「雑魚寝」の読み方、わかる?「ざつぎょしん」ではおかしいですよ!
明日、8月31日は、二十四節気の『立春』から数えて210日目となる雑節(ざっせつ)・『二百十日(にひゃくとおか)』です。
この時期は、農業や漁業に大きな影響を与える台風の多い時期、ということで、古来、注意喚起されてきた日にになります。
『二百十日』のほか、雑節には『節分』『彼岸』『土用』『八十八夜』ほかがあり、「二十四節気以外の、暦(こよみ)の目安となる日」という位置づけで考えられています。
本日は「雑節」の「雑」という字の入った難読クイズをお送りします。
【問題1】「雑魚寝」ってなんと読む?
「雑魚寝」という日本語の正しい読みかたをお答えください。
ヒント:「一部屋に大勢が入り混じって寝ること。」という意味を持つ言葉です。
<使用例>
「若い頃は、雑魚寝するような旅行でも、ワクワクと楽しかったわね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 雑魚寝(ざこね) です。
「雑魚(ざこ)」という読み方、実はそこそこの難読熟語ですが、浸透度が高いので、読める方も多かったのでは?
…さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「雑じる」ってなんと読む?
「雑じる」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「あるものの中に、別の種類のものが入りこみ、入り乱れる。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「このお料理、まずくはないけれど、ちょっと余計な風味が雑じっているような…。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 雑じる(まじる) です。
「雑」というじを「雑(ま)じる」と読む感覚、意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、「雑食」「雑味」「雑種」などは、この意味で「雑」が使用されている熟語です。
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本日は、8月31日『二百十日』の雑節にちなんで、
・雑魚寝(ざこね)
・雑じる(まじる)
などの日本語の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