女性初の欧州銀行総裁として精力的に活動する、華々しいタイトルとキャリアを持つChristine Lagarde(クリスティーヌ・ラガルド)さん。キャリア女性が憧れる存在であり、2006年には米国の経済誌「Forbes」(フォーブス)にて世界最強の女性30にも取り上げられました。
メゾンのショーをフロントローで観覧することもあるほどファッション好きな女性としても知られ、その卓越したファッションセンスも世界中の女性から注目を浴びる要素のひとつです。
さまざまなコーディネートを取り上げられている彼女ですが、中でも会議などの登壇でたびたび着用しているのが定番のパンツスーツ。マニッシュでシンプルなデザインのパンツスーツをアクセサリーや小物で、女性らしくエレガントに仕上げています。
今回は、ラガルドさんが特に得意とする「ピアス・ブローチ・スカーフ」を一点投入するだけでパンツスーツスタイルを格上げさせる、“ラガルド流”のスタイリングテクニックに注目します。
■1:女性らしい表情へ導く「揺れるピアス」
ピンストライプのパンツスーツは、細身のジャケットにセンタープレスの入った程よい太さのパンツでマニッシュなデザイン。白シャツを合わせたスタンダードなスタイルが、より知的なムードを纏わせています。鉄板のお仕事スタイルに女性らしい要素を足すのがラガルド流。動く度に揺れるピアスが、顔まわりを華やがせています。
【ポイント】どんなシーンでも存在感を確立させる小物選び
シンプルシックなパンツスーツの装いも、ひと技プラスするのがラガルド流。大粒の揺れるピアスは、全身でもその存在感を放っていました。
■2:顔色が明るく華やぐ「プリントスカーフ」
ラガルドさんのスタイルとして定着しているのが、スカーフをコーディネートした着こなし。この日は、シックなグレーのパンツスーツに、色鮮やかなプリントスカーフを合わせました。スカーフはサイズや色柄も、バリエーション豊富に所有されているとのことですが、いつも違う“結び方”のテクニックにも注目が寄せられています。
【ポイント】表情を変化させる巻き方へのこだわり
アスコットタイ風に首元に添えただけのラフな巻き方が、スタイル全体をモダンな印象に仕立てています。ダークスーツの男性陣の中でも一際華やかな存在となり得る巧妙なテクニックは、いつものビジネスシーンで役立ちそうです。
■3:表情に輝きを灯す「ダイヤモンドのブローチ」
濃紺のパンツスーツに白シャツを合わせた究極にシンプルなコーディネートには、ダイヤモンドの輝きが際立つフラワーモチーフのブローチをプラス。シックな装いもノーブルな雰囲気に仕上がりました。
【ポイント】自身の魅力を引き出すジュエリー選び
シンプルで真面目なだけになりがちなネイビーのパンツスーツこそ、ダイヤモンドの輝きが引き立ちます。その効果を最大限に発揮させるコーディネートで自身の魅力をも高める、そのテクニックは、真似したいポイントです。
今回は、定番のパンツスーツを格上げさせるテクニックを、小物の名手・ラガルドさんの着こなしから紐解きました。「ピアス・ブローチ・スカーフ」を効果的に使う“ラガルド流”のスタイリング術を、ぜひ参考にしてみてください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 阿部有希
- EDIT :
- 石原あや乃