『Precious』9月号では、企画「季節が変わる時、大人は『シャツ』に宿るポリシーを着る」を特集。ライフスタイルの変化に伴い、多くの人が着心地のよさをより重視するようになった今、心が回帰する先はベーシックの基本である上質な「シャツ」なのではないでしょうか。

そこで、それぞれのフィールドで輝きを放つ、プレシャスキャリア4人のシャツスタイルを拝見! 今の気分に寄り添う、彼女たちの本命の一枚とは…。

今回は「ギンザシックス」や「ソラノホテル」などのビッグプロジェクトを手掛けるデザインスタジオ「キュリオシティ」を立ち上げた宮元玲子さんの、愛用する一枚を教えていただきました。

宮元玲子さん
「キュリオシティ」プロデューサー
1969年・石川県出身。広告代理店で6年間、営業職に従事。フランス人デザイナーのグエナエル・ニコラ氏と結婚した翌年、デザインスタジオ「キュリオシティ」を共同で設立。デザイン以外のすべてのマネジメント業務をこなす。2児の母。

My Precious Shirt Story : プレシャスキャリアがシャツに託す思い

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イタリアの高級シャツメーカーの極上コットンシャツが、流行のオーバーサイズに。襟から胸元の開きが美しい、計算されたデザイン。シャツ¥74,800(ストラスブルゴ〈フライ〉)

「仕事では白か黒が基本! シャツはどこかに遊びがあるものを、着崩しながら楽しみます」(宮元玲子さん)

「仕事での服装を白か黒に推奨しているのは、パートナーの代表の考え。うちはデザイナーの肩書きも、経験も問わず皆一緒。だから着ているもので、誰が上か下か、わからないようにしたいのです」

24年前、グエナエル・ニコラ氏と共に、デザインスタジオ「キュリオシティ」を立ち上げた宮元玲子さん。「ギンザシックス」や「ソラノホテル」などのビッグプロジェクトを手掛けるスタジオには、デザイナーが30名ほど在籍。宮元さんは、デザイン以外のマネジメント業務を担っています。

「特に白シャツはたくさんもっています。オーソドックスなものより形に遊びがあるもの、サイズ感がゆったりしているもの、天然素材が基本です。白のコットンシャツはピシッとしていればフォーマルに見えるので、クライアントに会うときもほとんどシャツ。よほどのことがない限り、仕事でジャケットを着る機会はなくなりました」。

どんなシャツも自分なりのスタイルで着こなす宮元さんのファッションポリシーは、実に明確。

「シャツはノーアクセサリーで胸元を開けたり、ロング丈をアシメトリーで着たり、袖を無造作にまくったりして、ラフに着崩すのが好き。最近は、白や黒に、強い色や柄ボトムを合わせることも。年齢と共に、楽しみ方も少しずつ変わってきています」

※掲載した商品は、税込価格です。

問い合わせ先

ストラスブルゴ

TEL:0120-383-653

PHOTO :
MICHIKA MOCHIZUKI
STYLIST :
小林綾
HAIR MAKE :
yumi(TETE)
EDIT&WRITING :
兼信実加子