【目次】
【カーキ】
ショート丈
短めブルゾンにはボリュームのあるショートパンツでバランスをとって
メンズライクになりがちなカーキのブルゾンも、極薄で肌当たりが柔らかなら、カジュアルとは一線を画した大人顔に。着丈が短いので、ボトムはショートパンツでバランスをとって。レザーを選べば、高級感が加味される。
カーキ×ネイビーのハンサムな色使いで大人のスポーツルックに
ホテルのジムで体を動かし、アクティビティのクラスでハイキング体験へ…。ウインドブレーカーやレインウエアの役割ももつ、アノラックタイプのパーカがあると、早朝や夕方などの気温の変化にも対応できる。ブルーのスニーカーで爽やかに。
ロング丈
オリーブグリーン×キャメルのメンズ配色は襟元のスカーフで彩りを!
アウターは、ゴム引き素材ならではのマットな発色のオリーブグリーンが上品。そでを折り返すと、レザーテープのトリミングがのぞく。
今年らしいボリューム感をもつロングコートは、インナーとボトムを同系色にまとめ、端正に着こなしたい。
ミックスファー使いが贅沢な洗練ダウン
スポーティなカーキのダウンコートは、ポケットにあしらわれたフォックスファーとフード内側のラビットファーで、ラグジュアリーな雰囲気が漂う一着。ウエストの絞りや太もも丈で、もたつかずきれいめに着こなせるのもうれしい限り。
【黒】
ロング丈
精悍なブラック×清涼なブルーでIラインを強調してスタイルアップ!
新しい生活様式に合わせて、フィリップ・リム氏が考案した「リブ・フリー」コレクションのコートは、防水・防風性を重視した機能的なデイリーウエアと呼べるもの。その精悍なブラックと対比をなすのは、ブラウス&スカートで色を揃えた清涼感あるペールブル一です。上から下に伸びる縦長のIラインが強調され、よりスタイルアップされて好印象。 オーデマ ピゲの機械式時計は雨対策にも有効なラバー加工を施したストラップに付け替えてお出かけを。
【ベージュ】
ショート丈
明るく柔らかいカラートーンでポジティブで晴れやかな気持ちに
防水・防風・伸縮性に優れた機能素材を採用した、フード付きトラベルジャケットのベージュ。そしてカシミア×シルク製のニットスカートのピンク。憂鬱な気分を吹き飛ばしてくれるのは、明るく柔らかいこんなカラーリングです。バッグやスカーフ、傘といった小物の色まで近似色でグラデーションさせると、より統一感のある着こなしが完成します。足元に合わせたオフホワイトのローファーは、雨の日に本領を発揮するラバー製。
ロング丈
ベージュマウンテンパーカー×ブラウンブラウス×黒レザースカート×黒パンプス×ベージュハンドバッグ
優美なシルクオーガンジーのブラウスに、機能性豊かなフーデッドコート、薄手のレザースカートを合わせ、軽やかなフットワークを発揮する日のスタイリング。
ベージュハット付きコート
マッキントッシュとコラボした撥水性のあるゴム引き素材のコートは、肌に溶け込むような優しいベージュに心惹かれる。別売りのハット付きのケープを外せば、シングルブレストのコートとして、シンプルに着こなすことも。
シルクの艶にリッチ感が漂う大人カジュアルの理想形
フード付きブルゾンは、深みのあるキャメルと光沢感がラグジュアリー。機能性を保つためケミカルな素材一辺倒になりがちなところ、実はシルク混といううれしい裏切りもポイント。存在感のあるジュエリーや時計を合わせることで、都会的な表情の着こなしに。
グレーハット×ベージュマウンテンパーカー×ボーダージレ×ベージュパンツ
主役のコートは、春になると心惹かれる、明るいアイボリーのフーデットコート。スポーティな印象になりがちなポリエステル素材も、フードやウエストにあしらわれたアジャスターのグログランテープにより、あくまでもフェミニンな雰囲気に。フードを外すと、スタイリッシュなスタンドカラーにデザインチェンジするので、着回し力も抜群。着こなしは、ベージュトーンの絶妙な濃淡でつくる、淡色グラデーションで、リッチ感を高めて。
【ネイビー】
ショート丈
ネイビーマウンテンパーカー×グレープルオーバー×グレーパンツ×バッグ
主役のコートは、シルクのような光沢感が美しい新素材「モノストレッチ」を使用したスポーティな一着。高めのスタンドカラーには、フードが内蔵されており、ふっくらとした丸みを帯びたボリュームフォルムが、顔周りに華やぎを添えて。すそにあしらわれたドローストリングの紐をキュッと締めると、ふんわりと優しいシルエットが生まれ、大人顔のエレガンスブルゾンに。
リラックスした着こなしも、パールネックレスやパイソンバッグを加えることで、都会的な雰囲気に。
ロング丈
ネイビーマウンテンパーカー×グリーンニット×ベージュボトムス×レザー
カジュアル巧者の女性たちの間で、いつも話題になるのは、イタリア伊達男たちの着こなしセンス。特に「スポーツアウター」は、洒脱な彼らの真骨頂。肩の力の抜けた着くずしや、シックな色を印象的に見せる配色の巧さは、ぜひお手本にしたいところです。 たとえば、フード付き「モッズコート」の場合。そのままでは地味で武骨な印象です。そこで鮮やかなグリーンをポンと投入。この派手かな?と思うくらいの差し色が、ジュエリー以上の効果をもたらし、軽妙さを演出するのです。「ミリタリーブルゾン」は、あえてまじめなスーツやジャケットの上に重ねて、そのギャップを狙うのが、彼らの重ね着ルール。女性の場合は、堅くなりすぎないよう、白シャツ×カーディガンで、上品なレイヤードを実践してみましょう。単にメンズライクな着こなしを目指すだけではなく、大人の女性の魅力を失わないよう、どこかに優しさを加えることも大切です。
ネイビーのマウンテンパーカー×白パンツ×白スニーカー
ネイビー好きなファッショニスタがシーズンの初めに必ずチェックするというジル・サンダー。ニュアンスの異なるネイビーが必ず登場することで知られています。今シーズン、新たに加わった『エッセンシャル』は、ブランドのアイコニックなアイテムを展開するコレクション。トレンドが移り変わろうと変わらない、普遍的なデザインを提案しています。米軍の野戦用パーカーから派生したモッズコートは、軽くはおれる気楽さも魅力。スポーツテイストのトレンドを受け、スタイリッシュに進化しました。風にひるがえるシルエットの美しさに、心躍る名品です。
マウンテン・リゾートにも街にも似合う洗練スマートアウター
主役のコートは、2000年のアルペンスキーW杯でロシニョール・チームが着用した「アイサリー・ジャケット」をロング丈にアレンジしたアイコニックな一着。ブランド独自の「ストームシステムR」による防水・防風加工を施し、中綿を入れたカシミアダブルフェースの暖かく軽やかで機能的なコート。フードを縁どるブルーフォックスファーは取り外し可能。着こなしは、ウエストのドローコードを絞って、メリハリをつけたシルエットにアレンジ。
- TEXT :
- Precious.jp編集部