DIOR(ディオール)の2021-22 秋冬 オートクチュール コレクションがパリのロダン美術館で開催。壁一面が刺しゅうで覆われた、それ自体がアート作品のような会場演出が話題に。
壁一面の総刺しゅうは圧巻!ディオール2021-22 秋冬 オートクチュール コレクションはパリのロダン美術館で開催
ショー会場のインスタレーションを手掛けたのは、フランス人アーティストのエヴァ・ ジョスパン。『Chambre de Soie(シルクの部屋)』と題された作品は、ローマにあるコロンナ宮殿のインド風「刺しゅうの間」を想起させるデザインに。
彼女が描き下ろしたドローイングをベースに、インドにあるチャーナキヤ工房とチャーナキヤ工芸学校の職人たちによって、すべて手刺しゅうによってつくり上げられた全長40メートルもの没入型ギャラリー。この壮大なプロジェクトは、アイディアが生まれてから実現に至るまで、2年という月日がかかったと言います。
「手織り」がキーワード!多彩なスタイルで登場したツイード素材のアイテムなど、サヴォワールフェールが生きたルックが多数登場
見ている人との一体感を表現した今回のコレクションでは、会場装飾から抜き出してきたような連動感のあるルックが多数登場。
テーマの一つである「手織り」の素晴らしさを感じ取れるツイード素材は、コートやセットアップ、帽子など、多彩なスタイルで登場。
アシンメトリーなデザインさらに立体的に仕立てられた華麗なプリーツスカート。軽やかなシースルーシャツと合わせて優美な印象に。
手作業で仕立てられた刺しゅうの美しさが会場とリンクするセットアップも! まるで壁から出てきたような、まさに今回のテーマを代弁するかのスタイルに注目が寄せられました。
繊細なフェザーが舞うドレスの制作過程をPrecious.jp限定で公開!
ショーの終盤で、繊細なフェザーをふんだんにあしらったエレガントなドレスが登場! こちらは、Maison Lemariéというアトリエにて、ひとつひとつ職人の手作業により制作された、ディオールならではの、卓越したヴォワールフェールの素晴らしさを感じ取れる逸品です。
エクスクルーシブな制作画像を特別公開
今回は特別に、Precious.jp限定となるエクスクルーシブな制作画像をお届けします。
一点一点手作業で仕立てていく作業は、職人技術の素晴らしさを証明する繊細な工程です。着用したモデルが歩くたびに風をはらんで軽やかに舞うフェザーのドレスは、ランウェイの中でもひと際光る存在感を放っていました。
動画でもう一度チェックを!
ディオールならではの圧巻の世界観が話題を集めた、2021-2022 秋冬 オートクチュール コレクション。ぜひ、ショー動画をじっくり堪能してみてください。
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- (C)ADRIEN DIRAND(C)SOPHIE CARRE(C)Jean Pierre Ollier
- WRITING :
- 池尾園子
- EDIT :
- 石原あや乃