『モンブラン』は1906年の創業。優れたクラフツマンシップ×デザインの代名詞として一世紀を超える歴史を刻んできた。片や、『メゾン キツネ』はダフト・パンクの元マネージャーであるジルダ・ロアエックと建築家の黒木理也によって2002年に設立された新生ブランド。
「モンブラン×メゾン キツネ」のコレクションは1匹の赤いフォックスがアクセント!
モダンでありながらもタイムレスなファッション・ブランドである「Maison Kitsuné」を筆頭に、世界の最先端の楽曲を様々なプラットフォームで送り出すミュージックレーベル「Kitsuné Musique」や、 コスモポリタンな空間でこだわりの味を提供するサードウェーブ系のカフェ「Café Kitsuné」など、多種多様なカルチャーを発信している。
この2つのブランドのコラボレーションによる新たなコレクションが生まれる、というニュースが流れたときには、意外!という気がしたが、蓋を開けると、両ブランドのよさが見事に融合した躍動感のある品々が目の前に。
愛すべきニュークラシックなレザーアイテム
コレクションの中心となるのは、前述したように、フィレンツェにあるモンブランの工房で製作されるレザーアイテム。マテリアルは、モンブランの定番レザーコレクション「モンブラン サルトリアル」で使用されているしなやかなサフィアーノ プリント レザー。
イタリアレザーならではの発色の良さと、つややかで立体感のある素材が特徴となっている。ことに注目を集めたのが、レザーの全面に散りばめられた、Maison Kitsunéの象徴であるフォックス(キツネ)のアイコニックなデザイン。どんな装いにも映えるシックなブルーの濃淡で描かれたフォックスの群れ。その中に、ひとつだけ描かれた「Montblanc」の文字の入った赤いフォックス。それが程よいアクセントになって、美しく映える。
ここでは、オン/オフともに活躍するバーチカルトートとクラッチ、カジュアルなスタイルに似合うスリングバックパックを紹介した。かつてないニュークラシックなレザーアイテムは、長く愛用し続けたい魅力に満ちている。
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- TEXT :
- 堀 けいこ ライター