ニットの肩巻きテクニックは、立体感が上がるだけでなく視線を上に集中させることでスタイルアップを図ることもできます。

晩夏に映えるコーディネートを早速チェック。

■1:ローレン・カルーソは…ダークカラーに映える明るいニットでメリハリ付け

引き締めカラー、そしてノースリーブとパンツの組み合わせならIラインが強調されます。
引き締めカラー、そしてノースリーブとパンツの組み合わせならIラインが強調されます。

ファッションエディター、クリエイティブコンサルタントとして活躍するローレン・カルーソは、ダークカラーの装いに映えるよう、コーディネートの中で一番明るい色を肩巻きアイテムとして選んでいました。

端正な黒のノースリーブハイネックトップスと深い渋色グリーンのパンツを合わせ、落ち着いた色合わせを意識。合わせる小物も黒やブラウンなどベーシックカラーにこだわって、とことんシックにまとめています。
仕上げにホワイトのニットトップスをさらっと肩に巻けば、顔周りがぱっと明るく、そして色のメリハリがしっかりついた着こなしに。ラフに巻くことが今のムードにマッチさせる方法です。

■2:ジョヴァンナ・バッタリア・エンゲルバートは…調和のとれた色合わせで奥行きを作る

潔い脚出しは、レディなパンプスで受け止めるのが大人にとって好都合です。
潔い脚出しは、レディなパンプスで受け止めるのが大人にとって好都合です。

ファッションエディターやクリエイティブディレクターとして活躍するジョヴァンナ・バッタリア・エンゲルバート。エクリュやベージュといった柔らかな色でまとめ、上品な晩夏コーディネートを作っていました。

ミニ丈ワンピースは、品の良い柔らかなエクリュカラー、そして身幅のあるゆったりシルエットを選べば大人でも気恥ずかしくなりません。さらに奥行き演出にぴったりなベージュのニットを肩に巻いたことで、視線がそこに集中しすっきりとした脚出しスタイルも気にならない仕様に。
足元はスニーカーやフラットシューズを合わせるとやや幼い印象になるので、レディなヒールパンプスを合わせ大人らしさを追求するのが吉。

■3:ヴァレンティナ・マルズッロは…スポーツミックスでこなれたオーラを放つ

モノトーンとヴィヴィッドカラーが互いを引き立て合い、目を引く着こなしに導きます。
モノトーンとヴィヴィッドカラーが互いを引き立て合い、目を引く着こなしに導きます。

ミラノファッションウィーク中にキャッチされた、インフルエンサーのヴァレンティナ・マルズッロ。ノースリーブニットとニットカーディガンのアンサンブルを活用し、テイストミックスコーディネートの完成度をアップさせていました。

ストール感覚でさらりと肩に巻いたニットカーディガンが、ノースリーブトップスに品の良さを授けます。そこにナイロン素材のジップアップパンツとハイテクスニーカーを合わせれば、旬のテイストミックスに仕上がり垢抜けた印象に着地。

ベースがグレーと黒のモノトーンなので、ヴィヴィッドピンクのホーボーバッグを投入すれば着映え効果抜群です。


夏の装いのマンネリ解消に役立つ、ニットの肩巻きコーディネートを3選お届けしました。

ご紹介したのはニットでしたが、もちろんシャツを活用してもOKです。いつもの着こなしに足すだけで見違えるので、なんだかぱっとしない、なんて時にはぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香