数年前からじわじわと注目されつつあったノンアルコールテイストのドリンク。カクテルを「模した(=モック)」ドリンクということで「モクテル」と呼ばれるようになったのだとか。

コロナ禍の酒類の提供自粛要請などにより、一気に注目が高まり、この夏からは各地のラグジュアリーホテルのバーでも提供が始まりました。

体調や予定などにより、アルコールを取りたくないタイミングも多いもの。そんなとき、アルコールを取らなくてもバーの雰囲気を味わえるアイテムとして利用できるモクテルは要チェックですよ。

ノンアルコールでもバーが楽しめる!高級ホテルの「モクテル」3選

■1:「ティーレスカ」など、作りこんだオリジナルの3種のモクテル/W大阪

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左から「ティーレスカ」¥1,650、「デトックスクーラー」¥1,650、「クラフトロジー」¥2,300(税込/サービス料込)

マリオット・インターナショナルが世界で60軒以上を展開するWホテルの日本初進出ホテルとして、2021年3月に開業した「W大阪」。御堂筋に面するコンテンポラリーなデザインを楽しめるラグジュアリー・ライフスタイルホテルです。

ホテルのソーシャルハブとなっている「リビングルーム(LIVING ROOM)」では、3種の新メニューの提供が始まりました。

「ティーレスカ」は大阪の喫茶文化を代表するレスカ(レモンスカッシュ)と紅茶をブレンド。W大阪オリジナルブレンドを含む15種類の紅茶から、好みのフレーバーを選べます。グラスに添えたミニプランターは実は紅茶葉とローズマリーを植えこんだもの。バーナーで炙った香りを楽しむことができます。

「リビングルーム(LIVING ROOM)」のインテリアから着想を得た、料理に合うドライミクソロジー・モクテル「デトックスクーラー」。自家製ジンジャーシロップや大葉を使用するなど和のテイストながらも、刺激を忘れない情熱の一杯です。

「クラフトロジー」は流行のクラフトコーラ。W大阪のバーテンダーが共同制作したオリジナルレシピによるドリンクです。試験管の中に入った自家製シロップ、そしてピンクペッパーの実とドライオレンジを、自分で混ぜ合わせ創り上げていただくモクテルは芳醇な香りが魅力的。液体窒素を使った演出は新感覚の体験を楽しめますよ。

この他にも7種のノンアルコールドリンクメニューがあり、そのときの気分に合わせて楽しむことができます。

問い合わせ先

  • W大阪
  • 提供場所/3F「リビングルーム(LIVING ROOM)」
    提供時間/11:30~20:00
    TEL:06-6484-5812(レストラン予約)
    住所/大阪府大阪市中央区南船場4丁目1-3

■2:アルコール入りカクテルのような色合いで気分が上がる!オリジナル「モクテル」/東京ステーションホテル

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ホテルオリジナルモクテル 各¥1,500(税・サービス料込)

1915年以来、東京駅駅舎内で営業している「東京ステーションホテル」。アクセスのよさはもちろんのこと、レトロな作りと丁寧な接客で上質なホテル滞在をすることができます。

ホテルバー&カフェ「カメリア」では、アルコール入りカクテルのような色合いで気分が上がるモクテルが提供されています。

ホテルの東京駅舎をイメージした「赤レンガ」や、ホテルカラーを表現した「T.S.H」、瞬間的に空気を含ませるエアレーションという技法を使った、新感覚のミルクティー「エアレーションロイヤルミルクティー(紅茶/抹茶/ほうじ茶)」など、カメリアでしかいただけないオリジナルモクテルが勢ぞろいしています。いずれもカクテルのような色合いと重なり合う味わいを楽しむことができますよ。

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左から「トウキョウサンセット」「カメリアブルーム」「マルノウチレディー」各¥1,200(税・サービス料込)

また、2021年8月31日(火)までの期間限定で、オリジナルモクテル3種が登場しています。

東京の夕暮れ時をイメージしたという「トウキョウサンセット」。レモンの爽快感が夏らしい黄昏時の空の色が美しいカクテルは、フローラルなスミレの香りとカシスの甘みを楽しめ、食後にピッタリの甘口に仕上げてあるそう。

「カメリアブルーム」は爽やかなパイナップルやマスカットの風味に柚子茶の香りをプラス。華やかな「椿」をイメージした甘みと酸味のバランスがとれた一杯です。

丸の内で働く女性をイメージしたモクテル「マルノウチレディー」。紅茶の優雅な香りにクランベリーやザクロの甘みが合わせられており、仕上げにジンジャーエールがさっぱり感を演出しています。食事との相性も◎!

問い合わせ先

■3:シェイカーを目の前で振ってくれるノンアルコールカクテルフェア「モクテル のんあるどす~」/リーガロイヤル京都

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「モクテル のんあるどす~」

京都駅より徒歩7分とアクセスがよい「リーガロイヤルホテル京都」。伝統と格式のあるホテルは、和洋中多彩なレストランも魅力となっています。

ノンアルコールカクテルフェア「モクテル のんあるどす~」では、新商品2種が提供されています。

モクテル のんあるどす~「スカイデッキ」、モクテル のんあるどす~「サンフランシスコ」(各¥950/税・サービス料込)は共に、スタッフがお客様の近くでシェイカーを振り、テーブルでモクテルを仕上げてくれるので、バー気分が高まります。

従来から提供していた「ヴァージンモヒート」、「ゆずジンジャー」、「アランチャート」(各¥968/税・サービス料込)の3種と合わせ、計5種のモクテルを楽しむことができます。京都の雰囲気を味わえる特別なモクテルです。

問い合わせ先

■4:高たんぱくでヘルシーなノンアルコールカクテル「プロテイン カクテルズ」/ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町

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ノンアルコールカクテル「PROTEIN COCKTAILS」各¥1,800(税込、サービス料別)

東京ガーデンテラス紀尾井町の30~36Fに位置する「ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町」。ギャラリーの名にふさわしい洗練された空間で東京の街並みの眺望を楽しめるラグジュアリーホテルです。

ガラス越しに東京の夜景を望める天空のバー「スカイ ギャラリー ラウンジ レヴィータ(Sky Gallery Lounge Levita)」にて用意されているのはなんと、プロテインを使ったノンアルコールカクテル「プロテイン カクテルズ(PROTEIN COCKTAILS)」。

プロテイン[カフェオレ]とアーユルヴェーダティーを掛け合わせた「プロテイン スリング」。カフェオレ風味のマッスルフィットプロテインにリラックス効果が期待できるアーユルヴェーダティーを加えたそう。オレンジの香り引き立つモクテルです。

「プロテイン ホッパー」は、プロテイン[ソイカカオ]とスイートベリーティーをブレンドし、リキュールベースの代表的なカクテル「グラスホッパー」のノンアルコールのイメージに作られています。爽やかな酸味を楽しめます。

ラムの代表的なカクテル「ピニャコラーダ」を模した「プロテイン コラーダ」は、プロテイン[バニラ] × カモミールティー。さらにアップルピューレを加え、ココナッツ風味のまろやかな甘みを味わえます。

プロテイン初心者でもおいしくいただける柔らかな味わいのモクテル。ジムの後にはバーに行くという新しい習慣が生まれるかもしれませんね。

問い合わせ先


「モクテル」の登場で、よりホテルのラウンジやバーを楽しみやすくなりました。お酒の代わりとしてはもちろん、ちょっとした休憩のお供として、味わってみませんか。

※新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下では一部情報が変更となる可能性があります。公式HPなどでご確認ください。
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。