2021年度「ロレックス賞」受賞者を発表
「ロレックス賞」は、世界初の防水腕時計『ロレックス オイスター』の誕生50周年を記念して、1976年に創設されました。
世界の知識を深め、環境を保護し、生物や種の保存を助け、人類の福利の向上をめざす革新的なプロジェクトを推進する優れた個人を顕彰し、支援を続けてきました。これまで受賞者は150人を数え、新たに2021年度の受賞者5人が加わりました。
5人の受賞者が取り組む先駆的なプロジェクトは、未来を再構築する可能性を秘めています。気候変動による問題の解決に挑む受賞者2人の活動をご紹介します。
ヒンドゥ・ウマル・イブラヒムさん(チャド出身)
ヒンドゥ・ウマル・イブラヒムさんは、先住民から受け継がれてきた知識を活用して、アフリカ・サハラ砂漠南縁部のサヘル地域の天然資源のマッピングを行い、気候変動による民族間の対立を防ぐ取り組みを行っています。
ジーナ・モズリーさん(イギリス出身)
ジーナ・モズリーさんは、北極圏の気候変動に関する知識を深めるため、地球最北端の洞窟を探索する初の遠征隊を率いることを目指しています。
このほか、アメリカ、ネパール、ブラジル出身の、社会起業家、環境活動家、海洋科学者が受賞しています。
2021年「ロレックス賞」受賞者に関して、『ロレックス』コミュニケーション&イメージ部門のディレクターであるアーノルド・ボッチ氏は
「『ロレックス』は、持続可能な地球 “パーペチュアル プラネット” の実現に向けて、一端を担う責任があることを長年、認識してきました。未知の世界に挑み、未開の地を発見するというよりも、新しいタイプの探検家たちは地球を守ることに尽力しています。5人の受賞者たちは、このような未来の守護者の典型なのです」
とコメントしています。
5人の受賞者には、『ロレックス』からプロジェクトのための資金が提供されるほか、「ロレックス賞」によって世界的に認知が高まることで、さらなる支援が得られるなど、様々なメリットがあります。
2021年度の受賞者の詳細は、こちらのサイトに詳しく掲載されています。気になる方はぜひチェックを。
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- Precious.jp編集部