ベーシックカラーニットのような定番アイテムこそ、洒脱にきめて上級者なオーラを放ちたいです。ちょっとしたテクニックで着映えを叶えることができるので、ご紹介する三人のセレブたちの着こなしを是非参考にしてみてくださいね。

■1:レイチェル・ワイズは…シンプルコーデのポイントになるチルデンニットを活用

着回しやすさがありながら、単調にならない。そんなチルデンニットが重宝します。
着回しやすさがありながら、単調にならない。そんなチルデンニットが重宝します。

NYにて、ドラマ『Dead Ringers』の撮影合間にキャッチされた女優のレイチェル・ワイズ。ニットプルオーバーとパンツのシンプルワンツーは、チルデンニットを選んだことでスタイリッシュさを叶えました。

オフホワイトのニットと黒パンツという定番の組み合わせも、チルデンニットのVラインが程よいアクセントになりながら、顔周りをきりりとシャープに整えてくれます。また、トップスとパンツそれぞれ程よいゆとりがあるシルエットをセレクトし、端正な白黒コーディネートに気負いないムードをプラス。さらにスニーカーで抜け感を宿していますが、ぱきっとシャープな白が都会的な表情を後押ししています。

■2:ジジ・ハディッドは…黒シャツの襟を覗かせるだけで上級者な出で立ちに

ニットのカラーよりも濃い色の襟を小さく効かせ、大きなインパクトをもたらして。
ニットのカラーよりも濃い色の襟を小さく効かせ、大きなインパクトをもたらして。

2021年9月10日、NYでキャッチされたモデルのジジ・ハディッド。ニットプルオーバーのインにシャツを仕込むことで、無難を脱却することに成功しました。

あたたかみのあるニットがスタイリッシュに映るのは、洗練されたグレーを選んでいるから。そこにグレージュのデニムパンツを合わせ、色の調和を意識。これだけでもコーディネートは完結しますが、インに黒のシャツを忍ばせ襟元を覗かせれば、顔周りが引き締まってきちんとした印象もアップします。小物もシャツと同じカラーを選び、まとまりよく。仕上げにヘアをぴたっとタイトにまとめれば、大人の余裕漂うかっこいいカジュアルスタイルが完成です。

■3:ロージー・ハンティントン=ホワイトリーは…対照的なモヘア×レザーで黒コーデを成功させる

ワンカラーコーディネートは異素材をミックスする、そんなルールで着映えを実現。
ワンカラーコーディネートは異素材をミックスする、そんなルールで着映えを実現。

NYの街中でスナップされたモデルのロージー・ハンティントン=ホワイトリー。王道の黒ニットは、印象的なモヘアを選ぶことで存在感を発揮。

間延びしがちなオールブラックコーディネートも、ふわふわとしたモヘアニットプルオーバー、タフな表情のレザースカートのように、真逆のイメージの素材をミックスすることで立体的に見せました。さらにスクエアトゥとチャンキーヒールの黒サンダルや大ぶりのゴールドネックレスなど、モダンな小物で装いをクラスアップ。マスクも徹底的に黒で統一しているのがさすがです。


垢抜けて見える「ベーシックカラーニット」のコーディネートをお届けしました。定番アイテムの着こなしのマンネリ解消のために、ご紹介した着こなしを是非参考にしてみてくださいね。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香