直球なクラシカルコーディネートを楽しんだり、カジュアルアイテムとミックスしたり… 着回し力が高く、お洒落への探究心を満たしてくれるツイードジャケットは是非ワードローブに一つ備えておきたいアイテムです。

■1:シルヴィア・ハッジュは…クラシカルな着こなしを絶妙な色の配置で洒落た印象に

黒で重心を上に置きつつ、白を足元に迎えれば、軽やかさが際立ちます。
黒で重心を上に置きつつ、白を足元に迎えれば、軽やかさが際立ちます。

モデル、インフルエンサーとして活躍するパリ在住のシルヴィア・ハッジュをパリファッションウィーク中のストリートでスナップ。ツイードジャケットの端正な佇まいが引き立つ、モノクロの着こなしを見せました。

シックな黒のツイードジャケットは、ゴールドボタンとスカラップのディテールがアクセントになり、表情豊かです。そこにデニムを合わせ適度なカジュアルダウンに繋げながら、ジャケットと同じ黒を選ぶことできちんと感はそのままキープ。

筒幅がやや太めの、存在感のあるクリームホワイトのロングブーツを合わせ、軽快さとスタイリッシュなムードを盛り上げました。ウェービーなハーフアップヘアとシンプルなゴールドイヤリングの合わせ技も、コーディネートのテイストによくマッチしています。

■2:カミーユ・シャリエールは…カジュアルルックに投入してこなれたバランスへと導く

クラシカルとカジュアル。そんなテイストミックスが、こなれ見えの秘訣。
クラシカルとカジュアル。そんなテイストミックスが、こなれ見えの秘訣。

第74回カンヌ国際映画祭に向かうために、コート・ダジュール空港でキャッチされた人気インフルエンサーのカミーユ・シャリエール。リラックス感が鍵のカジュアルなフライトコーディネートも、ツイードジャケットの力を借りれば垢抜けます。

白カットソー、ライトブルージーンズ、白スニーカーの王道カジュアルルックは、ぽってりと厚みのあるスニーカーを選ぶことで旬のバランスへ。そこにモノトーンのツイードジャケットをプラスすれば、テイストミックスになりこなれた印象に持っていくことができます。バッグもジャケットとマッチするクラシカルな黒ハンドバッグを選び、きりりと引き締めを実行。

■3:セリーヌ・ディオンは…スパイシーなレザーパンツ合わせでモードをひとさじ

黒を基調とした装いも、異素材ミックスにすることでのっぺりしません。
黒を基調とした装いも、異素材ミックスにすることでのっぺりしません。

NYのマンハッタンでキャッチされた歌手のセリーヌ・ディオン。モードなレザーパンツを合わせることで、クラシカルなツイードジャケットに鮮度を授けました。

トップスからシューズまで黒で統一した装いが間延びしないよう、パンツはレザー素材をセレクト。型押しデザインが、モダンさを後押ししています。また、ぴりっとスパイシーなレザーパンツだからこそ、ツイードジャケットに新たな雰囲気を宿すことにも成功しました。

仕上げにジャケットにあしらわれたベージュカラーと馴染む、ゴールドのロングネックレスをアクセントとして投入し、縦長効果をオン。引き締め効果のある黒とIライン効果でスタイルアップに繋げています。


長く愛されている「ツイードジャケット」のテイスト別コーディネートをご紹介しました。テイストを変えれば印象そのものを変えることができるので、違った表情を楽しむことができます。是非ご紹介した三人の着こなしを参考に、着回しの幅を広げてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香