【目次】

大人の白Tシャツコーデのポイント


時代を超えてずっと愛されてきた夏の定番アイテム「白Tシャツ」。どんなボトムや羽織りにも合わせやすく、カジュアルなこなれ感や、清潔感も与えてくれて、汎用性は抜群です。その絶対的な信頼感から、つい、あまり考えずに去年と全く同じ着こなしをしてしまっていませんか? もしかすると、それがコーディネートを古く見せる原因になってしまっているかもしれません…! 注意すべきは、シルエットやサイズ感、首元の開きなどのディテールや、着こなし。ベーシックなアイテムにこそ今の時代の空気感が反映されると心得て、毎年見直しをすることが重要です。ここでは、白Tの今らしいコーディネートアイデアをまとめてみました。アップデートすべきポイントをチェックして、今年もフレッシュに白Tを楽しみましょう!

白Tシャツ×ハイジュエリーでワンランク上の着こなしに

ラグジュアリーでいて軽やか。シンプルな白いTシャツとハイジュエリーの、太陽が似合うようなスタイリングが新鮮です。カジュアルに、風通しよく、新しい時代の気分にフィットするコーディネートのお手本をご紹介します。

幸せを呼ぶ白蛇をチョーカーで鮮やかにまとう

ネックレス『セルペンティ』(ブルガリ)、Tシャツ・スカート(ポステレガント) 撮影/生田昌士 BY:『Precious6月号』小学館、2021年
ネックレス『セルペンティ』(ブルガリ)、Tシャツ・スカート(ポステレガント) 撮影/生田昌士 BY:『Precious6月号』小学館、2021年

旬のワントーンでまとめたワンピースのような着こなし。Tシャツのネックラインに自然にフィットするジュエリーで圧倒的な存在感を。大きさの異なるダイヤモンドを全面にあしらったネックレスがTシャツスタイルを一気にラグジュアリーに。

Tシャツの胸元に大きなインパクトを残して

ネックレス『アブストラクト スター ネックレス』(TASAKI)、Tシャツ(マスターピースショールーム〈サイ〉)、パンツ(三喜商事〈ステファノ モルタリ〉) 撮影/生田昌士 BY:『Precious6月号』小学館、2021年
ネックレス『アブストラクト スター ネックレス』(TASAKI)、Tシャツ(マスターピースショールーム〈サイ〉)、パンツ(三喜商事〈ステファノ モルタリ〉) 撮影/生田昌士 BY:『Precious6月号』小学館、2021年

大胆なパール使いで、常にサプライズを与えるTASAKIのハイジュエリーでTシャツコーデを一新。パールの白い輝きと、イエローゴールドのコントラストが洗練された雰囲気を醸し出す。

「BIGな白Tシャツ」の辛口シンプルコーデがおすすめ

リラックスしたムードの着こなしが流行していることから、白Tシャツも大きめサイズを愛用するセレブが多く見かけられています。カジュアルなアイテムでも若いイメージにはならず、大人のリッチさを十分演出できるので、必見です。スタイリッシュに取り入れていたお手本にしたい3人は、ステイシー・マーティン、ヴィクトリア・ベッカム、サラ・ハリスです。旬の雰囲気抜群なのに着やすく、こなれたおしゃれが楽しめるコーデをチェックしましょう。

■1:ステイシー・マーティンは…×ブラックデニムで切れよく大人のシンプルカジュアルを完成

首元にはゴールドのボリュームネックレスをプラス。ゴールドの輝きがリッチさを盛り上げます。
首元にはゴールドのボリュームネックレスをプラス。ゴールドの輝きがリッチさを盛り上げます。

イタリア、ベニスの空港で見かけられた女優、ステイシー・マーティンのコーディネート。ベーシックな白Tに黒デニムを合わせて。やや長めの丈なので、フロントをインしています。そうすることでウエストはすっきりと、さらに腰位置も高く見せられるので、脚長効果も期待できます。足元にはコーディネートと同じホワイト×ブラックのバレエシューズを取り入れ、着こなしの配色をリピート。これによってトータルでまとまった印象に仕上がります。モノトーンならリッチかつスマートさが高まって、Tシャツとは思えないほど、洗練ムードが漂うのでおすすめです。

