黒タートルニットの着こなしは主に3パターンあります。
1. 一枚で着る
2. アウターを重ねる
3. インナーとして活用する
今回は、この3パターンのコーディネート例を海外のお洒落賢者たちの私服からピックアップしました。
■1:デボラ・レイナー・セバッグは…一枚で着るなら華やかボトムと合わせて
パリファッションウィーク中、ショー会場の外でスナップされたデジタルクリエイター、ファッションコンサルタントのデボラ・レイナー・セバッグ。シンプルな黒タートルニットを一枚で着こなす場合、彼女のようなコーディネートなら物足りなさを感じる心配がありません。
黒タートルニットのプレーンさを頼りに、ボトムは華やかなギンガムチェック柄フレアスカートをセレクト。フィット&フレアの甘いシルエットも、シックな黒を選んだことで大人らしい表情にまとまりました。
シアーソックスや太ベルトといったアイテムでクラシカルなムードを上乗せ。小物テクを駆使してもくどくならないのは、オールブラックだからこそ成せる技。
■2:リウ・ウェンは…ビッグシルエットのジャケットを重ねて今っぽく誘導
中国出身のモデル、リウ・ウェンを北京首都国際空港にてキャッチ。黒タートルニットとストレートデニムパンツという定番の上下を、上に重ねるアイテムや小物を使って今っぽくアップデートしていました。
黒タートルニットの大人らしさにマッチするよう、デニムパンツは濃いめブルーを選ぶと一体感が生まれる上に、秋らしい雰囲気に着地します。そこにビッグサイズのグレージャケットを添えれば、シルエットに適度なゆとりが生まれ今どきな抜け感ある装いに。さらに旬の重厚感あるブーツを加えれば、トレンド感が上乗せされてぐっと垢抜けます。
またきゅっとまとめたヘアスタイルに、べっ甲フレームのアイグラスがタートルニット×ジャケットによくマッチして、着こなしの完成度がアップしました。
■3:イリーナ・ラキチェヴィックは…首元の黒を効かせて甘い装いを引き締め
インフルエンサーのイリーナ・ラキチェヴィックをロンドンファッションウィーク中のストリートで目撃。バランスよく黒を散らしたことで、甘い着こなしをきりっと引き締めることに成功しました。
フリルやパフスリーブがフェミニンな白ブラウスに、ベージュとブラウンのチェック柄パンツを合わせ秋ムードを演出。このワンツーだと甘さが強い印象ですが、黒タートルニットを忍ばせ首元から覗かせたことで、顔周りがたちまちシャープになり糖度控えめな印象になります。さらに太ベルト、スタッズシューズのようにスパイシーな黒小物をプラスすれば、モードさが好都合な秋のフェミニンスタイルが完成です。
黒タートルニットの着回し幅が広がる、3パターンのコーディネート例をご紹介しました。タイムレスに活躍するこのアイテムに鮮度を宿し、秋のお洒落を楽しんでみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香