「本味醂」ってなんと読む?古文書の名前ではありませんよ!
本日はまず、いきなり難読クイズに挑戦して頂きましょう。
【問題1】「本味醂」ってなんと読む?
「本味醂」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:キッチンにあるものです。
<使用例>
「煮魚は、本味醂を使うと、お砂糖だけで煮る時とは仕上がりが違うわよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 本味醂(ほんみりん) です。
実は明日・11月30日は、いい(11)みりん(30)の語呂合わせで、『本みりんの日』という記念日です。
和食に上品な甘みとコク、美味しそうなテリを加えてくれる、日本古来の発酵調味料ですね。
「本みりん」の類似調味料に「みりん風調味料」がありますが、違いはご存知ですか?
「本みりん」は穀類や麹、アルコールなどを長時間糖化・熟成したもので、14%前後のアルコール分を含みます。煮物に使用すると、アルコールの効果にによる味の浸透や素材の臭み消しも見込めますが、冷たい料理に使う際は、事前に煮切ってアルコール分をとばす…などの工夫が必要です。
「みりん風調味料」は糖類や穀類、麹、うま味調味料、香料などを調合して短期間で製造し、アルコール分はほとんど含みません。温かい料理にも冷たい料理にもそのまま使え、本みりんよりも安価です。
…さて、2問目も、調味料に関するクイズです。
【問題2】「醤味噌」って、なんと読む?
「醤味噌」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:「なめ味噌や調味料に使う、大豆と小麦で作った麹に、食塩水をまぜて造る味噌に似た食品。」の事です。
<使用例>
「醤味噌の手作りキットを取り寄せたの。いまは、毎日かき混ぜてるところよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 醤味噌(ひしおみそ) です。
「醤味噌(ひしおみそ)」…郷土料理などで発展してきた調味料ですが、昨今の発酵ブームで、例文のように、お取り寄せキットで手作りされる方もいらっしゃるようです。
「醤(ひしお)」という読み方は「梅醤(うめびしお)」「雲丹醤(うにびしお)」など、さまざまな和風調味料名に登場しますので、ぜひインプットしておいてください。
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本日は、明日・11月30日『本みりんの日』にちなんで、
・本味醂(ほんみりん)
・醤味噌(ひしおみそ)
など、調味料の難読漢字をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:東京ガスウェブサイト/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