【目次】

Tシャツ×スカートの大人コーデのポイント


この時季の鉄板とも言えるTシャツ×スカートのワンツーコーデ。今から使えるアイデアをボリュームたっぷりにまとめてみました。シンプルな着こなしは、ディテールの違いこそお洒落の決め手だから、なんとなく着るのではなく、細部までこだわりたいところです。そこで今回は、インするかアウトするかで意外と悩む、Tシャツの裾問題にフューチャー。Tシャツのサイズ感やボトムによって変わる、着こなしのバランス感覚を身につけて、今らしいシルエットを完成させましょう。

オールホワイトのワントーンコーデもアクセサリーでワンランクアップ

ネックレス『セルペンティ』(ブルガリ)、Tシャツ・スカート(ポステレガント) 撮影/生田昌士 BY:『Precious6月号』小学館、2021年
ネックレス『セルペンティ』(ブルガリ)、Tシャツ・スカート(ポステレガント) 撮影/生田昌士 BY:『Precious6月号』小学館、2021年

白でまとめた着こなしは、Tシャツをインしてシルエットにメリハリを出すとうまくいきます。さらにジュエリーでリッチなアクセントをプラス。異なるテクスチャーを重ねるのも、シンプルコーデに奥行きを出すコツです。

Tシャツ×スカートの大人が「インする」おすすめコーデ


ここからは、Tシャツをスカートにインするコーディネートをご紹介します。近年はハイウエストデザインのスカートがトレンドを席巻している影響から、インすることでウエスト位置を高く見せバランスを取るのが主流。ウエストにフィット感が生まれることで、女性らしいフォルムを叶えてくれるインスタイルは、フレアスカートなら可憐に、タイトスカートならハンサムな女っぷりを実現します。

鎖骨がのぞく女らしい白Tシャツを、アシメトリーなすそがモード感を醸すチュールスカートにイン

Tシャツ(アクネストゥディオズ アオヤマ)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス・ネックレス・バングル(TASAKI〈TASAKI〉) バッグ(エドストローム オフィス〈サイモン ミラー〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
Tシャツ(アクネストゥディオズ アオヤマ)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス・ネックレス・バングル(TASAKI〈TASAKI〉) バッグ(エドストローム オフィス〈サイモン ミラー〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

鎖骨がのぞく女らしい白Tシャツを、アシメトリーなすそがモード感を醸すチュールスカートにインして、こなれたフィット&フレアシルエットに。清涼素材のバッグやきれい色の華奢ヒールで繊細な個性をトッピング。アクネストゥディオズの白Tシャツはボートネック、コンパクトなそで、広めの身幅で、着丈は短め。このバランスが着やせ効果を発揮。

ベージュのミモレ丈スカートの日は黒Tシャツをインしてフラット靴を!このこなれ感が今のバランス

靴・バッグ・Tシャツ・スカート(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉)、ネックレスとして着用したブレスレット『ジャックドゥ ブシュロン』内側から・ブレスレット『ジャック ドゥ ブシュロン』(ブシュロン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
靴・バッグ・Tシャツ・スカート(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉)、ネックレスとして着用したブレスレット『ジャックドゥ ブシュロン』内側から・ブレスレット『ジャック ドゥ ブシュロン』(ブシュロン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

ボリュームのあるフレアスカートには、すっきりタイトな黒Tシャツをイン。スカートのエレガントな動きを最大限に引き出すミニマムなシルエットを完成させたい。スリムなフラットシューズが抜け感を演出。パテントの黒にゴールドバックルが映える一足なら、華やぎも添えてくれる。

ブラックTシャツとスエードスカートの着こなしにベルトを加えるだけで旬の表情に

ベルト・バッグ・ブレスレット・Tシャツ/ブローチ付き・スカート(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉)、サングラス(サラディストリビューション東京〈オリバーゴールドスミス〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious7月号』小学館、2019年
ベルト・バッグ・ブレスレット・Tシャツ/ブローチ付き・スカート(フェラガモ・ジャパン〈サルヴァトーレ フェラガモ〉)、サングラス(サラディストリビューション東京〈オリバーゴールドスミス〉) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious7月号』小学館、2019年

ブラックTシャツとスエードスカートの着こなしには、インしてベルトを加えるだけで旬の表情に。遊びの効いた小物使いも、Tシャツインのスタイルならどこかきちんと感が漂って。

ピンクベースのリリー柄フレアスカートも黒のTシャツで気負いなく着こなす

バッグ『シシリー 58』・スカート・Tシャツ・ブレスレット(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2019年
バッグ『シシリー 58』・スカート・Tシャツ・ブレスレット(ドルチェ&ガッバーナ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2019年

黒のTシャツでピンクベースのリリー柄フレアスカートを気負いなく。シンプルな黒Tシャツを潔くインして着こなすことで、甘さを程よく抑えてドラマティックに華やぎつつ媚びのない大人の女性らしい佇まいをかなえてくれる。バッグの色を、さりげなくリンクさせて。

Tシャツ×スカートを同色で着こなすならインしてワンピース風に!

