光沢の着映え効果とひんやり涼しげなムードが漂うサテンワンピース。ロング丈のIシルエットのデザインをセレクトすると、スタイルアップ効果も期待できます。ぜひ取り入れて、サテンワンピースで絵になる夏スタイルを楽しみましょう。

■1:ソフィア・ローは…艶感ある黒を辛口のエレガンスに仕上げれば切れのいい印象に

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白のトングサンダルでメリハリを効かせ、カジュアルさをプラスしています。

スカンジナビア、ヴォーグのエディター、ソフィア・ローがコペンハーゲンで見かけられたときの着こなしです。
8月の中旬、真夏の着こなしにぴったりなキャミソール型ワンピースを愛用していました。
胸元が大きく開いたデザインに、日焼け肌がよく映えています。2本の極細ストラップは女性らしさを引き出し、ボリュームあるネックレスが華やかなアクセントに。ロング丈の黒は重たいイメージに見えることもありますが、艶を放つサテン素材ならそんな心配もなく、軽やかさを印象づけています。
足元のトングでテイストミックスすれば今っぽいスポーティーな雰囲気が高まり、モードなコーディネートが完成します。

■2:ステラ・マックスウェルは…インに白Tを投入するレイヤードでこなれ感をアップ

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足元まで白で統一すると、トータルでスマートなIラインを強調できます。

2021年6月中旬、L.A.でキャッチされたのは、ベルギー出身のモデル、ステラ・マックスウェル。コンパクトな白Tの上にアイボリーのサテンワンピースを合わせていました。
胸元にたっぷりのドレープがあしらわれたデザインは優雅さがあり、ドレスアップに最適といえます。ゴージャスなアクセサリーとともに1枚で着こなせば、サテンのリッチな艶がフォーマルなシーンにフィットするタイプですが、Tシャツとのレイヤードならこなれたニュアンスが生まれ、デイリーの装いにぴったりに。まったく違った雰囲気に印象変えできて、シーンに合わせて2パターンのコーディネートを楽しめます。白とアイボリーのワントーンということも、ラグジュアリーさを盛り上げ、着映え効果を発揮できます。
サテンワンピースを日常で着こなすときは、Tシャツとのレイヤードを楽しんでみてください。

■3:ベッティーナ・ルーニーは…ブラウン×ゴールドなら華やぎ十分な今どきモードが完成

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肩にかけたバッグのストラップが太めのゴールドチェーンということも、上半身にアクセサリー的役割を果たしています。

ロンドンを拠点に活躍するインフルエンサー、ベッティーナ・ルーニーがパリでSNAPされた日は、ブラウンのサテン素材のワンピースを着用していました。
胸の下に切り替えがあり、すらっと美しいラインをつくり出しています。黒のサテンだとわりとよく見かけられ無難な印象がしますが、ブラウンのサテンだとセンスのよさが香り、おしゃれ度の高さは抜群です。イヤリングとバッグのチェーンで、ボリュームあるゴールドを合わせると、ブラウンがラグジュアリーに格上げされ、大人の女性が理想とするモードエレガンスに仕上がります。足元は極細ストラップによって抜け感がでるヌーディーなサンダルなので、軽やかな夏らしさを演出できます。


サテン素材のロングワンピースを着こなした3人をご紹介しました。
サテンの光沢が優雅で涼しげな印象を生み出し、着映え効果抜群です。
真夏のおしゃれをモードにアップデートしたいときに最適なので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