【目次】
プルオーバーとは
プルオーバーとはいわゆる“頭からかぶって着る”衣服を指します。ニットやパーカ、カットソーやチュニック、ワンピースなども、前身頃をボタンなどで開閉しないタイプのものは、広義にプルオーバーに含まれます。
“かぶり”で着ることのできるリラックス感や着やすさが特徴ではありますが、Preciousの世代にはリッチな素材やディテールの効いた肩や袖のデザインなど“きちんと感”も兼ね備えたアイテムも。
カットソーなどもプルオーバーに含まれる場合がありますが、カットソーはもともとはカット・アンド・ソー(cut and sew)。ニット素材などをカット(裁断)してソー(縫ったもの)として、こちらは製法から由来した言葉です。
見本コーデ【10選】
甘めのポルカドット柄は黒ブーツでキリッと
コンパクトなクルーネックの黒トップスとポルカドットのスカートで、愛らしいモノトーンルックを楽しむカーリー。フェミニンなスタイルこそ、ビターな黒のショートブーツをプラスして、バランスのとれた着こなしに。
落ち感のあるスカートはスポーティなプルオーバーで程よい甘辛バランスを
フューシャピンクのスカートは、優雅に揺れる流麗なシルエットが特徴。そんなフェミニンなボトムには、黒のシンプルニットで、スポーツテイストをプラス。サングラスや斜めがけバッグなどの黒を効かせた辛口小物も効果的。
オリーブ・カーキに清潔感のあるコントラストを与えるクリアなホワイト
ドロップショルダーが特徴的なトップスは、光沢のあるカットソー生地がつくり出すやわらかなドレープ感が美しい一着。バックスタイルがマーメイドラインになったタイトスカートを合わせて、配色とともに全身シルエットにも緩急をきかせると、洗練されたバランスに。シャンパンゴールドの甲深パンプスとジオメトリック柄バッグでモードな個性を加えて。
【パンツ】
ミニマルなシャツを格上げする凝った洗練ディテール
至高のコットンと呼ばれる、希少性の高いエジプト超長綿「フィンクス」で織った生地で贅沢に仕立てたプルオーバーシャツ。ポケットなど全体的に施された黒ステッチが、シックなアクセントに。すそに前後差のあるデザインをパンツにフロントインすることで、すっきりと着こなしたスタイルです。白&グレーの涼感配色にもインテリジェントなムードが漂います。
黒のティアードスカートとノースリーブで大人フェミニンに
艶やかなシルクニットとマットなリネンのティアードスカートの組み合わせ。質感のメリハリで魅せる黒でまとめたフェミニンスタイルは、涼しい着心地でも甘さ控えめでシックな印象。かごハンドバッグで端正な清涼感を意識しつつ、足元はスニーカーで重めに仕上げるのが、晩夏のバランスルール!
ナチュラルカラー小物で優しいラグジュアリー感を表現
夕暮れの街やほの暗い照明の店で、どんな色より映えるのが白。柔らかな配色でまとめて、その効果を最大限に引き出して。
リラックスした日常着もワントーン+プリントが新鮮
ヒップを隠すチュニック丈のプルオーバーに細身パンツで、リラックスしたカジュアルを。インナーもプリントスカーフもネイビーで統一しているので、セットアップのような一体感が味わえる。バッグと靴は、メイン色よりも一段濃い色=ここでは黒を合わせるのが引き締め役としても正解。
長時間フライトには「心地よさ」を追求した上質なリラックススタイル
ジェームス パースのアイテムを活用した、飛行機の中で過ごすときのリラックスコーデです。足元は、スーツケースの中でかさばってしまうスニーカーを往復で着用。バッグは常に両手が空くように、クロスボディがおすすめ。ジェームス パースのイージーパンツは絶妙に入ったタックの効果で、ひざが出ないのも魅力。バッグはロジェ・ヴィヴィエ、スニーカーはゴールデングースのスターター。
【+アウター】
ハンサムな女らしさをかなえる、濃色ブラックデニム
きれいめのブラックデニムは、トラッドが香るジャケットと合わせて、端正な秋スタイルに。ビターな黒が辛口おしゃれに導き、カットオフのすそデザインが足元に程よい抜け感をもたらします。
グレージュ基調の着こなしでハウンドトゥース柄を優しげに
カシミア・シルク・ウールと多彩な質感を盛り込むことで、柄に3D効果のような立体感を与えたニットプルオーバーとニットスカートを主役に。
- TEXT :
- Precious.jp編集部