シングルモルトウイスキーとは、単一の蒸留所で作られたモルトウイスキーのみを瓶詰めしたもの。そのため、蒸留所ごとの個性が際立っているのが特徴。つまり、その土地の気候や地理的状況、そして、その蒸留所の製法上の伝統などによって、それぞれ味わいが違っている。

そんなシングルモルトウイスキーの原点として、世界中のモルト愛飲家に愛されているザ・グレンリベットから、日本限定「シングルカスク2021(♯16809)22年」が登場している。馴染みのバーで、憧れていたあのバーで、夜景の美しいホテルのバーで、「ザ・グレンリベットの22年もの特別のシングルカスクを」とオーダーしたい。

誰かに語りたくなる薀蓄を秘めた全てのシングルモルトウイスキーの原点

「ザ・グリンリベット シングルカスク2021(♯16809)22年」

スコットランド北東部のハイランド地方を流れるスペイ川。その流域、スペイサイドと呼ばれる地方で産出されるモルトウイスキーは、香り華やかで、洗練された品質が特徴とされる。中でもザ・グレンリベットは、スペイサイドのリベット谷にある蒸留所が1824年に政府公認第1号蒸留所となって以来、全てのシングルモルトの原点として、世界中のウイスキー好きから愛され続けている。

創業時からの伝統を受け継ぐ製法と風土、選び抜かれた原材料、ミネラル分に富んだマザーウォータージョージーの湧水、そして熟練した職人たちの技によって生み出されるザ・グレンリベットは、モルト愛好家に認められる名酒の数々を世に送り出してきたが、近年の話題は、特定の国や地域だけで入手できる数量限定のシングルカスクを毎年発売していること。日本限定のシングルカスクは、2016年の「ザ・グレンリベット シングルカスク アルダンフ」が最初。以降、出される度に日本のモルトファンたちの注目を集めてきた。

日本限定発売「ザ・グレンリベット シングルカスク2021(♯16809)22年」

「ザ・グリンリベット シングルカスク2021(♯16809)22年」 参考小売価格¥55,000(税込)
「ザ・グレンリベット シングルカスク2021(♯16809)22年」 参考小売価格¥55,000(税込)

そして2021年、待ちに待ったシリーズ第7弾として日本限定シングルカスク「ザ・グレンリベット シングルカスク2021(♯16809)22年」が発売されている。

最初の香りから余韻まで、すべてに豊穣を感じさせる味わい

ザ・グレンリベット蒸留所に貯蔵されている膨大な数の長期熟成樽の中から、日本のための1樽として選ばれたのは、カスクナンバー「16809」。22年熟成したセカンドリフィルのシェリー樽で、この熟成年数は、日本限定シングルカスクのシリーズ中最長となる。

選ばれた1樽「16809」の中の原酒を、加水調整せずそのままボトリング。あえて冷却濾過を行わないノン・チルフィルタード製法によって、なめらかな口当たりと、原酒本来のフレーバーを生かした、豊かな味わいに仕上げているという。

そのテイスティングノートを詳しく紹介しよう。

■香り/ストロベリーとクリームを想わせる甘い香りとリッチなダークチョコレートの芳醇なアロマの後に、熟したピーチの甘さが続き、シナモンやナツメグのほのかなスパイスも感じられる
■味わい/濃厚なダークカカオ、オレンジピールの砂糖漬け、みずみずしいサルタナ(乾燥レーズンの一種)、焼きたてのフルーツローフ(ドライフルーツの入った英国の伝統的なパン)などの味わいが重なり合い、絶妙なバランスを生み出す。
■フィニッシュ/長く続くドライな余韻

テイスティングノートのとおりイメージすればするほど、その未知の味わいが恋しくてたまらなくなる。日本のウイスキーファンのために、スペイサイドのザ・グレンリベットの貯蔵庫で22年間熟成した特別な1樽から瓶詰めされた「ザ・グレンリベット シングルカスク2021(♯16809)22年」。日本販売本数は1樽分の限定450本。その希少な味わいを、ゆっくりと時間をかけて楽しみたい。

問い合わせ先

ザ・グレンリベット/ペルノ・リカール・ジャパン

TEL:03-5802-2756

この記事の執筆者
音楽情報誌や新聞の記事・編集を手がけるプロダクションを経てフリーに。アウトドア雑誌、週刊誌、婦人雑誌、ライフスタイル誌などの記者・インタビュアー・ライター、単行本の編集サポートなどにたずさわる。近年ではレストラン取材やエンターテイメントの情報発信の記事なども担当し、ジャンルを問わないマルチなライターを実践する。
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