Tシャツ(エイトン 青山)、スカート・ペンダント・リング・バングル/右手・左手(ファンエンパイヤ)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2019年
Tシャツ(エイトン 青山)、スカート・ペンダント・リング・バングル/右手・左手(ファンエンパイヤ)、バッグ(J&M デヴィッドソン 青山店)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious6月号』小学館、2019年

Tシャツとワンピースを同色で合わせれば、まるでワンピースのような印象に。インすることでさらに統一感のある美しい仕上がりになります。シックな色調のバーガンディカラーが洗練されたムード。そで口を折り返してアレンジを加えるのもお洒落。

存在感のあるロング丈のチュールスカートは白Tシャツやフラットシューズで気負いなく着こなす

Tシャツ(Theory)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、靴(リエート〈サントーニ〉)、その他/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2019年
Tシャツ(Theory)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、靴(リエート〈サントーニ〉)、その他/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2019年

チュールスカートは、たっぷりギャザーを寄せた4枚重ねで、足首がちらりとのぞくロング丈。白Tシャツやフラットシューズで気負いなく着こなせば、ヘルシーな色香と優雅さ、モード感…多彩な魅力が香り立って。若い世代の装いとは一線を画す、大人の女性らしい奥行きのある着こなしが楽しめます。

カジュアルな黒Tシャツ×スカートのコーデをネックレスの重ねづけでワンランクアップ

Tシャツ(コロネット〈アバティ〉)、スカート(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、ネックレス・ブレスレット・バングル(ヴァン クリーフ&アーペル)、バッグ(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2018年
Tシャツ(コロネット〈アバティ〉)、スカート(エスカーダ・ジャパン〈エスカーダ〉)、ネックレス・ブレスレット・バングル(ヴァン クリーフ&アーペル)、バッグ(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2018年

タイトめなスカートをカジュアルなTシャツで着崩すなら、だらしなく見えないよう、インしてきちんと感を演出。さらにジュエリーで女っぽく垢抜けて。「全身黒」に足元だけ赤を加えるのも、大人の女性がなせるワザ!

ペンシルストライプのひざ下タイトスカート×プリントTシャツで、夏の日差しに映えるコーデに

Tシャツ(フェンディ ジャパン)、素材:コットン その他の特徴:部分的にスパンコールやビジューが施された、ゆったりとしたサイズ感のイラストTシャツ。ユニセックスなアイテムとしても着用可能。スカート・サングラス・バングル(フェンディ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2018年
Tシャツ(フェンディ ジャパン)、素材:コットン その他の特徴:部分的にスパンコールやビジューが施された、ゆったりとしたサイズ感のイラストTシャツ。ユニセックスなアイテムとしても着用可能。スカート・サングラス・バングル(フェンディ ジャパン) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious5月号』小学館、2018年

1970年代のトロピカルをテーマに、「ツアーTシャツ」をイメージしたというTシャツ。ボトムスにはメンズライクなペンシルストライプのひざ下タイトスカートを選んで、イン。トロピカルと正統、リラックスとドレッシーという対極のテイストを融合した着こなしで夏の陽差しに映える、シャープで知的なセクシーさを楽しんで。

黒に近い深みのあるグリーンのスカート×白Tシャツで、キリリと。

Tシャツ(ボウルズ〈ハイク〉)、スカート(ウィム ガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、バングル(デペッシュモード恵比寿本店〈ペリーニ〉)、シトラスのストール・カラのバッグ(ブランドニュース)、靴(ゲストリスト〈ルチェンティ〉) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(ボウルズ〈ハイク〉)、スカート(ウィム ガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、バングル(デペッシュモード恵比寿本店〈ペリーニ〉)、シトラスのストール・カラのバッグ(ブランドニュース)、靴(ゲストリスト〈ルチェンティ〉) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

黒に近い深みのあるグリーンのスカートで、キリリと。タイトスカートには、少しゆとりのあるサイズ感のTシャツをインすると、今っぽくこなれた雰囲気を叶えつつ、ウエストのフィットを美しく引き立てます。シンプルなコーデで女性らしい曲線美を堪能して。

ジャストサイズの白Tをマキシ丈のスカートにインしてすっきりと!