■2:ヴィクトリア・ベッカムは…ロングスカートをこなれた印象にクラスアップさせる白Tのサイズ感

いつもヒール靴が多いヴィクトリアですが、この日はフラットなスポーツサンダルを合わせていました。軽快なムードが高まります。
いつもヒール靴が多いヴィクトリアですが、この日はフラットなスポーツサンダルを合わせていました。軽快なムードが高まります。

シンプルな大人のモードが得意なヴィクトリア・ベッカムは、N.Y.でキャッチされていました。白のBIGサイズのTシャツにロングスカートを組み合わせて、クールフェミニンに。スカートは腰まで落として、BIGサイズのTシャツをインしてもバランスよくまとまっています。だらしなく見えないのは、Tシャツの袖を折り返してやや短く調整し、自分にとっていちばんいい袖丈をつくり出しているからです。こんな細かなTシャツのアレンジにより、超ロング丈のスカートでも重たく感じさせていません。ボリュームあるボトムには、タイトなトップスを合わせがちですが、大きめなTシャツをアレンジして合わせるのが今っぽく新鮮です。

■3:サラ・ハリスは…ボトムスもゆるりとさせれば今どきのリラックスムードが冴え渡って

あえてノーアクセでブレスレットタイプの時計だけを投入。これが全身にリラックス感をもたらすのにひと役買っています。
あえてノーアクセでブレスレットタイプの時計だけを投入。これが全身にリラックス感をもたらすのにひと役買っています。

VOGUE UKでエディターとして活躍し、世界中のコレクション会場でSNAPされているサラ・ハリス。N.Y.での着こなしは、BIGサイズの白Tに淡いイエローのパンツをコーディネートしていました。白Tの大きさに合わせて、パンツもオーバーサイズかつ長めの丈でリラックス感十分です。白と淡いトーンの色合わせなので軽やかさもあり、白Tの清潔感が強調されて見えます。またボディラインが泳ぐほどのサイズのため、逆に女性らしく華奢さが際立っているところも見逃せません。足元はあえて黒のスポーツサンダルで、ピリッと引き締めて仕上げると、切れよくアクティブに決まります。

BIGサイズの白Tシャツを今っぽく着こなした3人にクローズアップしました。
トレンドに合わせて、ストレスフリーの雰囲気をつくり出すような着こなしアレンジや、ボトム合わせによって、単なるベーシックなだけに終わらず、リッチでこなれた印象に仕上げていました。
ぜひこれからはワンサイズ大きいものを取り入れて、新鮮味のあるコーデを楽しみましょう。

こなれた印象思いのまま!「BIGな白Tシャツ」の辛口シンプルコーデ3選

白Tシャツのコーデは小物使いもポイント

夏の定番カジュアルにアイコニックな白バッグで清潔なモード感を添えて

バッグ『モノグラム・サンローラン カサンドラ』・Tシャツ・デニム・シルクカシミアのストール・サングラス・ブレスレット(イヴ・サンローラン〈サンローランバイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
バッグ『モノグラム・サンローラン カサンドラ』・Tシャツ・デニム・シルクカシミアのストール・サングラス・ブレスレット(イヴ・サンローラン〈サンローランバイ アンソニー・ヴァカレロ〉) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

白Tシャツ&デニムという薄着のシンプルカジュアルは、小物使いが洗練を左右するもの。モードなセンスと清潔さ、きちんとした印象をプラスできるバッグを、さりげなく肩がけして。

経験を重ねた大人だからこそ存在感のある腕時計で余裕が漂うスタイルに

時計『ボレロ』・リング(ショーメ)、Tシャツ (トラデュイール)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈プーマ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious6月号』小学館、2019年
時計『ボレロ』・リング(ショーメ)、Tシャツ (トラデュイール)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈プーマ〉) 撮影/浅井佳代子 BY:『Precious6月号』小学館、2019年

シンプルを極めた『ボレロ』はショーメのメンズウォッチ『ダンディ』を彷彿とさせるハンサムな雰囲気も魅力。Tシャツコーデを格上げしてくれます。

白Tシャツ×パンツのおすすめコーデ


ここからは、合わせるボトム別にコーディネートをご紹介していきます。まずは、パンツを合わせた白Tの着こなし。ボトムや小物などに使う色を絞ってミニマルな印象に仕上げ、小物で女らしいスパイスを効かせるのが成功のカギ!

