白Tシャツとパンツのミニマルな組み合わせは、シルエットと色選びが大切になります。

ご紹介する三人のお洒落賢者たちは、どんなTシャツを選び、どんなパンツを合わせていたか詳しく解説します。定番白Tシャツの垢抜けた着こなしをマスターして、絵になるスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

■1:アンジェリーナ・ジョリーは…優雅なベージュ合わせで凛とした表情を授ける

シンプルが絵になる、つかず離れずの今っぽいシルエット。
シンプルが絵になる、つかず離れずの今っぽいシルエット。

2021年7月22日、フランスのパリにて子どもたちと外出しているところをキャッチされた女優のアンジェリーナ・ジョリー。白Tシャツ以外全て柔らかなベージュで統一し、優雅なオーラを放っていました。

彼女が選んだ白Tシャツは、ドロップショルダーになっている薄手のリラックスタイプ。ボートネックになっているので、きちんとした印象も忘れません。合わせたボトムスは、ドライな質感が大人らしいベージュのハイウエストパンツ。Tシャツの裾をインすることで楽々スタイルアップが図れる頼もしいアイテムです。そこに同色のポインテッドトゥパンプス、ミニレザーバッグを投入しクラスアップを実現。ベージュと馴染みの良いゴールドのシンプルバングルを添え、立体感アップに繋げていました。

■2:ヴィクトリア・ベッカムは…清々しいブルーパンツを腰落としで穿いて

シルエットと色選びだけでなく、どう「着こなす」かの重要さを体現した着こなし。
シルエットと色選びだけでなく、どう「着こなす」かの重要さを体現した着こなし。

NYで目撃された、ミニマルシックな装いに定評があるヴィクトリア・ベッカム。白と爽やかなブルーという夏にぴったりな配色を活用していました。

程よいゆとりが今っぽい白Tシャツは、やや厚めの素材を選んでカジュアルの中にタフな表情をちらつかせて。袖を折って腕をすっきり見せるテクニックも参考にしたいです。選んだボトムスは、小気味良さを感じる爽快なブルーパンツ。くびれ部分ではなく、腰まで落として穿くことで途端に垢抜けた印象に着地します。

バッグは、濃いめの赤茶色をセレクト。黒だと色のコントラストが明確につきすぎますが、柔らかな赤茶色を選んだことで、爽快な上下を上品にまとめ上げることに成功しました。

■3:サラ・ハリスは…カジュアルとモードを融合させシンプルを成功させる

互いの魅力を引き立てる、薄手の白Tシャツと重ため黒レザーパンツのメリハリたっぷりな組み合わせ。
互いの魅力を引き立てる、薄手の白Tシャツと重ため黒レザーパンツのメリハリたっぷりな組み合わせ。

英国版『VOGUE』副編集長のサラ・ハリスをロンドンファッションウィーク中のストリートでスナップ。白と黒でコントラストをつける単純ルールを活用しているのに、こなれて見える理由をチェックしてみましょう。

レザーパンツを使用する前提で、白Tシャツは薄手のシンプルなものをセレクト。そうすることで黒レザーパンツとの色と素材のメリハリをたっぷりつけることができます。パンツはクロップド丈を選びつつ、甲の浅いポインテッドトゥパンプスを合わせ足首をきゅっと見せれば、黒レザーも軽やかにきまります。

ジュエリーは、耳元の小ぶりなピアスのみ。この潔さがシックなムードに貢献。


定番だからこそお洒落に見せたい。そんな願望を満たしてくれるような白Tシャツのコーディネート術をお届けしました。

太陽に似合う白Tシャツを味方につけ、夏らしさを存分に堪能してみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香