『Precious』8月号で、連載『現代の紳士たち』にご登場くださった北村匠海さん。

主演映画『東京リベンジャーズ』が昨日公開になったほか、フジテレビ系列で放送中のドラマ『ナイト・ドクター』出演も話題の北村さんに、、ご自身の性格、プライベートについて、一問一答形式でお答えいただきました。
仕事論に迫っ前編に続き、プライベートを解き明かす後半をお届けします。本誌未公開カットを含む、Precious.jp独占です!

本誌未公開カット
本誌未公開カット
北村匠海さん
俳優
きたむら・たくみ 1997年、東京都出身。2006年に芸能界に入り、’08年、ドラマと映画に初出演。 ’11年には「DISH//」のメンバーとしてボーカル、ギターを担当。映画『君の膵臓をたべたい』で、第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。7月9日より映画『東京リベンジャーズ』全国公開。英勉・監督。共演に山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、鈴木伸之、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、間宮祥太朗、吉沢 亮ほか。’22年の公開予定映画に『とんび』がある。現在フジテレビ系列で放送中のドラマ『ナイト・ドクター』(月曜日21:00~)に出演中。

--いちばん大切にしている宝物を教えてください。

ギターです! 

家には何本かあって、フェンダーとか、ギブソンとかメジャーなものもあるんですけど、SUGIとか…あの、これはすごくマイナーなブランドで、物好きが好むといわれるものです(笑)。いいんですよ、音が。

--ギターの音のよさとは?

深い音。ギターってやっぱり素材である木なんですよ。どんな木を使っているのかとか、この木のここが、これだけ削れているからこういう音がするんだとか、1本、1本、全然違って…。

--カレーをこよなく愛していて、ご自分でよくつくられると聞いています。どういうカレーですか。

いろいろつくります。今日は中華風のスパイス・カレーを作ってみようとか、気分なんですよ。そのためにテンパリングという作業をするんですけど…

テンパリングというのは、油の中にスパイスの実を入れて、香りを引き出す作業のことなんです。どんな香りのカレーにしたいのかで違ってくる。たとえばローリエとか、カルダモンとかいろんなスパイスがありますよね。中華風にしようと思ったら、八角とか、ホアジャオ(花椒)とかを入れたり、モロッコで買ってきたシナモンも加えてみようかなとか。自分流にアレンジして。そこに肉とか加えて煮込んでいくんです。

--それは本格的。レシピがあるわけではなくて自分流で作られるということですね。

常に直感で作ります。料理のレシピってカップ計量して何グラムとか、細かくありますけど、ああいうのってあまり好きじゃなくて…。僕には計量しないという掟があります(笑)。

自分で言うのもなんですが、味は美味しいと思う(笑)。いつか必ず『カレー屋さん』を開きたいという夢があるんですよ。こじんまりしていい感じのお店。僕も厨房に入って。

北村匠海さん
ジャケット¥425,700・シャツ¥78,100・パンツ[チェーン付き]¥118,800・靴¥132,000・ リング[すべてセット]¥121,000/参考価格 (ジバンシィ表参道店〈ジバンシィ〉)

--食つながりで…今朝、朝食は何でしたか。

今朝は仕事でサウナに入ってきまして…。僕、サウナが大好きなんですよ。

その収録の流れで、やっぱりカレーを食べました(笑)。今日は普通の欧風カレーでしたね。

--毎日、聴いている音楽はありますか? 

これはもう断然オアシスです! 自分の人生のテーマ曲がオアシスといっていい。特に『wonderwall』!僕、ブリットポップの時代がすごく好きなんですよ。

邦楽なら、andymoriさんやナンバーガールさん、RADWIMPSさん。野田さんの音楽性や言葉が好き。強い言葉で心に響くんです。食い入るように詞を見てしまいますね。

僕ら、伝えることが仕事ですし、芝居にしてもうまい芝居というより、どれだけ感情を伝えられるかだと思っています。

--撮影に必ず持っていくものはありますか。

チョコレート! 甘い物も好きなんです。

--最後に、女性の仕草で、好きな仕草があれば教えてください。

うーん。割ととなんでもキュンとしてしまいがちなんですけど(笑)。

髪を結んでいる様子とか好きですね。あとあくびをした時とかも。仕事がバリバリできそうな大人の女性が、ふわっとあくびをしたりする、そんなギャップも何かいいなと思ってしまいますね。

 

※掲載した商品はすべて税込です。

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この記事の執筆者
TEXT :
Precious編集部 
BY :
『Precious8月号』小学館、2021年
美しいものこそ贅沢。新しい時代のラグジュアリー・ファッションマガジン『Precious』の編集部アカウントです。雑誌制作の過程で見つけた美しいもの、楽しいことをご紹介します。
PHOTO :
秦 淳司(Cyaan)
STYLIST :
Shinya Tokita
HAIR MAKE :
佐鳥麻子
WRITING :
水田静子
EDIT&WRITING :
小林桐子(Precious)