ストレスフリーなカジュアルスタイルが注目を集めています。オンとオフの境が曖昧になり、カッチリし過ぎない抜け感のある着こなしが主流になってきていますが、ときには前向きな気分を後押ししてくれるような、ちょっと緊張感のある装いが、新鮮に思えることも。

そんなテンションのときに取り入れたいアイテムが「ベルト」です。キリッとコーディネートを引き締め、バランスよく仕上げてくれるこの小物を、効果的に使った3人をみていきましょう。

■1:ジェニファー・ローレンスは…細ベルトでウエストを強調しレディなムードを高めて

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オーバーサイズのサングラスが淑女のオーラを放っています。

2021年7月、フランス・パリのファッションウィークに現れた、女優のジェニファー・ローレンス。細かいドットに気品が溢れるシャツワンピースを正統派なムードでクラシカルに着こなしていました。

ワンピースはスカートがフレアに広がるシルエット。ロゴが確かな存在感を放つ黒ベルトをすることによってウエスト位置の高さ&細さを際立たせ、バランスのよさを引き立てています。足元には黒のパンプスでドレッシーなムードをキープ。かかとがのぞくバックスリングなので、重苦しくなることなく軽快に仕上がっています。

■2:レティシア王妃は…トップスのなかから一色をセレクトして、統一感を

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ゴールドのピアスとリングだけ、のミニマルなアクセサリー使いが品格のオーラを放ちます。

スペイン・マドリードでキャッチされたレティシア王妃は、太陽の日差しに映える白パンツを華やかなトップスに合わせて、エレガントなスタイルを楽しんでいました。トップスはブルー、ベージュ、黒の柄。白ベースなのでパンツとの相性抜群です。清涼感があり夏にぴったりな白ですが、気をつけないと、コーディネートによってはボンヤリみえてしまうことも。

レティシア王妃のように、ベルトでしっかりウエストマークすれば、切れ味よく着こなすことができます。このとき、トップスの一色をリピートすることで全身に統一感が生まれます。

同じく白の、ヒール付きエスパドリーユを合わせて、さらなる脚長効果を叶えています。

■3:キャロライン・イッサは…ふんわりワンピに洗練された女性らしさをプラス

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花のついたサンダルが可憐な雰囲気。

ファッションディレクターのキャロライン・イッサはロンドンで、上品フェミニンなスタイリングを披露していました。

たくさんのギャザーでたっぷりとしたドレスはノスタルジックな雰囲気。二重のデザインが印象的なベルトでウエストマークし、グッと引き締まった印象に。バッグは服と淡いブルーでトーンを揃えて、すっきりまとめています。合わせたフラットサンダルが今っぽい抜け感を醸し出し、足元から垢抜けた佇まいを漂わせてくれています。


ベルトでバランスよく、キリッと引き締まった印象のスタイリングに仕上げた3人のスナップをご覧いただきました。ぜひ次の出社日に、スッと背筋が伸びるおしゃれの醍醐味、思い出してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子