短靴のレースアップシューズに対して、足元をよりクラシックかつアクティブに見せるのがブーツである。アンクルブーツのほか、チャッカブーツや堅牢なタイプなど、豊富なデザインのバリエーションが揃う。レースアップの靴でも、日常的にガンガン履けるのが、ブーツの魅力だ。「ジョンロブ」「チャーチ」「エンツォ ボナフェ」などおすすめモデルを紹介する。
デザインが多彩な「ブーツ」を履き込む
ジョンロブ|レースアップのダービーブーツは絶品
「ジョンロブ」の自社生産による、堅牢なノルウェイジャン製法のコレクション第一弾として登場した注目モデル。ブランドの伝統的なスタイルを継承する木型『8695』を使い、ビスポークのアーカイブから展開されたブーツは、粗野な風情を残しながらも洗練された表情が新鮮だ。靴紐を巻き付けて履くスタイルは、エレガントかつハードな足元を作り出す。
チャーチ|紳士のエレガンスを後押しする黒のアンクルブーツ
「チャーチ」のドレスシューズを形作る、名作木型が『173』である。程よく丸みを帯びたセミスクエアトウで、ノーズのバランスも絶妙。そんな木型を使い、アンクルブーツに仕上げたのが本作だ。グッドイヤーウェルト製法を駆使し、耐久性に優れたラバーソールを使い、履きやすく、エレガントなスタイルだ。
クレマチス|丸みのあるポインテッドトウで都会的なチャッカブーツ
細かいステッチワークのアッパーや履き口のトップラインがぴったりと足首に馴染む作りなど、ビスポークに匹敵する丁寧な仕事が随所に生かされたブーツ。赤味のあるブラウンに対して、鮮やかなカラーレースが洒落たアクセントを生む。2018年のデビュー以来、隠れた人気を誇る、狙い目のチャッカである。
エンツォ ボナフェ|ベテラン名靴職人の超絶技が宿る、巧みなスタイル
レースステイの縁から履き口にかけて、繊細な表革でパイピングを施し、精悍なブラックスエードとの対比を鮮やかに見せるチャッカブーツ。品のいいセミスクエアトウで、伝統のチャッカブーツのイメージを大胆に刷新した、美しいスタイルだ。日本人の足型を意識したフォルムは、抜群の履きやすさである。
以上、多彩なラインナップの中から、極上のレースアップブーツを紹介した。日常でも気兼ねなく履けるのでオンオフの切り替えに1足いかがだろうか。足元に堅牢さだけでなく、レザー独特の色気もあるから、パンツの裾からチラ見せする着こなしも悪くはない。
※掲載商品の価格は、すべて税込み参考価格です。
- TEXT :
- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 小池紀行(パイルドライバー)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 矢部克已(UFFIZI MEDIA)