紅葉したり、落葉する街路樹。ぐっと秋冬めいてきた街並みには「ホワイト」コーディネートがよく映えます。ホワイトの装いが単調にならないコーディネートテクニックを、海外ファッショニスタの私服からチェック。
■1:ジャネット・フリス・マドセンは…シャープな白小物で切れ良く整え、ぼんやり見えを払拭
アパレルブランド『ROTATE Birger Christensen』のクリエイティブディレクター、創設者のジャネット・フリス・マドセン。ミラノファッションウィーク中に、ホワイトの色味をわずかに変えたワンカラーコーディネートを披露しました。
ぬくもり感じるクリームホワイトのニットトップスは、刺繍ロゴがさりげないアクセントに。そこにオフホワイトのパンツを合わせグラデーションを作り、目を引くホワイトルックの軸を作りました。小物は、まろやかなホワイトを切れ味良く整えるぱきっとシャープなクリアホワイトをセレクト。ポインテッドトゥのパンプスがスタイリッシュな表情を加速させます。
■2:フランキー・マイルスは…素材と色味を変えてのっぺり見えを回避
ベルリンにて、デジタルクリエイター、インフルエンサーとして活躍するフランキー・マイルスが実践したのは、ホワイトのグラデーションと異素材ミックスのテクニックでした。
適度に身体が泳ぐシルエットが今っぽいタートルニットは、ぬくもりが灯ったようなクリームホワイトをチョイス。ざっくりとしたローゲージで、暖かさを助長します。そこにクリアホワイトのサテンスカートを合わせ、色と素材のメリハリ付けに繋げました。
足元には、去年に引き続き人気の厚底レースアップブーツをセレクト。重厚感を足すことで、軽やかなホワイトコーディネートを秋冬顔に仕上げています。
■3:リサ・エイケンは…クリアホワイトのコートを主役に、華やかに
ニューヨークファッションウィークを訪れていた、『Neiman Marcus』のファッション、ライフスタイルディレクターのリサ・エイケン。視線を奪うような、ぱきっとした華やかなホワイトコートを主役にした装いを見せました。
アウターがコーディネートの主役となる季節には、こんな清々しいホワイトコートを一つ持っておけば洗練された佇まいへ誘導することができます。そこにラウンドシェイプがモダンなホーボー型のオフホワイトバッグと、ステッチが効いた黒のサイドゴアブーツを組み合わせ、トレンド感たっぷりに着地させました。
秋冬の街中で映えるホワイトコーディネートをご紹介しました。
白は春夏のイメージが強い色だからこそ、目を引くコーディネートに仕上げることができます。ご紹介した三人のお洒落賢者をご参考に、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香