Tシャツ(クリップ クロップ〈オーラリー〉)、スカート(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉)、ピアス・チョーカー(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(ヘレンカミンスキー表参道ヒルズ店)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(クリップ クロップ〈オーラリー〉)、スカート(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉)、ピアス・チョーカー(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(ヘレンカミンスキー表参道ヒルズ店)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

トレンド感を取り入れたいときは、マキシ丈のスカートやアンクルストラップのサンダルで、足元重めのバランスを。ジャストサイズの白Tをインすることで、上半身はすっきりと。

オレンジ色のミモレ丈スカートとクリーンな白Tシャツのコンビネーションが、爽快なイメージを演出

Tシャツ(レキップ)、スカート(コロネット〈エアロン〉)、ピアス・ネックレス(マルコ・ビチェゴ ジャパン)、リング(デペッシュモード恵比寿本店〈ペリーニ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(レキップ)、スカート(コロネット〈エアロン〉)、ピアス・ネックレス(マルコ・ビチェゴ ジャパン)、リング(デペッシュモード恵比寿本店〈ペリーニ〉)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

鎖骨をわずかにのぞかせる襟元がフェミニンな雰囲気を醸し出す、まるでブラウスのような上品なTシャツ。みずみずしいオレンジ色のミモレ丈スカートとクリーンな白Tシャツのコンビネーションが、夏にふさわしい爽快なイメージを演出します。こんなハイウエストのベルト付きスカートなら、トップスはイン一択。やわらかなスカートのシルエットに響かない、薄手素材のTシャツがベスト。

コットンのTシャツ×繊細なレースのタイトスカートはネイビーのワントーンで着こなして知的な雰囲気に

Tシャツ(ebure)、スカート(wb)、ネックレス・リング(ミミ GINZA SIX店)、時計(ヴァシュロン・コンスタンタン)、バッグ(J & M デヴィッドソン 青山店) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(ebure)、スカート(wb)、ネックレス・リング(ミミ GINZA SIX店)、時計(ヴァシュロン・コンスタンタン)、バッグ(J & M デヴィッドソン 青山店) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

知的な雰囲気が漂うネイビーのワントーン。インしてワンピースのように着こなすことで、コットンのTシャツでも、夜のシーンにふさわしいエレガントさが生まれて。繊細なレースのタイトスカートを気負うことなく楽しむことができるのも、TシャツがもつハンサムなDNAのおかげ。

白Tシャツ×インパクト柄ボトムで迫力のある白の着こなし

Tシャツ(オールウェイズ〈M・fil〉)、スカート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、眼鏡(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、ネックレス・ブレスレット・リング・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(オールウェイズ〈M・fil〉)、スカート(ザ シークレットクロゼット神宮前〈シクラス〉)、眼鏡(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、ネックレス・ブレスレット・リング・時計(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2017年

インパクト柄ボトムには、爽やかかつ懐の深い白Tシャツを。裾はアウトするのもカジュアルでいいけれど、インすることで緊張感が生まれ、仕事シーンでも通用する着こなしに。

Tシャツ×スカートの大人が「インしない」おすすめコーデ


Tシャツの裾をインする着こなしで旬のムードをつくりやすい今ですが、裾を出す着こなしでも、もちろん今らしいシルエットが叶います。アウトすることで生まれるリラクシーな雰囲気やカジュアル感が、ならではの魅力。ここで押さえておきたいのが、インするときと同様にウエストのフィットを意識してみることです。アウトする着こなしでも、ウエスト周りをすっきりと見せることで、リラックス感と洗練された今気分のシルエットを両立させます。

クリーンな白のTシャツ×コットンリネンのスカートはナチュラルな印象に

Tシャツ(インドゥエリス)、スカート(コロネット〈エアロン〉)、サイモン アルカンタラのピアス・カオリ ミリネリーの帽子(ストラスブルゴ)、バッグ(エリオポール銀座〈フランシス バレンティーヌ〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(インドゥエリス)、スカート(コロネット〈エアロン〉)、サイモン アルカンタラのピアス・カオリ ミリネリーの帽子(ストラスブルゴ)、バッグ(エリオポール銀座〈フランシス バレンティーヌ〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

クリーンな白のTシャツは、夏の太陽がお似合い。コットンリネンのスカートやカゴバッグ、ラフィア帽と、天然素材を重ね心地よく。Tシャツのサイズ感は、程よいゆとりで腰で止まるくらいのものが◎。アウトスタイルならではのストレスフリーなフィット&フレアを叶えて。

Tシャツ×スカートの大人コーデのおさらい


夏の鉄板ワンツーコーデのポイントは、ウエスト周りをすっきり見せるシルエットづくりにありました。インするときもアウトするときも、ウエストの程よいフィットを意識すれば、エレガントかつ今らしいシルエットが叶い、さらに、着こなしの重心が上がるため、スタイルアップも狙えます。コーディネートを組むときは、まずウエスト位置を高めに、すっきりと設定することからスタートしてみて。簡単に旬コーデが手に入ること、間違いなし!

この記事の執筆者
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