繊細な艶が高級感を醸す白Tシャツに、ネイビーのジレとノンウォッシュデニムを投入

Tシャツ(サンスペル 表参道店)、ジレ(マディソンブルー)、デニム(エージー ジャパン)、時計(IWC)、ソフィー ブハイのピアス・タプレイのリング(エスケーパーズ)、バッグ・靴(トッズ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
Tシャツ(サンスペル 表参道店)、ジレ(マディソンブルー)、デニム(エージー ジャパン)、時計(IWC)、ソフィー ブハイのピアス・タプレイのリング(エスケーパーズ)、バッグ・靴(トッズ・ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

着こなしは繊細な艶が高級感を醸す白Tシャツに、ネイビーのジレとノンウォッシュデニムを投入。ホワイト×ネイビー配色の知性美はそのままに、ぐっと軽やかなきちんとスタイルを演出! 大ぶりアクセサリーとグレーのバッグで涼やかなリッチ感を演出するのも大人の流儀です。

表情をつけた白Tシャツに、風合いの異なる淡色アイテムでメリハリを演出

Tシャツ(ユナイト ナイン〈カラフル スタンダード〉)、ニット(スローン)、パンツ(Theory luxe)、サングラス(アイヴァン PR)ピアス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(エドストローム オフィス〈リュニフォーム〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
Tシャツ(ユナイト ナイン〈カラフル スタンダード〉)、ニット(スローン)、パンツ(Theory luxe)、サングラス(アイヴァン PR)ピアス・ネックレス・バングル(ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク)、バッグ(エドストローム オフィス〈リュニフォーム〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

着こなしはそでをロールアップしたり、すそをたゆませたり。表情をつけた白Tシャツに、風合いの異なる淡色アイテムでメリハリを演出。さらに黒を少量効かせて、脱・膨張をかなえて。カラフル スタンダードの白Tシャツはそでも着丈も程よいゆとりがあり、メンズライクな雰囲気です。

白Tシャツを贅沢に魅せるワイドパンツ×パールネックレスの重ねワザ

Tシャツ(コロネット〈アバティ〉)、パンツ(キートン)、ベルト (アマン〈アンボワーズ〉)TASAKIのパールネックレス・ペンダント・リング・TASAKIpor RELIQUIAEのバッグ(TASAKI)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2018年
Tシャツ(コロネット〈アバティ〉)、パンツ(キートン)、ベルト (アマン〈アンボワーズ〉)TASAKIのパールネックレス・ペンダント・リング・TASAKIpor RELIQUIAEのバッグ(TASAKI)、靴(ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious8月号』小学館、2018年

たっぷりとしたパンツのシルエットに加え、上下白に統一することで得られるゴージャス感を、パールの重ねづけがさらに盛り上げる。細いベルトで、ほんの少し加えた黒が小粋な印象。

永遠の定番でもある、白Tとデニムの着こなし

Tシャツ(エンフォルド)、デニム(ヤマツゥ〈コラール〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈グッチ〉)、ネックレス(デペッシュモード恵比寿本店〈グレコ〉)、バッグ(八木通商〈ジェロームドレフュス〉)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(エンフォルド)、デニム(ヤマツゥ〈コラール〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈グッチ〉)、ネックレス(デペッシュモード恵比寿本店〈グレコ〉)、バッグ(八木通商〈ジェロームドレフュス〉)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

永遠の定番でもある、白Tとデニムの着こなし。大人が楽しむときは、構築的なデザインの一枚を選び、カジュアルを格上げして。

こっくりとしたマロン色やマスタードを重ね、ミラノマダムのように洗練を極める

Tシャツ(プレインピープル丸の内)、パンツ(コロネット〈ボリオリ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、ネックレス( デペッシュモード恵比寿本店〈ペリーニ〉)、ストール(yoshieinaba)、バッグ(ストラスブルゴ〈ザネラート〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(プレインピープル丸の内)、パンツ(コロネット〈ボリオリ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン〉)、ネックレス( デペッシュモード恵比寿本店〈ペリーニ〉)、ストール(yoshieinaba)、バッグ(ストラスブルゴ〈ザネラート〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

