー(メーカーの呼称は「ムーンライトブルーM」)のボディカラーが、フォーマル感を際立たせる。アウディが得意とする、 LEDライトの演出に気持ちが華やぐ。

加飾パネルを光沢のあるピアノブラックで仕上げた車内空間も見事だ。これに、肌なじみのいいピンクゴールドを素材に用いたオーデマピゲの時計を合わせると、インテリジェントな艶感が増す。上品な色気は、2020年代版のパワースタイルに欠かせない要素だ。

知的好奇心が旺盛なビジネスパーソンは、服や時計、クルマが微細な変化を繰り返していることも敏感に察知して、取り入れている。時代にアジャストできる男は、美しい。

Audi A8 60 TFSI quattro

●ボディサイズ:全長5,170×全幅1,945×全高1,470mm
●車両重量:2,110kg
●エンジン:V型8気筒ターボ
●総排気量:3,996cc
●最高出力:338kW(460ps)/5,500rpm
●最大トルク:660Nm/1,800~4,500rpm
●トランスミッション:8速AT(ティプトロニック)
車両本体価格:¥14,372,728(アウディ コミュニケーションセンター)

<出典>
MEN'S Precious春号「この服とスタイルで生きていく!」
メンズプレシャス2021年春号
【内容紹介】竹野内 豊/この服とスタイルで生きていく!/「変える」シャツ「、変えない」シャツ/「グレージュ」カジュアル/21世紀の「真名品」/ラグジュアリー・カー&ウォッチ/紳士の名品肌
2021年3月4日発売 ¥1,230(税込)
この記事の執筆者
TEXT :
MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2021年春号より
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PHOTO :
前田 晃(MAETTICCO)
STYLIST :
村上忠正
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Trayko