ダークトーンに包まれると安心する季節ではありますが「白コート」を主役にすることでモチベーションを上げてみませんか? 華やかで生き生きとした、白コート活用術を解説します。

■1:アンナ・ウィンターは…ロングダウンは白を選ぶことでスポーティなキレを授けて

定番白黒コーディネートも、白を上に持ってくることで鮮度が宿ります。
定番白黒コーディネートも、白を上に持ってくることで鮮度が宿ります。

2021年12月2日、ベルリンでスナップされたデジタルクリエイター、インフルエンサーのアンナ・ウィンター。防寒力の高いロングダウンは、白を選ぶことで新鮮に。

ともすれば無難にまとまってしまうロングダウンコートも、どこかスポーティな表情の白を選べば切れ味がよくなるので、スタイリッシュさを醸すことができます。ジップやボタンの黒が引き締め印象を叶えるので、膨張して見える心配もありません。

他のアイテムは全て黒を選び、くっきりとしたカラーコントラストをつけると白の軽やかさが一層引き立ちます。そこにトレンドのタフなレースアップブーツを合わせれば、足元に重厚感が加わってメリハリバランスがパーフェクト。

■2:キャロライン・イッサは…柄×柄のモードスタイルも白で親しみやすく

柄ワンピースと柄ブーツを繋ぐモードな着こなしで、洒落たオーラを放って。
柄ワンピースと柄ブーツを繋ぐモードな着こなしで、洒落たオーラを放って。

ロンドン ファッションウィーク中の街中でスナップされた、雑誌『TANK』の創設者兼ファッションディレクターのキャロライン・イッサ。エレガントな着こなしにモードな気分をミックスさせた彼女らしい装いで登場しました。

オーセンティックなトレンチコートも、ほんのりグレイッシュな白を選べば気分までアップデートすることができそうです。そこにスキーモチーフというユニークな柄の真っ白ワンピースを合わせ、色の奥行きをメイク。

引き締め役は、深みのあるグリーンのニットプルオーバーとダークブラウンのパイソン柄ブーツ。柄と柄をかけ合わせる上級テクニックも、白を基調としつつニットのレイヤードで柄の面積を減らすことで親しみやすく仕上げました。

■3:ミレーナ・カールは…色の奥行きをつけつつ柄アイテム投入でオールホワイトを成功させる

厳しい寒さの中でも凛とした佇まいを叶える、冬のオールホワイトルック。
厳しい寒さの中でも凛とした佇まいを叶える、冬のオールホワイトルック。

ファッション、ライフスタイルインフルエンサーのミレーナ・カールをドイツのハンブルクでキャッチ。メリハリを意識し、絵になるオールホワイトコーディネートを叶えました。

すっとした縦長シルエットで、仕立ての良さを感じるロングコートを活用して白の上品さを引き立てて。コート、パンツそれぞれオフホワイトを選べば、柔らかくぬくもりのある表情を印象付けることができます。そこにぱきっとした真っ白のシャツを合わせ、白同士が間延びするのを回避。

白地のボーダーニットトップスをストールのように肩にかけつつ、パールネックレスをプラスすれば立体感とこなれた雰囲気がぐっと高まります。


冬に映える「白コート」の着こなし方法について、海外スナップからお届けしました。

明るいカラーをまとえば、寒さに縮こまった背中もしゃんと伸びそうですね。是非、アウターコレクションの中に白を加えてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香