こっくりとしたマロン色やマスタードを重ね、ミラノマダムのように。パイソン柄のシューズやスクエアのバッグで小気味よく仕上げたい。

白Tシャツ×スカートのおすすめコーデ


スカートを合わせたコーディネートをご紹介します。パンツと違い脚のラインが出ないスカートは、ウエスト周りにフィット感を出して、すっきりと見せるのがポイントです。

程よいゆとりのあるフィット&フレアで大人の余裕を感じさせて

Tシャツ(アクネストゥディオズ アオヤマ)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス・ネックレス・バングル(TASAKI〈TASAKI〉) バッグ(エドストローム オフィス〈サイモン ミラー〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年
Tシャツ(アクネストゥディオズ アオヤマ)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、ピアス・ネックレス・バングル(TASAKI〈TASAKI〉) バッグ(エドストローム オフィス〈サイモン ミラー〉)、靴(ジャンヴィト ロッシ ジャパン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious8月号』小学館、2019年

鎖骨がのぞく女らしい白Tシャツと、アシメトリーなすそがモード感を醸すチュールスカートで、こなれたフィット&フレアシルエットに。清涼素材のバッグやきれい色の華奢ヒールで繊細な個性をトッピング。アクネストゥディオズの白Tシャツはボートネック、コンパクトなそで、広めの身幅で、着丈は短め。このバランスが着やせ効果を発揮。

スカートの洗練オーラが白のTシャツスタイルを繊細・優美に輝かせる

Tシャツ(Theory)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、靴(リエート〈サントーニ〉)、その他/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2019年
Tシャツ(Theory)、スカート(アオイ〈ファビアナフィリッピ〉)、靴(リエート〈サントーニ〉)、その他/私物 撮影/熊澤 透 BY:『Precious5月号』小学館、2019年

チュールスカートは、たっぷりギャザーを寄せた4枚重ねで、足首がちらりとのぞくロング丈。薄く、やわらかなシルバーグレーのチュールが波打ちながら重なり、響き合って醸し出す陰影がリュクスな印象の決め手! 白Tシャツやフラットシューズで気負いなく着こなせば、ヘルシーな色香と優雅さ、モード感…多彩な魅力が香り立って。若い世代の装いとは一線を画す、大人の女性らしい奥行きのある着こなしが楽しめます。

白Tに黒に近い深みのあるグリーンのスカートで、キリリと。

Tシャツ(ボウルズ〈ハイク〉)、スカート(ウィム ガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、バングル(デペッシュモード恵比寿本店〈ペリーニ〉)、シトラスのストール・カラのバッグ(ブランドニュース)、靴(ゲストリスト〈ルチェンティ〉) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(ボウルズ〈ハイク〉)、スカート(ウィム ガゼット 青山店〈ウィム ガゼット〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈ボッテガ・ヴェネタ〉)、バングル(デペッシュモード恵比寿本店〈ペリーニ〉)、シトラスのストール・カラのバッグ(ブランドニュース)、靴(ゲストリスト〈ルチェンティ〉) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

黒に近い深みのあるグリーンのスカートで、キリリと。ビジネスシーンにも合う、ハンサムで女っぷりのいい着こなし。

クリーンな白のTシャツはコットンリネンのスカートで心地よいスタイルに

Tシャツ(インドゥエリス)、スカート(コロネット〈エアロン〉)、サイモン アルカンタラのピアス・カオリ ミリネリーの帽子(ストラスブルゴ)、バッグ(エリオポール銀座〈フランシス バレンティーヌ〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(インドゥエリス)、スカート(コロネット〈エアロン〉)、サイモン アルカンタラのピアス・カオリ ミリネリーの帽子(ストラスブルゴ)、バッグ(エリオポール銀座〈フランシス バレンティーヌ〉)、靴(ファビオ ルスコーニ 六本木店) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

