雑誌『Precious』表紙キャラクターの大政 絢さん。先月から始まったこちらの新連載では、花のある生活を心掛けているという大政さんが「花上手」を目指して、話題のフローリストに新たな花の楽しみ方を教わります。
今回は、「MIHO FLOWERS」主宰のフローリスト・岡本美穂さんに、燦々と降り注ぐ太陽と呼応するような鮮やかな花を日常で楽しむ方法や、花もちをよくさせるテクニックを伝授していただきました。
夏らしいカラフルな花を品よく楽しむ
Flower Data：コチョウラン、ダリア、カラー、ストレリチア、エピデンドラム、アンスリウム
Q. 暑い夏の気分を盛り上げ、かつ大人っぽいアレンジは？
「夏ならではの鮮やかな色を飾ると、元気をもらえるような気がして、花屋さんで手に取りたくなります。
生けるときに、原色を組み合わせても、大人っぽく楽しめる方法があれば知りたいです」と大政さん。
A. 新種のランをメインに大胆な色使いに挑戦を
「複雑なニュアンスを楽しめて、大人っぽく仕上がるおすすめは、色鮮やかで、花脈まで美しいコチョウラン。新種が続々登場し、珍しいタイプが人気を集めるようになりました。特に、『加藤洋ラン園』が手掛けるランは個性豊かで、今までにないような、深みのある色が魅力です。
そんなランを主役に、夏だからこそ「攻め」の姿勢をもって、あえて鮮やかな色の花を重ねて。花器も透明なタイプではなく、色づいたものを合わせると、新しい表情が生まれます。こまめに水換えしてケアすると、１か月ほど長もちするのもランの魅力です」（岡本さん）
「個性的なランのアレンジを飾ると、部屋の空気が一変することを実感。ヒマワリにつぐ、夏の新たな定番として取り入れたいです」（大政さん）
～今回教えていただいたフローリスト～
岡本 美穂さん
フローリスト（MIHO FLOWERS主宰）
（おかもと みほ）東京・神宮前のアトリエを拠点に幅広く活躍。「花を長もちさせるには、水換えの際に台所用洗剤で花瓶を洗い、バクテリアの繁殖を避けること。花鋏を使って、茎の断面をつぶさないように切り、先端の薄皮を削いで吸水力を上げるのもポイントです。ドイツのカットガラスの工房が生み出す『GUAXS』の花瓶は、スモーキーな色味が特徴的で、中に入れた水さえも美しく演出します」。
www.mihoflowers.com
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- PHOTO ：
- 川上輝明（bean）
- EDIT&WRITING ：
- 川口夏希、小林桐子（Precious）
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