急激に寒さが増し、冬のアウター選びが急がれる今日この頃。そこで、真っ先にチェックしたいダウンコートやダウンブルゾンを人気ブランドから厳選し、シリーズでお届けします。

伝統的な要素を保持しつつ、着やすさ、取り入れやすさを重視

1823年、英国で誕生したマッキントッシュクロスは、当時の英国人に衝撃を与えました。雨が容赦なく降り注ぐイギリスにありながら、当時の撥水といえばオイルクロス程度。コットンとコットンの間にゴムを接着する防水加工は画期的な発明でした。瞬く間に英国中に知れ渡り、イギリス王室の乗馬用コートから鉄道員までこぞって愛用。「マッキントッシュ」が名詞化したほどの人気を博します。

そんな歴史あるアウターブランドがダウンをどのようにとらえるか、興味は増すばかり。今回、取り上げたダウンアイテムは2点です。1着は軽量ナイロンを使ったトレンチコートタイプ。もう1着はインナーダウンとしても使える汎用性の高いノーカラージャケット。どちらもデイリーに取り入れやすいデザインです。この冬も、進化をためらわないマッキントッシュから目が離せません。

女性のデイリーユースを熟慮したダウンアイテム2選

■1:得意のエレガントトレンチにシート状ダウンをプラス

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トレンチダウン「タイリー」¥172,700

シート状に加工したダウン「シン ダウン」を採用し、軽量で保温性のあるトレンチコートスタイルへ。着膨れた印象を排し、得意とするトレンチのシルエットが存分に生かされています。

高密度に織り上げた、撥水性が高く軽量なナイロン素材を使用。前身ごろはすっきりと見せつつ、バックヨーク下にはギャザーを施し、ふんわりとデザイン。トレンチコート好きな女性の期待を裏切りません。

プレシャス世代の女性に似合うエレガントなシルエットを壊さず、それでいて温かく…。正統派アウターブランドのトレンチ+ダウンの新たな取り組みです。この捉え方で完成したダウンコートは、デイリーのスタイリングにすっとなじんでくれる頼もしさを感じます。カラーはこのベージュ以外にブラックの2色展開です。

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左/バックヨークにボリュームを与え、エレガントなシルエットへ。右/色違いのブラック。

■2:コロンとしたキュートなフォルムのダウンジャケット

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ダウンジャケット「カラーレス スカイ ダウン」¥64,900

可愛いフォルム!と一瞬で視線を奪う一着の、「カラーレス スカイ ダウン」。パフスリーブの丸みを帯びたフォルムの印象をそのまま生かし、包み込むようなラインのダウンジャケットへと仕上げたデザインです。

素材は肌触りのいいナイロン。そでの部分までたっぷりとダウンを入れたノーカラーのショート丈は、フレアからタイトスカートなどのアイテムとの着こなしがイメージしやすく、リアルにはおってみると抜群な相性のよさが伝わります。

これ一枚だけのスタイリングに収まらず、同じマッキントッシュのミニタリーコート「スカイパーカー」のインナーダウンにセットすれば、さらに大活躍。真冬に備える準備は完璧にそろいます。

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「スカイパーカー」(¥119,900)と組み合わせれば、防寒度がアップするだけでなく、そでのふっくらラインが映えます。

以上、マッキントッシュの新作ダウンアイテム2点をお届けしました。

英国きってのアウターブランドがダウン素材を手がけると、新しい表情が誕生します。ひとときも歩みを止めないマッキントッシュらしい仕上がりを、今シーズンもぜひお見逃しなく!

※掲載した商品は、すべて税込です。

問い合わせ先

マッキントッシュ青山店

TEL:03-6418-5711

この記事の執筆者
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