クリーンな白のTシャツは、夏の太陽がお似合い。コットンリネンのスカートやカゴバッグ、ラフィア帽と、天然素材を重ね心地よく。

マキシ丈のスカートなら上半身はジャストサイズの白Tですっきり

Tシャツ(クリップ クロップ〈オーラリー〉)、スカート(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉)、ピアス・チョーカー(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(ヘレンカミンスキー表参道ヒルズ店)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年
Tシャツ(クリップ クロップ〈オーラリー〉)、スカート(ヴァリアス ショールーム〈エイトン〉)、ピアス・チョーカー(ストラスブルゴ〈ソフィー ブハイ〉)、バッグ(ヘレンカミンスキー表参道ヒルズ店)、靴(リエート〈サントーニ〉) 撮影/小池紀行・宗髙聡子(パイルドライバー) BY:『Precious8月号』小学館、2017年

トレンド感を取り入れたいときは、マキシ丈のスカートやアンクルストラップのサンダルで、足元重めのバランスを。ジャストサイズの白Tで、上半身はすっきりと。

白Tシャツ×ジャケットのおすすめコーデ


ここからは、羽織り別の着こなしをご紹介します。まずはハンサムなジャケット合わせのコーディネートから見ていきましょう。アウターを羽織るときに意識したいのは、襟元のレイヤードです。クルーネックの白Tなら、どんな羽織りにも対応しやすく、今どきを叶えてくれそう。

Tシャツの上からウールシルクのダブルジャケットをさらりとはおるだけで、着こなしが決まります

ジャケット・Tシャツ・パンツ(ザ・ロウ・ジャパン)、ピアス・ペンダント・バングル(ブシュロン)、時計(ソーウインド ジャパン〈ユリス・ナルダン〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、 撮影/生田昌士(hannnah) BY:『Precious4月号』小学館、2020年
ジャケット・Tシャツ・パンツ(ザ・ロウ・ジャパン)、ピアス・ペンダント・バングル(ブシュロン)、時計(ソーウインド ジャパン〈ユリス・ナルダン〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、 撮影/生田昌士(hannnah) BY:『Precious4月号』小学館、2020年

自信と信頼を授けてくれる、ハンサムな仕立てのウールシルクのダブルジャケットを主役にしたスタイリング。Tシャツの上からさらりとはおるだけで、着こなしが決まります。肩ひじ張らずに、いつでも笑顔で輝いていたい――そんなポジティブなマインドをもつ女性にこそ、軽やかなジャケットスタイルがよくお似合い。

白T×コットンのパンツにネイビージャケットを合わせて小粋なおしゃれを

マックスマーラのジャケット・Tシャツ・エス マックスマーラのパンツ(マックスマーラ ジャパン)、バングル ヒロタカ・ハム(showroom SESSION)、バッグ(アマン〈ザネラート〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
マックスマーラのジャケット・Tシャツ・エス マックスマーラのパンツ(マックスマーラ ジャパン)、バングル ヒロタカ・ハム(showroom SESSION)、バッグ(アマン〈ザネラート〉)、靴(ブルーベル・ジャパン〈マノロ ブラニク〉) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

ともすると堅く見えがちなネイビージャケットも、フリンジ仕上げやゴールドボタンのあしらいがあれば、親しみやすさが生まれて。白Tやコットンのパンツと合わせて、余裕が漂う小粋なおしゃれを。バッグと靴をブラウントーンで統一し、イタリアマダムが愛する「ネイビー×ブラウン(アズーロ・エ・マローネ)」の配色を楽しみたい。

白Tシャツ×辛口なジャケットには鮮やかなパンツを合わせて印象に残る着こなしに

ジャケット・Tシャツ(ebure)、パンツ(エミリオ・プッチ ジャパン)、ピアス・ブレスレット(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
ジャケット・Tシャツ(ebure)、パンツ(エミリオ・プッチ ジャパン)、ピアス・ブレスレット(アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(JIMMY CHOO)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

鮮やかなパンツと辛口なジャケットで、印象に残る着こなしに。センタープレス加工が施されたパンツは、さらりとしたビスコース素材で、はき心地も抜群。トラッドが香る端正なスタイリングに、白Tシャツでこなれ感を加味。

