TIMEXは165年以上の歴史をもつアメリカを代表する時計ブランドだ。日本では1986年に誕生したジョギングウォッチの名作「IRONMAN(R)」や、1992年に発表された世界初の文字盤全面発光機能Indiglo(R)ナイトライト機能によって一躍人気ブランドに仲間入りを果たし、今もTIMEXと聞いて、コスパと機能性に優れた「IRONMAN(R)」をイメージする時計ファンも多いだろう。

しかし、デジタルウォッチだけがTIMEXではない。時計製造の長い歴史の中で、1890年代にベストセラーになったポケットウオッチ「ヤンキー」、第一次世界大戦が起こった1920年代に登場した軍用ウオッチ、1933年に誕生した世界初のミッキーマウスウォッチなど、アメリカの世相や文化を反映する数々のマイルストーンを生み出してきた。

多くのアーカイブの中で、現代の時計ファンにも絶大な人気を誇っているのが、機械式から電池式(クオーツ)へ本格的に移行する1970年代に生産されたクオーツ時計だ。2019年には当時のモデルを最新の技術で復刻した「Q TIMEX」が登場し、レトロフューチャーなスタイルが時計好きを魅了し大ヒットとなった。

今回この「Q TIMEX」から、初めての日本限定モデル「Q TIMEX Japan Limited Edition」がリリースされた。1970年のプロダクトデザインの真髄を損うことのない解釈と、深いオマージュによって、これまでにない魅力がプラスされている。

TIMEXの歴史から生まれた傑作アーカイブを復刻

オレンジ針が際立つメリハリのきいた日本限定モデル「Q TIMEX Japan Limited Edition」

側面を漆黒にすることで立体感が際立つ。カレンダーによって実用性も高い。SPEC ●ムーブメント:クオーツ●ベルト素材:織り込みステンレススチールブレス(アジャスター付き)●機能:デイデイト表示(英語・スペイン語併記)、ドーム型アクリル風防、蓄光(時分針、アワーマーカー)、電池交換用ハッチバック ¥24,200 ※タイメックス公式オンラインストア、Amazonにて先行発売中。税込、9月24日一般発売予定。

1979年に発売されたオリジナルのベースデザインやサイズには手を加えず、シンプルで視認性とルックスを両立するワントーンのベゼルを採用。側面はアルマイト加工で漆黒に仕上げている。漆黒の文字盤にはホワイトのルミナス蓄光インデックスを配し、スポーティーかつアクセントとなるオレンジ色の秒針を使っている。

定番となる「Q TIMEX」のDNAはそのままに、より日常使いに取り入れやすいモデルとなった。カジュアルなコレクションに加えてみてはいかがだろうか。

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ウエニ貿易

TEL:03-5815-3277

この記事の執筆者
主にモノ雑誌を中心に’80年代から活動するライター。トレンド製品や斬新な着想から生まれたガジェット全般の執筆に取り組む一方で、腕時計やバッグ、シューズといった、男の逸品をテーマにした記事も手がけている。
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