レザー素材は、色や光沢にこだわり「しなやかさ」を意識すると上品な印象に導くことができます。ご紹介するファッショニスタたちが選んでいたレザージャケットをチェックしてみましょう。

■1:リウ・ウェンは…ノーカラーデザインで上品な印象を助長する

それ一枚で様になる、こだわりのジャケットでシンプルカジュアルな装いをアップデート。
それ一枚で様になる、こだわりのジャケットでシンプルカジュアルな装いをアップデート。

2021年4月、上海でキャッチされた中国出身のモデル、リウ・ウェン。微光沢感のある、上質なツヤを湛えたしなやかな黒のレザージャケットを活用し、大人の余裕を感じる装いを見せました。

ジャケットは、ノーカラーを選ぶことで上品な印象を上乗せ。さらに、袖口のカラー切り替えやドローストリングのディテールがモードな雰囲気も両立してくれるので、まさに一枚で主役級のアイテムです。シンプルなカットソー、デニム、スニーカーにさっと合わせただけでも、こんなにこなれた装いに仕上がるのが高ポイント。白、アイスブルーとのカラーコントラストで、着映え効果を倍増させることに成功しました。

■2:クロエ・ハロウィッシュは…トレンチ型を選ぶことでクラシカルに魅せて

黒レザーはタフな印象ですが、トレンチ型でクラシカルさを添え、その強さを中和。
黒レザーはタフな印象ですが、トレンチ型でクラシカルさを添え、その強さを中和。

2021年10月3日、アパレルブランド『LOULOU STUDIO』の創設者兼クリエイティブディレクターのクロエ・ハロウィッシュをパリファッションウィーク中にスナップ。黒レザージャケットに旬カラーを組み合わせたモードな装いですが、トレンチ型レザージャケットを選んだことでクラシックな雰囲気が漂い、大人にとって理想のバランスに整っています。またジャケットの袖をブラウジングし、インナーのカラーを見せたメリハリアップテクニックも参考にしたいです。

パンツも黒で統一しながら、レザージャケットの光沢感のおかげで間延びしてしまう心配もなし。さらにインナーとシューズで小さく白を効かせれば、リズミカルな配色になり絵になります。

■3:ローレン・カルーソは…ベージュ=上品という直球なイメージに頼って強さを和らげて

全体を穏やかなアースカラーにすることで、上品なレザージャケットスタイルへ。
全体を穏やかなアースカラーにすることで、上品なレザージャケットスタイルへ。

コペンハーゲンファッションウィークに訪れていた、ファッションエディター、クリエイティブコンサルタントのローレン・カルーソ。黒ではなく、ベージュのレザージャケットを使うことで上品さを授けていました。さらに、ドロップショルダーのディテールで適度に脱力させ、抜け感を宿しています。

そこに白のシャツワンピース、カーキとベージュのバイカラーロングブーツを合わせアースカラーコーディネートにすれば落ち着いた印象がアップ。引き締め役は、定番の黒ではなくダークブラウンにすることで柔らかさをキープしています。


本格的な冬コートを着る前におすすめしたい、レザージャケットの装いをお届けしました。

大人に似合うバランスで、抜群の着映え効果を手にしてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香