胸元の空いた白Tシャツにジャケットを肩掛けし、女っぽさもハンサムも叶える

ジャケット・デニム(東レ・ディプロモード〈セブンティ〉)、Tシャツ(三喜商事〈ボグナー〉)、ブレスレット・時計『リフレ』・別売りカーフストラップ/日本限定色・ピアス『セルパンボエム』(ブシュロン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious7月号』小学館、2019年
ジャケット・デニム(東レ・ディプロモード〈セブンティ〉)、Tシャツ(三喜商事〈ボグナー〉)、ブレスレット・時計『リフレ』・別売りカーフストラップ/日本限定色・ピアス『セルパンボエム』(ブシュロン) 撮影/熊澤 透 BY:『Precious7月号』小学館、2019年

胸元の空いた白Tシャツにジャケットを肩掛けし、2連のロングネックレスとのコーディネートを楽しむデニムスタイル。こなれ感のあるゴールドのワイヤーブレスレットをネックレスとして着用。

ややビッグシルエットのストライプジャケットを白Tシャツに羽織って

ジャケット(アノア〈リビアナ・コンティ〉 )Tシャツ(ebure〈ebure〉)パンツ(Vince 表参道店) ピアス(片耳用)・ネックレス右から・リング(シハラ ラボ)サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈モンブラン〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious6月号』小学館、2019年
ジャケット(アノア〈リビアナ・コンティ〉 )Tシャツ(ebure〈ebure〉)パンツ(Vince 表参道店) ピアス(片耳用)・ネックレス右から・リング(シハラ ラボ)サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈モンブラン〉)、バッグ(トッズ・ジャパン)、靴(セルジオ ロッシ) 撮影/水田 学(NOSTY) BY:『Precious6月号』小学館、2019年

ややビッグシルエットのストライプジャケットは、はおりもの感覚で着られる一枚。端正でハンサムなジャケット×ラフなドローストリングパンツで、堅くなりすぎない軽やかな装いに。

白Tシャツ×ロングシャツ・カーディガンのおすすめコーデ


ロングシャツやカーディガンを羽織った着こなしアイデアをお届けします。ジャケットと同じく、こちらも白Tは基本的にクルーネックが使える様子。ジャケットよりもやわらかい雰囲気を纏えるので、スタンドカラーの白Tシャツなどを選んでも、かしこまりすぎずにトレンド感を演出できます。

白のTシャツ×パンツにヌーディカラーのロングシャツでカジュアルも端正なスタイルに

パンツ・シャツワンピース・Tシャツ(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス・リング 37,000・バングル(ホアキン・ベラオ)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ・シャツワンピース・Tシャツ(ラルフ ローレン〈ラルフ ローレン コレクション〉)、ピアス・リング 37,000・バングル(ホアキン・ベラオ)、サングラス(オリバーピープルズ 東京ギャラリー)、バッグ(ヴァレクストラ・ジャパン)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/生田昌士 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

肩ひじ張らない休日のおしゃれにおすすめなのが、ベーシックな細身パンツに長め丈ロングシャツをはおりものとして合わせるコンビネーション。ヌーディカラーのシルクジョーゼットのロングシャツが、さりげなく光を透過し、涼感をたたえます。ボタンをひとつ留めてXラインをつくり出すことで、さらにすっきりとしたバランスに。クルーネック白Tのニュートラルさが、着こなしを引き立てます。

ほんのり日に焼けた肌に映える濃厚ブラウン&爽快ホワイトで小粋なパンツカジュアルに

パンツ(rag&bone表参道店)、シャツワンピース(エスケーパーズオンライン〈ブーリエンヌ〉)、Tシャツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、ネックレス(アダワットトゥアレグ)、バングル(チェルキ〈ラクア〉)、バッグ(HAUNT代官山/ゲストリスト〈パロロサ〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ(rag&bone表参道店)、シャツワンピース(エスケーパーズオンライン〈ブーリエンヌ〉)、Tシャツ(三喜商事〈イレブンティ〉)、ネックレス(アダワットトゥアレグ)、バングル(チェルキ〈ラクア〉)、バッグ(HAUNT代官山/ゲストリスト〈パロロサ〉)、靴(ピエール アルディ 東京) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

カシュクール仕立てのシャツワンピースをゆるりと結び、清涼感のある白Tシャツ&パンツの合わせにレイヤードするだけで、洒脱な夏の装いへと進化。小物もブラウン~ベージュのトーンでシックにまとめて。

夏の日差しに映える潔いモノトーンと縦ラインのシルエットでスマートに!

