「月読」という言葉、ご存知ですか?…何を表した言葉でしょう?
明日、9月21日は、2021年の『仲秋の名月』です。
『仲秋の名月』は、陰暦8月15日に出る月を指します。月の満ち欠けは暦と周期が微妙にずれることがあり、実は『仲秋の名月』が満月とは限らないのですが、今年はちょうど、満月にあたるそうですよ。…晴れて美しい月が見られると良いですね。
…というところで、本日1問目のクイズです。
【問題1】「天満月」ってなんと読む?
「天満月」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:「満月」の異名です。
<使用例>
「明日の夜、天満月を見ながら乾杯できるよう、祈ってるわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 天満月(あまみつつき) です。
「空いっぱいに光り輝く月」という意味の言葉で「満月」の異名です。大人の語彙にぜひ加えたいですね。
おうちごもりの生活をしている方が多いと思いますが、明日はお友達と「同じ月を見ながら、それぞれのおうちで乾杯」という楽しみ方も良さそうです。
…さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「月読」ってなんの事?
「月読(つくよみ/つきよみ)」とは、何を指す言葉でしょうか?以下の選択肢の中から、正しいものを選んでください。
1:天文学
2:時計
3:神様の名
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 3:神様の名 です。
「月読(つくよみ/つきよみ)」とは、『古事記』『日本書紀』に登場する日本の神様のお名前で、「月読命(つくよみのみこと)」などとも呼ばれます。
「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」の弟神で、「須佐之男命(すさのおのみこと)」の兄神にあたる「三貴神」のメンバーなのですが、
『天岩戸(あまのいわと)』や『八岐大蛇(やまたのおろち)』のように、ポピュラーな童話のモチーフとなった逸話がないので、天照(あまてらす)や須佐之男(すさのお)より、やや認知度が低そうですよね。
一般的に、「月や夜をつかさどる神様」と言わておりますので、この機に覚えてみてはいかがでしょうか?
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本日は、9月21日の『仲秋の名月』のトリビアと合わせ、
・天満月(あまみつつき)
・月読(つくよみ/つきよみ)
などの言葉をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:国立天文台ウェブサイト/『精選版日本国語大辞典』(株式会社小学館)/『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