冬おしゃれに欠かせないコートですが、寒い時期が続くと着こなしがマンネリ化してしまうのが悩みのひとつ。
今回は着こなしにバリエーションをつけるためのヒントとして、世界中から注目を集めるロイヤルレディーたちのコートスタイルをチェックしていきます。トレンディなアイテムセレクトや色使いのセンスでモダンに着こなすテクニックとは? 冬に着映えするコツを世界の王妃やプリンセスたちの着こなしから紐解いていきましょう。
いつもの冬コーデをアップデート!トレンディなセンスが際立つロイヤルレディーのコートスタイル5選
ロイヤルレディーが冬スタイルをスマートに演出するカギは、カラーセレクトや小物のチョイスにあるもよう。今回は世界の王妃やプリンセスたち5人のコートスタイルに注目していきましょう。
■1:【マキシマ王妃】クラシカルなケープコートをおしゃれに見せる「ブラック×ブラウン配色」
オランダ国王・ウィレム=アレクサンダーの妃マキシマ王妃が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受ける飲食業を視察。2021年12月、気温10度という比較的温かな日に、オランダ南部のゲールツルイデンベルクにあるカフェを訪問した王妃は、ロング丈のケープ風コートをまとって登場しました。
ケープ風コートにグローブを合わせたクラシカルなスタイルに、ブラウンカラーのシャツドレスをセット。ブラック×ブラウンの配色で、モダンに演出しました。脚長効果のあるヒールのブーツを合わせているのも、モードに映えする決め手に。
■2:【カロリーヌ公女】オーバーサイズのコートをブラッシュアップさせる「×トレンドのグリーンの差し色」
現モナコ大公アルベール2世の姉、カロリーヌ公女が2021年12月3日にクリスマスマーケットのオープン式典に出席。ホリデームード溢れるグリーンのベロアパンツに合わせたのは、ブラックのオーバーサイズシルエットのコートでした。
印象の強いブラックカラーのオーバーサイズコートには、インナーに明るい色を合わせてバランスを調整。ダブルボタンのコートやベロアパンツなどフォーマル映えの素材を取り入れつつ、チェーンストラップのバッグはボトムスのと色と揃えて、さりげなくトレンドカラーを意識。クロスボディーで身に着けて、程よくカジュアルにみせる大人の着こなしに仕上げています。
■3:【シャルレーヌ公妃】ディテールやシルエットにこだわったコートを「トレードマークのハットでアレンジ」
モナコ公国の君主アルベール2世の妃シャルレーヌ公妃が、モナコ大公一族が集う毎年恒例のサント・デヴォート祭に昨年家族で出席したときの一枚。競泳の元オリンピック選手という過去を持つ高スタイルの妃に映える、スリムなロングコートで登場しました。
レザーのトリミングやスリット、縦のラインのステッチなど、トレンディなディテールが際立つコートは、「ブラック×レッド」の洗練配色が潔さを感じさせます。シャルレーヌ公妃のトレードマークであるハットもブラックカラーでセットし個性をプラス。着こなしにアクセントを効かせたいときに、参考にしたいテクニックです。
■4:【ソフィア妃】スタンダードを崩したディテールデザインが印象的な「モダンなコート選び」
2021年11月1日、ストックホルムにある写真美術館のデジタルインスタレーション発足式に、スウェーデンのカール・フィリップ王子と出席したソフィア妃。この日スピーチを行った妃は、トラッド感のある細かいチェック柄のコートをまとって登場しました。
スタンダードなデザインにも見えますが。実は襟や袖、ボタンが別素材で仕立てられた、ディテールにこだわったモダンな一着。バッグはニュートラルカラー、インナーは深いトーンを合わせて全体をシックな印象に。ビジネスシーンの装いにマークしたい、知的ムードを漂わせるスタイルです。
■5:【レティシア王妃】ドレスアップスタイルをトレンディに魅せる「ブラック×ブルー配色」
スペイン王国国王のフェリペ6世とともに、新年初の公務にお目見えしたレティシア王妃。2022年1月6日、新年の軍事パレードが行われたこの日、気品漂うロイヤルブルーのドレスとブラックのコート姿で登場しました。
ボリュームのあるエレガントなロングドレスに、ショート丈のコートをセットしてスタイルアップ。ドレススタイルをトレンディに見せる、ブラック×ブルーのモダンな配色テクニックもマークしておきたいポイントです。
今回は、マンネリ化しやすい冬のコートスタイルをブラッシュアップさせるテクニックにフォーカスしました。世界が注目するロイヤルレディーたちのモダン配色やアイテム選びのコツを参考に、日常のコートスタイルをアップデートしてみてください!
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty images
- WRITING :
- 河野未奈
- EDIT :
- 石原あや乃