パンツ(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、シャツワンピース(showroom SESSION〈サヤカ ディヴィス〉)、Tシャツ(スリードッツ青山店)、ストール(三喜商事〈イレブンティ〉)、バングル(アパルトモン青山店〈ベン アミュン〉)、バッグ(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年
パンツ(グルッポタナカ〈リビアナ コンティ〉)、シャツワンピース(showroom SESSION〈サヤカ ディヴィス〉)、Tシャツ(スリードッツ青山店)、ストール(三喜商事〈イレブンティ〉)、バングル(アパルトモン青山店〈ベン アミュン〉)、バッグ(showroom SESSION〈モダン ウィーヴィング〉)、靴(JIMMY CHOO) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious9月号』小学館、2020年

細身パンツとロングシャツでつくるモノトーンコーデは、すっきりとしたバンドカラーのロングシャツがスマートなIラインを演出。強めのストレッチがきいた黒の細身パンツは、引き締め効果も大で美脚効果が期待できます。白&黒の配色でまとめて潔く!

ガーゼのように優しいハイゲージの白Tシャツにやわらかな風合いのカシミアロングカーディガンを

カーディガン・フレンチスリーブのTシャツ・中に着たタンクトップ・パンツ・靴(ジェームス パース 青山店〈JAMESPERSE〉)、JENNY BIRDのイヤリング・ PALAのブレスレット(TOMORROWLAND) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2020年
カーディガン・フレンチスリーブのTシャツ・中に着たタンクトップ・パンツ・靴(ジェームス パース 青山店〈JAMESPERSE〉)、JENNY BIRDのイヤリング・ PALAのブレスレット(TOMORROWLAND) 撮影/長山一樹(S-14) BY:『Precious5月号』小学館、2020年

やわらかな風合いのカシミアロングカーディガン、ガーゼのように優しいハイゲージの白Tシャツ、伸縮性のあるコットンの裾リブパンツ…。素材感の異なる淡色を重ねると、シンプルがこんなにも表情豊かに。

シンプルな白Tシャツ×ニットカーディガンのコーディネートはハイウエストパンツでスタイルアップ

カーディガン(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、Tシャツ(Vince表参道店)、パンツ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、時計(ソーウインド ジャパン〈ユリス・ナルダン〉)、バッグ(アオイ〈プリニオヴィゾナ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年
カーディガン(三喜商事〈ピアッツァ センピオーネ〉)、Tシャツ(Vince表参道店)、パンツ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン〈エンポリオ アルマーニ〉)、サングラス(ケリング アイウエア ジャパン〈サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ〉)、時計(ソーウインド ジャパン〈ユリス・ナルダン〉)、バッグ(アオイ〈プリニオヴィゾナ〉)、靴(トッズ・ジャパン) 撮影/佐藤 彩 BY:『Precious4月号』小学館、2020年

すっきりとしたブルー&美脚効果の高いベルテッドのハイウエストパンツで、Tシャツ×ニットの合わせに、スタイルアップを実現!淡色でまとめて、ブルーの発色を際立たせて。寒色には、下半身をすっきり見せるうれしい効果が。 Tシャツのスタンド気味の襟元が旬感を盛り上げてくれます。

大人の白Tシャツコーデのおさらい


さまざまな切り口で白Tシャツのコーディネートをお届けしました。いろんな角度から着こなしを検証してみた結果、まず持っておくべき間違いない白Tシャツは「タイトすぎない、程よいゆとりのあるサイズ感とクルーネックデザイン」の1枚。これがあれば、かなり着回しが効きそうです。今の気分にフィットする着こなしで、今年の夏も白Tシャツコーデを楽しみましょう。

この記事の執筆者
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