つい最近まで、米軍の戦闘服として採用されていた『M-65 フィールドジャケット』。機能性は申し分なく、ファッション性の高さも折り紙付である。また、その圧倒的な存在感から、ファッションアイコンたちからも支持され、男心をぐっと掴んで離さない存在だ。そんな“男らしさ”の象徴とも言える『M-65 フィールドジャケット』を、とことんラグジュアリーにしたのが世界最古のニットブランド「ドルモア」だ。

アル・パチーノや松田優作も愛用した『M-65 フィールドジャケット』を現代的にドレスアップ!

フィールドジャケット¥341,000(バインド ピーアール〈ドルモア〉)

「ドルモア」がつくる『M-65 フィールドジャケット』は、単なるミリタリーに留まらず、コットンモールスキンの生地に、ネイビーのカラーリングが相まって、無骨なミリタリーを知的な印象へと押し上げている。シャープなシルエットが、ミリタリーウエアとは思えないほど実に上品。

しっかりとマチをとった収納力抜群のポケットや、ウエストのドローコード、肩周りの可動域を確保するアクションプリーツなど、ミリタリーウエアとしての機能性は当然押さえているが、なんといってもラグジュアリーなファーライニングが他とは一線を画す存在だ。

滑らかな肌触りのラビットファーを使用したライニングは、真冬でも着用できる抜群の防寒性を誇り、見た目にもミリタリーウエアの出自を感じさせない非常にエレガント。

このライナーは取り外しが可能な為、コットンジャケットとして長いシーズン着用可能なのも嬉しいポイント。男がアウターに求めるすべての条件を満たした1着であることは間違いない。

バインド ピーアール

「ドルモア」の『M-65 フィールドジャケット』をスーツスタイルに堂々と合わせたい!

フィールドジャケット¥341,000〈ドルモア〉、シャツ¥39,600〈ルイジ ボレッリ〉/以上、バインド ピーアール、スーツ¥172,000(トレメッツォ〈タリアトーレ〉)、タイ¥12,980(シップス 銀座店〈プッチーニ フォー シップス〉)、靴¥81,400(リエート〈ロトゥセ〉)

そんな、「ドルモア」の『M-65 フィールドジャケット』を着こなすのであれば、スーツスタイルがおすすめだ。もちろんカジュアルに着こなしてもいいが、ここまでラグジュアリーなのだから堂々とビジネスで使いたいものだ。存在感の強いジャケットに負けないよう、ネイビーストライプのスーツで知的さを感じさせながら貫禄のある印象を演出。ブルーシャツ、ブラウンベースの千鳥格子柄のタイ、ブラウンのサイドゴアシューズと「アズーロ・エ・マローネ」のカラーリングを意識して、エレガントな着こなしを楽しみたい。

以上、「ドルモア」の『M-65 フィールドジャケット』を紹介した。人気のミリタリーウエアもここまでくるとまた違った存在に見えてくるというものだ。ここまで上品に仕立てられた1着だから、カジュアルだけでなくビジネスでも大いに活用していただきたい。

※価格はすべて税込です。

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PHOTO :
島本一男(BAARL)
STYLIST :
土屋大樹